「魂の封印」を完全に解き放つ!!

サラリーマン時代のクレーマーのおばちゃんと対話 1

◯クレーマーおばさん

14年間、働いた会社は流通業(スーパー)だったので、いろんなお客さんと話しをする機会に恵まれました。

中学生の頃に、人生の目的を「一人でも多くの人に出会い、自分を成長させる!」と決めたせいなのか、まあ、普通の人なら絶対に出会うはずがない人たちに、山ほど会いました。

今日の体験談は、「クレーム対応方法と、ご先祖ごとの凄さ」を実感する内容なので、私が公開している意味を深く読み込んで学んで下さいませ。

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札幌市の中心部にあった私のスーパーの社員時代は、同時に、「労働組合中央執行委員」も兼任していたので、立場上、店長や課長たちとは違う意味で、「格が違う立場」にいました。

現場で「売り場の責任者」を果たしながら、労働組合の仕事をする人間の役目は、会社がトップダウンで命令したことを、現場がどれくらい苦しんでいるかの実態を労働組合を通じて、会社へ訴える立場にいますので、ある意味、会社の管理職にとっては煙たがる存在でした。

例えば、売上が悪い理由で、会社の命令で「急な売り出し」の命令が入ると、売り場の変更、商品の陳列変更、POP作成、人員配置の変更など、多種の仕事が発生するので、売り場の責任者であるマネージャー(課長職)は、「今日は、残業だ!」と従業員に伝えて、仕事が終わるまで帰らせません。

就業規則で平日の残業時間が「3時間」と決まっていても、タイムカードを押させてから5時間、6時間を過ぎて労働させ続ける売り場はたくさんあるので、そういう「実態」を会社へ報告し、「労働基準法内」で業務を終わらせるための「指導」を会社へ意見できる立場にあるのが、「労働組合中央執行委員」なのです。

実際には、仕事をやり遂げなければいけない「現場のマネージャー」たちと言い争いになるし、管理職からもプレッシャーを受けますので、多くの従業員は、「なりたくない役職」のひとつに労働組合の仕事をあげるほど「嫌われる役職」でした。

一般の従業員の皆さんは、あまり、普段、「労働組合のメリット」を感じることはないと思いますが、毎年、春に賃金アップされる「団体交渉」に出席できるのは「中央執行委員」だけですし、会社の経営陣に対してボロクソに文句を言える対等な立場として、法律で守られている職業なのです。

でも、私の時代は労働組合の人件費に余裕がないので、組合費から給料をもらう専従役員の二人以外は、全員、売り場で働く従業員であり、同時に、流通業や他の業種の人たちと交流をしていますので、札幌市内のあらゆる職業の人たちに会う機会も多かったわけです。

そんな中で、専門店やデパートが、私たちのゼンセン同盟流通部会に参加することになったので、「それぞれの会社の労働組合」の人たちと会食する機会がありました。

三越、丸井今井、そごう、など、大手のデパートの古い役員たちは、ゼンセン同盟に加盟することに反対し組合の役職を辞退したので、新しく若い人たちを連れてきて、「中央執行委員」に任命したので色々、教えて下さいと言われて、若くてきれない女性たちにたくさん会う機会も増えました。(^^)

顔は綺麗でも、労働組合の幹部になった女性たちは、当時でもずば抜けて気迫があるので、「一緒に、会社の理不尽さと戦いましょう!」と声を上げるほど、強気の女性たちでした。

二次会、三次会と飲んでいると、ふと、デパートの女性たちが私を取り囲み、

あなたはすぐ目の前にあるスーパーの店員だと聞いたのですが、本当ですか?

と聞かれました。はい、そうですよ。私は目の前の「ただのスーパー」の店員です。ただし、理不尽な労働環境を強いるような人間がいたら、コテンパンに潰しますがね・・・。

と返答しました。

「あのう、聞いてもいいですか?

あなたのスーパーに、こういう年恰好で、毎日、朝から店に来る「おばあちゃん」はいませんか?

