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部下いじめ!「人件費を20%カットせよ!」

サラリーマンの4店舗目の札幌店は、三越や丸井があるすぐ近くの札幌の中心部のお店に30歳で転勤しました。

北海道に最初にオープンしたお店ですので、建物も古いし、パートさんも一番古い人たちがたくさんいるので、時給は、社員より高い人も数名いました。

そんな札幌店の「売上・利益・人件費分配率」を調べると、ピーク時に雇った人件費比率のままなので、どうやっても今の「1.5倍の売上」がないと、利益が出ない店だとわかりました。

加えて、地下2階、地上9階建てのビルはあまりに多層階なので、郊外店のように1階ワンフロアーの買いやすい店ではないし、売り場面積だけ広いし、商品ボリュームも無いので、「売れていない店」と思われる陳列をしていました。

売り場のフロア数が多いと、それだけレジを設置しないといけないし、そのための「レジ要員」も必要なので、人件費がさらに増えるため、「売上は1.8倍」にならないと利益が出ないフロアもありました。

転勤当時の最初の店長は、「売れても売れなくても、あと5年でこの店の契約はしないので、どうでもいいさ!」と諦めているし、さらに、従業員も同じように、適当に時間を過ごしている人ばかりなので、どこの売り場も活気はなく、従業員同士でペチャクチャ話しをしていて、お客さんの目を見て商売はしていませんでした。

店長

お前はどうせ、組合活動がやりやすいこの店に来たんだろう!

と、店長に言われた私は、着任早々、すぐに全ての売り場の従業員と、パートさんとアルバイトたちに挨拶して周り、顔と名前を覚える努力をして、全ての従業員の問題を把握していたほど信頼を作る努力をしました。

それと同時に、会社と組合の「団体交渉」は、第2回、第3回と繰り替えし行われ、際4回目の4月初まで、数日間、連続で組合事務所に夜中まで泊まり続けて会社と交渉し合う時間が続くので、部下に全ての仕事の指示を出し、パートさんたちに会社に来れない理由を説明すると・・・

マネージャーが頑張って会社と戦ってくれるおかげで、私たちの時給も上がるし、アルバイトたちの時給も上がるんだから、売り場のことは任せておきなさい!

 

最初は、偉そうに威張っているだけの男だと思っていたけど、あんたは本気で大事な仕事をしているのだから、売り場のことは私たちに任せておきなさい!

 

どんなクレームが起きても、どんな問題が起きても、私たちはあんたを支えるから、思う存分、良い仕事をしてらっしゃいよ!

 

バカな店長や課長がガタガタ言ってきたら、私たちパートは手を組んでこの会社を支えているんだと言い張ってやるさ!

 

だてに、バカな夫を、何十年も支えていると思わないでね!

 

見た目はもう売れるものはないけど、心意気だけは絶対、どこの課の人たちにも私たちは負けないよ!

 

だから、安心して自分の仕事をしてらっしゃい!

 

さあ、私たちの分まで本気で頑張ってきて下さいね!

もう、涙がちょちょ切れました・・・。

約1ヶ月間、ほとんど売り場に顔を出せないほど事務局折衝が激しくなったあと、やっと、春闘が妥結して「賃金交渉」も終わり、「高い妥結率」で決まったので、やっと、ゆっくりできるかと思っていたら・・・

店長

在庫高は減らせ!、アルバイトも減らせ!、でも、利益は出せ!

と、わけのわからないことを言う店長だったので、もう、我慢できなくなったので、人事課に言って、すぐに、店長を交代してもらいました。

※これが本当の「労働組合中央執行委員」のチカラなのです。

・・・・・・・・・・・・

新しく来た店長はやる気はあるのですが、カラまわりしていたので、相談に乗ってあげました。

新店長

吉岡よお、今日、人事課からFAXが届いて、今月末までに「今の人件費を20%カットせよ!」と命令が出たのさ。

 

これは営業企画室の、俺がもといた部署の「上司」が嫌がらせで送ったと思うんだが、営業本部長の印鑑もあるし、人事課長の印鑑もあるので、困ってんだよなあ。

 

だってな、先月までずっと、前年より15%カットをし続けているのに、さらに20%まで削減なんてどうすればいいのよ?

 

もう頭に来るし、結果を出さないとさらに「ダメ男」として扱われるので、何か、いい案はないかな?

アマミカムイ
アマミカムイ

そんな嫌がらせをされるということは、よほど、店長に「恨み」を買っている相手だと思うんですが、何があったのか具体的に教えて下さい。

 

女ごとですか?金の使い込みですか?

