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もし、死のうと思ったら、まず俺のところに来い!

中学1年生の始業式の時、担任の先生以外に、私を遠くからじっと見ている男の先生がいました。

授業が始まった数日後、その先生が担任と一緒に教室にやってきて、一人一人の目をじっと見つめて、教室の中を歩き回りました。

そして、私の目を見て、「お前、あとで、職員室の俺のところに来い!」と言われました。

その先生の名前は、葛西先生と言います。

 

先生は自分も子供の頃からいろんなものが見えた霊の話をしてくれたあと、「お前も見えるんだろう?霊たちが?」と聞いてきました。

なぜ、そう思うんですか?

 

先生)お前を見ていると、自分がどこに居ていいのか居場所を探している目をしているし、この世の誰も信じていないことが、すぐにわかったからさ。

 

あなたの娘さんは、あなた以上に見えているのに、どうして無視するのですか?

 

先生)どうして、お前、俺の娘のことがわかるんだ?

私はその人を見た時に、関わっている人の思いや強くあなたのことを思っている人たち全員が同時に見えてしまいます。

そして、その人たちを見守っているご先祖たちの思いまで体に感じてしまう体質なんです。

 

先生)おいおい、本当か?それは、いつもか?

 

はい、いつも、どこにいても、誰にも会っていない一人の時も、同じように感じます。

ふと思っただけで、時間も場所も関係なく、「他人の思い」が私の意識の中に入ってきます。そのたびに、対応するのが面倒臭くて大変なんです。

 

先生)そういう時、自分の思いと、現実の周りの人の思いと、飛んでくる霊や先祖の思いをどうやって分けているんだ?

私は、同時に、5つまでの思いを処理できます。

そういうふうに、もともと生まれたみたいで、今回、生まれてから努力して身につけたものは何もなくて、生まれた時からあらゆる次元の、あらゆる存在たちが同時に話しかけてきますが、同時に、返答して対話しています。

 

先生)そういうことができるんだ・・・、それは、俺の力とは全く別なものだな。お前、辛くないか?

 

はい、毎日、毎時間、全ての時間が辛いです。

だから、いつも、死ぬことばかり考えてしまいます。

テレビを見ていても、お風呂に入っていても、学校で同級生と話していても、同時にそれ以外の人たちの思いが頭の中に入ってくるので、結構、邪魔くさいです。

頭にきた時は怒りますが、それ以外の時は、できるだけ話を聞いてあげています。

ただ、「何もできないよ」と言っているのに、それでも聞いて欲しい人(霊)たちがたくさんいるので、キリがないんです。

だから、死ねば少しは楽になるかと、いつも思ってしまうんです。

父にも母にも感謝はしていますが、いづれ人間は死にますし、時には親より先に死ぬ子供もいますよね。

そのほうが、自分は幸せなんじゃないかと考えてしまうんです。

先生、私は間違っていますか?間違っているなら、教えて下さい。

どう、生きればいいのか、何を目標に生きればいいのか、全く思いつかないので・・・。

 

先生)・・・・・・・・

俺も自分なりに、霊やいろんなものが見えたり聞こえたりしたが、お前のような体験はしていないので、教えることはできんな。

もし、お前に適当な嘘を言えばわかるだろうし、嘘つきと思われるのも嫌なので、正直にわからんと言っておくわ。(^^)

 

先生は、難しい大学を出ている人なので、「先生様は、絶対に素晴らしい人間だから言うことを聞きなさい。」と母は言いますが、先生になった人でも、「わからん!」と言っていいものなのですか?

 

先生)そりゃあ、人間だもの、わからん時はあるさ。

俺は嘘をつくのが嫌なので、子供の頃からわからんときは、「わからん」と言い張ったぞ!

その代わり、「わからん」と言うたびに、母親に殴られたけどな(^^)

俺の母は、今、わからなくてもいいから、「わかりました」って言うものなんだよ。

年が若い時は、体験していることも少ないので、自分の頭の中で出す答えは、大したものは出てこないものさ。

だから、歳上の人が言ったことは、わからなくても、「わかりました」と言っておいて、あとで、どういう意味なのかを周りの人たちに聞いて覚えなさいと母は教えてくれたぞ!

だから、俺にあんまり、期待するな!

俺はお前の担任じゃないのでいいが・・・、

お前、あの担任の先生、嫌いだろう?

 

はい、大嫌いです。

嘘つきだし、口ばっかりだし、家で、奥さんにもいつも怒られてるのに反省しないし・・・・。

 

先生)お前、それは言っちゃいかんわ。

俺も嫁に言われたことは、そうそう、ハイとは言えんぞ!