うちのスーパーには、毎日、朝からおばちゃんや、おじちゃんたちがたくさんやってきて、エスカレーターの横にあるベンチで寝たり、話したり、お昼になると地下の食品売り場の弁当を買ってベンチで食べて、また、寝てますよ。

きっと、家にいずらい理由があるのだと思いますが、うちの店長は賢い人なので、そういう人のためにうちのスーパーがあるので、「撤去したベンチを全てのエスカレーターの設置しなさい」と、着任後、すぐに命令を出しので、この人は素晴らしい人だと思っています。

そういえば、デパートのエスカレーター横には、「ベンチ」は置いてないですよね?おじちゃんやおばちゃんは、「デパート」に行かないのですか?

以前は、たくさん来られていたんですが、今の店長が、年寄りが集まると、みっともないと言って、全てのベンチを撤去したので、老人たちのいる場所がなくなり、悲しそうに帰っていく背中を毎日、見ています。

そうだったんですか・・・ある日、突然、身なりの綺麗な老人たちがドッと増えたので、今日は老人会でもあったのかと思っていると、その日から毎日、座る席がないくらい老人が来るので、僕は部下に指示して、床に座っている老人たちに椅子を持って行かせたほどでした。

僕らを育ててくれた親もそうだし、もし、自分の祖父母がスーパーの床に座っていたら、悲しすぎるでしょ!

僕はそういう人たちの「家族」にどんな事情があったとしても、許せないんです。

自分もいつか、老人になることを考えたことがないのか?

それとも自分の親や祖父母が嫌いなのか?は知りませんが、僕は「年上の人を敬う心がない人間」は、いくらお金を持っていても「最低の人間」だと思っています。

そうですか・・・あの老人たちは、行き場がなくなったのですね・・・。

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あのう、私たちが聞きたいのはそういう「普通の老人」じゃなくて、どこのデパートでも有名になっている「一人のおばあちゃん」がいるんです。

 

その「おばあちゃん」は、クレームを言い続ける「クレイマー」でもないのですが、何せ、私たちの時間を徹底的に奪うので、一度、捕まったら2時間、3時間、仕事ができないので、困っているのです。

 

そちらのスーパーに行った時は、どうか、よろしくお願いします。

私たちデパート業界は、お互いに敵同士ですが、この「おばあちゃん対策」はどこもできないので、最後は、あなたのスーパーで何とかして欲しいんです。どうか、よろしくお願いいたします。

あのね!と言い返したかったのですが・・・、

まあ、いいわ。これも同じゼンセン同盟になったご縁ということで、私にできることはやりますが、どうなるかは分かりませんので、期待せずに、結果をお待ち下さい。

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翌朝、自分のスーパーに出勤して、まず、店長に「問題のおばあちゃん」の件を報告し、全社員へ徹底するように伝えたあと、自分の売り場の従業員やパートさんたちに、こう指示を出しました。

「私が今、話している人は、あなたたちと似たような年齢なので、きっと、心優しいみなさんは、トコトン話を聞いてあげると思いますが、それはやめて下さい。

その「問題のおばちゃん」は、ひとつのお店を決めると、食品売り場の全ての従業員、一人一人に「質問攻め」にして、次の売り場の従業員にも同じことを質問して、同じフロアの全ての従業員の顔と名前を覚えていますので、もし、トラブルになるとすぐに店長に電話するらしいので、もし来たら、私に電話して下さい。

これは、「最優先事項」なので、忘れないで下さいね!」

と言いましが、50代も後半のベテランおばちゃんたちは、私の言うことは話半分なので、早速、その日に一人が「問題のおばちゃん」に捕まりました。

3時間、話しても質問ぜめな理由は、売り場にある全ての商品をひとつづつ質問をされるので、真面目な担当者は答えなければいけないと思うので、自分から話を切れないわけです。

隣の売り場の担当者から電話があり、

「マネージャーが言っていた「問題のおばちゃん」が来て、今、◯◯さんが捕まっています。

もうかれこれ、3時間になろうとしているので、本人の退社時刻が迫っているので、マネージャーが代わってあげて下さい」

と電話が入りました!

「よし!すぐいくわ!」と言って、私はあらゆる場面を想定して、「問題のおばちゃん」に会いに売り場に行きました。

つづく

 

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