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母親のPTA会議に出た時の話 2

私が中学2年生の時、母に頼まれて、これからの日本教育を話し合うPTA懇談会の第二回目のオブザーバーとして出席することになりました。

※通常の「PTA会議」は母親たちで物事を決める時間ですが、「PTA懇談会」は男性も参加できることになり、戦後の子供達の家庭教育を男女共に話し合う意味で名前も変わりました。

私が出ると聞いたせいか、担任の先生ではなく、校長先生がオブザーバーとして私の隣に座っていましたし、一人の男性も参加していたので驚きました。

PTA懇談会が始まると、僕と校長先生がいることをまる無視して、聞いていたとおり、お母さんたちは、自分の言いたいことを大声で主張するだけの時間がしばらく続きました。

1時間、待ちましたが、全く何も良い方向に進まないので、私がそっと手を挙げて、「意見を聞いてももらえますか?」と、司会者のお母さんに切り出しました。

オブザーバーとして参加した人間の発言は、満場一致にで許可された場合にのみ、発言して良いルールがあること国会中継を見ている私は知っていたのです。

そうでもしないと、この喧嘩まがいのお母さんたちの戦いは永遠に終わらないと思ったからです。発言を許されたので、立ち上がってこう言いました。

僕はまだ、中学生なので、社会的な経験も知恵も知識もありません。

ただ、一人の子供の意見として聞いて下さい。

同級生のお母さんたちも、よろしくお願いします。

僕の祖父は戦争で片足を亡くし、父の兄弟の叔父が一人、戦死しています。

そのうえで、戦争をどうのこうの言うつもりも、お母さんたちの家庭教育をどうのこうのと言える立場でもないことは、よく分かっています。

でも、よく考えると、大正時代も明治時代も戦国時代も、同じように厳しい環境で子供たちを育てた「立派なお母さんたち」がたくさんいたはずです。

今は、まず、そのことを思い出すべきだと思います。

日本は戦争に負けたせいで、学校教育も「左寄り」になり、黒板の上にあった天皇皇后のお写真も外されてしまいました。

僕は、とても悲しいんです。

叔父や祖父のように、自分の家族が戦争で傷ついた人たちはたくさんいるはずです。

そして、日本は広島と長崎に原爆を落とされて、広島と長崎は壊滅的な状態になっています。

ここ北海道は、直撃の爆弾は落ちていないので、こんなゆとりの話ができるのだと思うんです。

だから、お母さんたち、お願いですから、広島や長崎の原爆が落ちた家のお母さんたちは、どうやって子供達に希望を出して頑張って生きているのかを一緒に考えて欲しいのです。

僕はテレビを見ているだけで、北海道の食べ物もあり学校もある、この普段の生活が申し訳なくて、涙が溢れて止まらないのです。

僕ら北海道の人間は、みんな本州から逃げてきたか、北海道まで来なければいけない家の事情があったはずです。

祖父に聞きましたが、北海道を最初に開拓した時は、武士も、平民も、商人も、小作農も、第三国人(中国、韓国などの奴隷)も、力を合わせて一緒に食べ物を分け合ったと聞いています。

今、日本は変わろうとしています!

だから、私たち大人も子供も、変わらないといけないと思っています。

今、1時間、お母さんたちの話し合いを聞きましたが、もし、この場に自分の子供がいたら、どう説明しますか?

僕らは学校の教室の中では、武士の家の子供も、商人の家の子供も、農民の家の子供も、小作農の家の子供も、一緒に授業を学んでいます。

なのに、なぜ、お母さんたちは、一緒に、

「未来を希望にできるような話し合い」

ができないのですか?

僕は、子供として情けないです。

これから生まれてくる子供たちを育てるお母さんたちが、こんなことで争っているなんて、子供たちは誰も見たくありません。

 

本日は、本当に貴重な体験をさせて頂きまして、ありがとうございます。

最後に、「子供の願い」として聞いて下さい。

僕らは、あと数年で社会に出ます。

その時に、社会で生き抜くために、何を学び、何を教わり、何を大切にしたら良いのか、みんな迷っています。

クラスの同級生で中学卒業後、家が貧乏なので、すぐに社会へ出て働かなければいけない奴が、クラスに二人います。

僕は子供なので、皆さんのように経験も知恵もないので、どうか、お願いです。

一人一人の子供たちが、自分で考えて、自分で社会を生き抜けるような家庭教育をして下さい!

そのために集まっていると母に聞いたので、私は参加させてもらいました。

でも、ここまでの話し合いでは、全く未来に希望が無い話し合いだったので、このあと、お母さんたちで話すのだと思います。

だから、子供の自分は、ここで失礼します。

どうか、学校がどんな教育を押し付けても、一人一人のお母さんたちの子供たちが、社会へ出て生き抜けるような「家庭教育」をお願いします。(最敬礼)

では、失礼します。

 

私はこの中学生の体験から、母親の教育や学校教育に期待する自分がいなくなりました。

これは批判ではなく、「自立教育が家庭教育の基本」だと思っているからです。

あれから50年間、いろんな家庭の問題の相談に乗りましたが、家庭教育の問題は、二つに分かれていることがわかりました。

どんなに嫌がられても、怒ってでも叩いてでも、教えなければいけないことは、「独り立ち教育」が必要だと思います。

それができない親たちは、子供が自立できず、家を出ず、定職につかない、働かない子供をたくさん育ててしまい、鬱、引きこもりの子供たちが増えてしまって、今、社会の大きな問題になっています。