 

当たってるからですよね(^^)

女の人の勘てすごくて、霊能力とかじゃなくて、ご先祖か誰かが、そっと教えているみたいなんです。

だから俺も、「男は単純でいいね」と、いつも母に言われています(^^)

 

先生)いいんだ、いいんだ、男は単純バカだけど、こんな男を産んだのは、女だぞ!

だから、女たちができないことを目一杯、やりきって人生を楽しもうって俺は決めたのさ。

 

そうですか、だから、あの若くて綺麗な先生のことを狙っているんですね!

 

ん??ん、ん、ん??そんなことないぞ・・・そんなこと・・・あるな・・・(^^)

お前には、嘘はつけんもんな・・・。

まあいいじゃないか、男の遊び心だと思っておけよ。

 

はい、私は大丈夫です。

世の中の男たちはいつも同じような心で若い女性を見ているし、自分もきっと大人になったら、綺麗な女性たちを見て、キョロキョロしていると思います。

 

先生)よしよし、ところでよ、お前、今、死ぬこと考えてるか?今?

 

いいえ、今は死にたいというより、どう生きるか悩んでいるので、死を選ぶか、生を選ぶか検討中です。

死ぬ時はバッサリ、あっさり死のうと思っているのですが、ダメですか?

 

先生)まあ、死ぬ時はみんなバッサリ、あっさり、死ぬので、どうしようもないけどなあ・・・。

昔、俺の生徒も自殺したことがあってよ、誰も何も問題がないはずなのにと、学校も家族も、あら探ししていたわ。

でも、俺、そいつがいつか死ぬかもと感じていたのに、何もしてやらなかったんだ。

それだけが、心残りでよ。

だから、お前を見つけた時に、今度は頑張ってみようと思ったのさ。

死んだ生徒に申し訳ないので、俺にできることがあればいつでも言えな!

お前の「担任嫌い」は、他の先生たちも知っているので、お前の担任以外は、みんなお前の味方だぞ!

 

なぜ、そこまで俺をかばうんですか、他にもたくさん生徒はいるでしょ。

 

先生)いやな、お前にだけは言っておくが、お前の担任は、先生たちの中でも嫌われもんなのさ。

この前の会議でも、みんながまとめようとしている話を一からぶち壊しやがって、駄々っ子みたいに言い張るだけなのさ。

あれは、バカな親の教育だと思うが、俺たちは先生同士なので、正面切って喧嘩はできないのさ。

だから、お前が担任に、タンカを切っている時の話が広まって、今、先生たちの中ではお前に期待している先生たちがたくさんいるんだぞ!

だから、俺たちの代わりに、トコトン、あいつをやっつけてくれよ!(^^)

 

ちょっと、先生、それは「本末転倒」でしょ。

先生は教える人、生徒は教わる人のはずでしょ。

それじゃあ、先生と生徒が逆転するでしょ。

 

先生)いやあ、お前には参るなあ。

嘘も言えないし、誤魔化しも効かないし、言い訳もできないし・・・。

お前、いつか「先生」になれよ!

 

いえ、「先生」だけは、絶対になりません。

ちょっと大学へ行って、試験に合格しただけなのに、急に、学校へ来て、子供達を教えるなんて、失礼な人間の言う話は私は聞きたくありませんし、そんな先生という仕事に就いて、生徒に教えるなんて、絶対に無理です。

もし、なれるとしたら、人生をたくさん生きて、自分の体験を踏まえて子供たちに教えてあげられる人間になった時なら、「先生」になってもいいかもしれません。

つまり、学校の先生は無理だということです。

こんな言い張りばっかりのバカな生徒ですが、先生、わざわざ、俺みたいな奴に声をかけて頂いて、ありがとうございます。

俺も生きるのが大変で、毎日、悩んでいますが、先生もどうぞ、奥様とかわいい娘さんと仲良くして下さい。

それと、あなたの小学生の娘さんですが、高校を出たら、すぐに結婚すると思います。

もう、その時にはお腹に赤ちゃんが入っていますので、怒らないで下さい。

彼女は人の気持ちがわかりすぎて辛いのに、あなたに受け止めてもらえないことで、自分を受け止めてもらえる歳上の男と結ばれてしまうことが、もう決まっていますので・・・。

 

先生)何!あいつがか・・・、高校を出て妊娠!!!許さん!許さんぞ!

 

だから、ダメなんですよ、先生!!!

