「魂の封印」を完全に解き放つ!!

プロの仕事は「経営者視点」

●スピリチュアル大学校

学生気分も終わり、当時、日本一の売上の大手スーパーの会社に入社した時の、最初の上司に言われたスピーチは、とても印象的で今も心に残っていますのでご紹介します。

君たちは、よくこの会社に入ってくれた、それは、本当にありがとう。(壇上で深々とお辞儀)

でも、今日から君たちが働いてもらう給料は、私たちがいる会社が払うのではなく、「お客さまが払って下さる」と思って下さい。

実際に、お店に来てくれた子供の少ないお小遣いの中から買ったお菓子の代金100円は、仕入れをしたお取引先に60円を払い、残った40円からお店の維持管理や在庫の維持管理をする経費を払い、残った10円から皆さんへ給料を払うので、この会社に残る最後のお金は「1円だけ」だと覚えておいて下さい。

本当にスーパーは安く売ることを考えている商売なので、全然、もうかりません!

でも、一生懸命に働いた人たちは、上司に認められたり、必要な資格をとって実績を出せば、それ相当の給料を出す覚悟は、会社はあります!

僕には、そんな覚悟はありませんが・・・。

 

つまり、たくさん給料をもらえるかどうかは、皆さんがたくさんお客様に喜んでもらえたかどうかだけなんです。

口下手な人もいるでしょう。

ならば、自分が担当する売り場や商品を毎日きれいに磨いて、お客様が手に取った時に、気持ち良くなるように心と手を添えて清掃して下さい。

清掃している時に、他の商品の場所を聞かれることはよくあることなので、自分の売り場じゃない商品でも、気持ちよく仕事の手を止めて、お客様をその売り場までご案内して下さい。

僕は今でも、売り場に立てば、自分がこの商売を始めたんだと自分に言い聞かせて、すれ違う全てのお客様に頭を下げるので、普段、休みの日に違うお店に行っても、人がすれ違うとつい、頭を下げてしまうので、妻にもやめて!と怒られてばかりなんです。

でも、皆さん!

私たち流通業は、こうやってお客様が買いやすい売り場を作って商品を並べて、少しでも買い物が楽にできるように工夫してきました。

でも、まだ完全ではありません!

だから、どうか皆さんが売り場に立った時に、お客様が何を探しているのか?何も困っているのかを早く気づいて声をかけて下さい。

他人に声をかけるのは勇気がいりますが、僕は最初の頃に、お店で出会う人は全部、「自分の親戚」だと思って売り場に立ちました。

他人と思うから怖いけど、親戚だと思うと、何か困っていたら話したことがない人でも一声かけられると思ったからです。

僕はこういう下手な話しかできないくそ真面目な人間ですが、どうか、皆さんのほうが大学を出て頭も良いのですから、もっと上手にお客様に喜ばれる工夫ができると思いますので、どうか、よろしくお願いします!(また深々と一礼)

 

僕が先にこの会社に入って、もうずいぶん時間が経ったので、この会社を辞める日も近いと思うので、僕は教わったことではなく、自分がこの会社で頑張り続けられたコツを知って欲しくて自分の体験談を話しました。

こんな変な奴を大学出の皆さんの入社式で話させるほど、この会社は器が大きいので、どうか、みなさん!

思いっきり、好きなだけ仕事をして下さい!

あとは、会社のお偉いさんたちが皆さんの働きを見て給料を決めるので、私に文句は言わないで下さいね!(^^)

以上、私の入社式の挨拶でした!

 

お偉いさんがたくさんスピーチする神戸記念ワールドの入社式には、大学を卒業したばかりの人間が1000名、集められていました。

慣れないスーツを着た新入社員たちは、この人のスピーチの時だけ大笑いして、一気に緊張が緩みました。

あとで知りましたが、このスピーチをした人は、有名な取締役で、会社の社長と一緒に会社を作った「創設メンバー」だとわかり驚きました。

 

全社員が2万6000名いて、パートアルバイトを加えると、6万名をこえる人が働き、関連会社を含めると、10万名以上の人が販売に関わっている日本一のスーパーは、まるで、「戦艦大和」だと思いました。

第二次大戦の時の海軍は「護送船団方式」と呼ばれ、「戦艦大和」を守るために多くの船が一緒に移動し、そのひとつひとつの船にはたくさんの乗組員がいるので、全く一緒だと思いました。

第二次大戦の軍艦の役目は「勝って日本国民を守るため」ですが、私が入社した巨大スーパーの目的は、「お客様に喜んでもらうため」だとこの時、記憶しました。

 

多くの先輩たちから学びながら、「お前が担当している仕事は、お前が社長で、お前が社員だから、一人で頑張れよ!」とだけ最初の上司に言われ、細かい仕事の指導は一切、誰もしてくれませんでした。

売り場に立った初日、売り場に放置されただけなので、アルバイトの仕事を手伝い、パートさんの仕事を手伝い、先輩社員の動きを見て、次の仕事の準備を一緒に手伝って1日が終わりました。

いつかきっと、きちんと仕事を教わるはずだと思っていたのに、一週間経っても何も教えてくれない上司に直接、聞いた時、言われた一言が心に刺さりました。

 

お前なあ、仕事って、誰かに教えてもらうもんだと、誰かに聞いたか?

いいえ、私の実家は貧乏農家なので家族全員が一緒に働きますが、誰も具体的に仕事を教えてくれたことはありません。

全ての仕事のお手伝いも勉強も、見て覚えて、わからない時だけ先輩たちに聞いて覚えました。

そうだよ、それでいいんだよ。

だから俺はお前に何も教えないから、あとは自分で仕事を覚えて頑張りなさい。以上!

 

人生で大切なことは、見て覚えると!

そして、自分で必死にやってみて、うまくいかない時は上手な先輩に教わること!

そして、わからない時は素直に「教えて下さい」と言ってから教わること!

会社に勤めてお仕事を頑張っている人たちに、送ります。

 

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コメント

  1. 河西伴法(かわにしとものり) より:

    今回のお話、めちゃめちゃ刺さりました!
    現在スーパーで働いてるので尚更情景が浮かびやすく、分かりやすかったです( ・ᴗ・ )

    今年の夏、1から農業従事者として20を超える有機野菜を育てていく事になるのですが、一度研修に行った際先輩たちの仕事は早いわ、それぞれの野菜に対しての接し方、覚える事がまるで違うわで大変だな~。大丈夫かなぁ。と思っていたのですが、

    勇気が出ました!

    先輩たちは厳しくも自分のお仕事に誇りを持ってやっている格好良い方々なので、必死にその背中に喰らい付いて行こうと思いました!

    ありがとうございますm(_ _)m !

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