私はそういう自立させられない親の家庭教育は、「飼い殺し教育」だと思っています。

牛や豚のでように、ただ飯を食わせて大きくして、文句も言いたい放題、勝手し放題、さらに親のお金も使い放題のバカな子供たちと、その親をたくさん見てきました。

そういう家庭の子供ほど勝手なことばかり言いますし、ブログやSNSを通じて「自分の気持ちをわかってほしい」と主張しています。

もし、目の前にそういう人間がいれば、「お前はバカか!」と私は怒るでしょう。

今の社会を支えるために、自分の将来のために、「親への恩返し」を考えて働いているまともな人たちが、汗水流して働く姿を見ているのに、感謝するのではなく、文句を言っている、30代、40代の馬鹿者たちが多すぎます。

まともなお母さんたちやお父さんたちの子供は、きちんと家を出て、定職について、働いているはずです。

どうか、この日本の未来を考えた「家庭教育」をお願いします。

私はそのためにここまで世の中の流れを見てきましたし、子供を育てているお母さんたち一人一人の思いも全て聞いてきました。

だからこそ、こうして自分の体験談を全て語り、考える視点を増やして欲しいのです。

学校教育にも、家庭教育にも、「絶対、正しい教育」などあるわけがありません。

それは、一人一人が抱えている幼児期の体験記憶と、時代の風潮がどんどん変わるからです。

「モンスターペアレンツ」のせいで、鬱になっている先生たちは、30%近くもいますし、そういう先生たちのカウンセリングもたくさんしてきました。

私がなぜ、教育のことを話すのかというと、団塊世代が経済で世界一になるまで頑張った国なのに、次の時代を導ける「教育」ができる親がいないからです。

社会がどうなろうと、世の中にどんな問題が起きようと、一番大切なことは「命を守ること」と「子供たちを独り立ち」させることが、母親の役目のはずです。

泣いて、苦しんで、逃げて、誤魔化しても、嘘をついても、全然、良いと思います。

それくらい、母親たちが持っている家庭の中の責任は大きいからこそ、私は若い子育て中のお母さんたちには厳しいのです。

それは、「次の時代を生きぬける強い子供」に育てて欲しいからです。

日本は「天皇制」のおかげで、人と神が近い国家だと世界の人たちは恐れをもって見ていますが、そんなことも知らない日本人が多すぎます。

だからこそ、私は「地球を救う!」と宣言し、日本人を目覚めさせるために「日本人の精神性教育」を行動の柱にしたのです。

WEB上で▶️「スピリチュアル大学校」を設立したのも、同じ理由です。

どこかで正しい「ものごとの捉え方や考え方」を学ばないと、親の価値観だけでは子供はすぐに社会の大人たちから潰されてしまいます。

自分で考え、他人に教わり、自分なりにやってみて、たくさん失敗して傷ついた人ほど大きな人間になっていくのに、バカな母親ほど、自分の子供は正しくて、周りの人たちがおかしいと主張します。

そういうお母さんの相談にもたくさん乗りましたが、そのお母さんがそう考えるまでの経験を霊視で遡ると、お父さんとお母さんの意見の食い違いから学ぶ知恵を与えてもらえなかったことが原因なのです。

世の中へ出れば、どんなに綺麗な人でも、お金持ちの子供でも、一瞬の言葉と所作で、怒られてしまいます。

つまり、公の場に出て時に、どう立ち振る舞うかを知らない子供が多いからこそ、大企業は「従業員の教育マニュアル」を徹底しました。

マニュアルと特許で成功した「マクドナルド方式」を真似たのが、アメリカの「セブンイレブン」ですが、結局、アメリカは奴隷支配と植民地化の知恵しかない国なので、日本の子会社であったセブンイレブンが、本社のアメリカセブンイレブンを買い取り、イトーヨーカ堂も傘下に入れた「セブンイレブン・ホールディングス」を作り傘下におさめました。

日本のセブンイレブンが成功した理由は、アメリカ式の「マニュアル」に日本人の精神性を加えて作った「日本独自のマニュアル」のおかげで成功したことを、実際に、セブンイレブンのマニュアルを作った関係者から話を聞きました。

今の日本は、この「マニュアル文化」の影響で、「欲しい情報をネットで探す人」がたくさんいますし、子育てをしているお母さんたちでさえ、教育についてネット情報を信じてしまいます。

私がこのブログに書いている体験談や私の考えを否定しても良いですが、あなたの子供が一歩、社会に出ると、こういう大人たちの中で潰されるからこそ、「生き抜ける教育」を子供たちに教えて欲しくて、私の体験談を伝えています。

私の母は、一生、「葛藤」している人生だと思います。

「これでいいのか?このままでいいのか?私にもっとできることはないのか?」

そう考える母の思考も、祖父の影響だと思いますので、その結果、私のような頑固者を上手に操ってくれましたので、私は母に何を言われても感謝しかありません。

だから、こういうことを考えられない20代、30代、40代、50代、60代の馬鹿者たちには、死ぬまでこう言い続けています。

お前は、誰に飯を食わせてもらっているんだ!!!

その恩返しは、いつするんだ!!!

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