いいですか、子供は親にダメと言われりゃ、やりたくなるものでしょ。

あなたもそうだし、私もそうでした。

否定されればされるほど、やってみたくなるものでしょ。

 

先生)確かに、そうだな、俺も子供の頃は、親にダメだと言われたことを全部やったもんなあ。

 

僕もそうです、あなたの子供も、そういうタチ(性質)なので、仕方ないと思います。

でも、あなたの娘さんは、実は、頑固な面の奥底に、神様みたいな「正直な心」がある人なんです。

あなたはその「正直な心」を見ないで、子供が口にすることをすぐ説き伏せるし、反論を許さないでしょ。

それでは、あの子は、潰れてしまいます。

今日、家に帰ったたら、彼女に、「一対一」で本音で話し合って下さい。

私が霊視で、彼女の守護存在に伝えておきますので、珍しくお父さんが「ちょっと、話をしたい」と言っても、断らないように言い聞かせておきます。

 

先生)お前、そうとう、やばい力を持っているんだな、それ、悪用するなよ!

 

僕の力は僕が欲しがったものではないし、もともとあるものなので、当然、使う時には、上の存在たちに許可を得てからしか使いません。

自分の欲望のために使うことはしませんので、ご安心下さい。

 

先生)わかったわかった、お前の守護も、お前の力も相当強いことはわかったが、いいか、これだけは覚えておけよ!

先生としての、たったひとつのお願いだ!

 

なんでしょうか?

 

先生)絶対に、一人で死なないでくれ!俺は、もう嫌なんだ!自分の生徒に死なれるのは!!

 

わかりました、じゃあ、本気で死のうと思った時は、先生に真っ先に言いますね。

それでいいですか?

 

先生)おう!それでいい、それでいいぞ!

俺に何ができるかわからんが、お前と一緒に「死ぬという意味」を考えてみたいんだ。

他にも苦しんでいる奴がいるのは、お前もわかるだろう?

 

はい、わかります。

小学生の頃から親に犯され続けているクラスの女たちや、誰にも言えない体験をしている奴らのことは、ずっと、子供の頃から知っていますので、俺はいつも自分にできることとして、ただ聞いてやり、答えを言わず、心を支え続けています。

だから、俺が支えてきたクラスの奴らは、まだ、誰も死んでいません。

 

先生)そうか、今度は、その「心を支えるコツ」を教えてくれな。

本当に先生という立場になって、一番、嫌なことは生徒に死なれることなんだ。

この前も、若い先生が他の学校で生徒に死なれて、ノイローゼになったのを聞いたばかりなんだ。

お前がもし、先生だったら、死にそうな子供たちに何を言う?

 

俺が先生だったらですか?・・・、じゃあ、僕ならこう言います。

死にたい奴は死んでもいいが、死は痛いぞ!苦しいぞ!

そして、死んだ後は、地獄に落ちて、いつまでも続く地獄の苦しみを、永遠に感じる世界に行くんだけど、それでもそこへ行きたいか?

と言いますね。

 

先生)お前、その「地獄」も見てきたのか?

 

はい、昨日の夢の中でトコトン落ちて、地獄の閻魔大王とも話して、地獄の奥底がどうなっているのかを全て見て、体験してきました。

 

先生)それでも、お前は平気なのか?

 

生きていながら、目に見えないいろんな存在たちの話を永遠に聴き続けるよりは、まだ楽です。

痛みは、人間は慣れるものですし、苦しみもいづれは解き放たれます。

でも、聞こえる声はどうやっても聞こえないようにできないので、それが生きていて最も苦しいことなんです。

 

先生)それは辛いなあ・・・俺なら、耐えられんな・・・。

でも、きっといつか、何かのために必要な経験なんじゃないのか?

 

僕もそのことを上の存在たちに聞いてみましたが、誰も、僕の未来について語ってくれる存在はいませんでした。

だから、辛いんです。毎日、本当に辛いんです。

でも、今日は、あなたのように面白い先生に出会えたので、もう1日、生きてみようと思いました。

きっと、これでいいんだと思います。苦しい日もあるし、面白い日もある。

辛い日もあれば、楽しいひとときもある。それが人生なんだと思って、生きてみます。

他の人の寿命や、どうやって死ぬのかもわかるんですが、何度聞いても、僕の寿命がいつ終わるか教えてくれないので、残念なのですがもう少し生きて聞けるようになってみます・・・。

 

先生)お前は、人の寿命までわかるのか???・・・・いや、やめておこう、知らない方がいいこともあるしな。

まあ、本当に死にたくなったら、言ってこいよ!約束だぞ!

 

こんな面白い、葛西先生のおかげで、この嘘つきの大人ばかりで辛い現実を、もう1日、頑張って生きてみようと思えた日の体験でした。

ありがとうございます、葛西先生!私はまだ生きていますよ!

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