それ以外に、何かあるかなあ・・・。

新店長

いやあ、俺な、自分の直属の上司を「グー」で殴ってしまったのよ。

 

それも、大事な会議の最中の大勢が見ている前で、怒鳴りつけて殴ったので、もう逃げ場がないし、誤魔化すこともできないままにしていると、すぐに、この店に「店長」として行けと言われたのさ。

 

このお店は「20年契約の更新はしない」と決まっているのに、わざわざ俺を現場に落とすなんて最低な奴だが、一応、上司を殴った俺も悪いので仕方なく「店長」をやってるだけなのさ。

 

現場は久しぶりなので、何を優先していいかわからないところに、「人件費削減命令」はないだろう!

 

俺もう、この会社に、いてはいけないということなのかなあ?

 

組合のお前ならわかると思うけど、俺、この先、関連会社に飛ばされるのか?

 

何か俺の情報を人事課から聞いてないか?

アマミカムイ
アマミカムイ

はっきり言いますと、聞いています。

 

もし、この店で結果を出せない場合は、本州の小さな関連会社に飛ばすと聞かされています。

新店長

俺も自分で驚いたんだが、あの時は、考える前に手が出てしまったのさ。

 

まあ、昔、若い頃は結構、ヤンチャだったけど、ちゃんと大学を出て、この会社のエリートコースに乗っていたのに、あの1発で、このザマよ。

 

そうか、本州か・・・俺、会社、やめるかな?

アマミカムイ
アマミカムイ

店長!ここであなたが会社を辞めたら、男がすたりますよ!

 

「負け戦さ」になるかどうかも、戦ってみないとわからないでしょ!

 

じゃあ、二人で作戦会議です。

 

昨年の月毎と課ごとの「人件費分配率」を見せて下さい。

 

それと、20%の人件費がいくらの金額になるかも計算して教えて下さい!

電卓を叩きながら考えてみると、たった「月に360万円」でしたので、営業の10課で割れば、一つの課で「36万円の利益」を出せば済むわけです。

アマミカムイ
アマミカムイ

経営者ならこういう発想をするはずですが、バカなサラリーマンは、すぐに「20%の人を切ろう」としますが、一度、人を切ると「次は自分か?」と恐怖を感じるので、人を切るのは最後にしましょう!

 

そんなことをしたら、さらに「士気が下がる」だけじゃないですか!

 

それよりも、売上をあげて、利益を出して、人件費分配率を下げれば、20%なんてすぐ出ますよ!

 

さあ、課別の売上予算をいくらまで上げればいいのか、マネージャーを一人づつ呼び出して相談して下さい。

 

そうしないとこの店の将来もないし、あなたの将来もないんですよ!

 

このお店は、3年間、「連続前年割れ」なので、20年契約をしないことは聞いていますが、最後まで従業員には言わないで下さいね!

 

他の店と戦っているマネージャーたちの士気を下げることだけは、店長の仕事としてはやってはいけません。

 

課長たちにも厳しく言って、絶対に、最後まで諦めないで継続をさせようとモチベーションを上げて下さい。

 

私も少しですが、手を貸しますので、あとは「店長次第」です。

 

そのために高給をもらっているのですから、このお店と討ち死にするくらいの覚悟で生きて下さい!

 

じゃあ、私は売り場に戻りますので、全てのマネージャーと面接した結果を電話で教えて下さい。

・・・・・・・・・・・・・

2時間ほど、売り場で作業指示を出していた時、店長から呼び出しがあり、こう言われました。

新店長

吉岡よお、この店のマネージャーたちは、本当に苦労しているんだなあ。

 

俺もいつも数字だけは見ていたけど、もっと努力できるはずだと思っていたが、現場はギリギリだったんだな。

 

出勤拒否をする奴もいるし、部下と売上で喧嘩するほど真剣にやっているのは、よくわかったわ。

 

でも、それでも売り上げを上げて利益を出さないと人を切るしかないんだぞ!と言ったら、本気で頭にきた数名のマネージャーたちが俺を殴ろうとしたんだぞ!

 

どういう奴らだ!あいつらは!

 

営業企画本部の「元課長」に対して失礼だろ!

アマミカムイ
アマミカムイ

あのね、店長!

 

俺は、ハッキリ言わせてもらいますわ!

 

あなた、「サラリーマン気質」がどっぷりなので、人の気持ちが全くわかっていませんよ!

 

そんな人間が、よく「店長」になりましたね?

 

はっきり言って、俺が店長になったほうが、この店の問題は全て把握しているし、全ての従業員の顔と名前は一致しているし、新入社員の教育も全てしてきたので、誰よりも俺はこの店で信頼されています。

 

自分の部下だけじゃなくて、他の課の従業員全てを大事に思うからこそ、俺の部下たちにも「他の課の人が困っていたら自分の仕事よりも優先して助けなさい」と教えています。

 

誰でも、どこの売り場でも案内できる部下に育てたので、うちの部下たちは全ての商品をご案内できます。

 

それに、最近、うちのパートさんたちは、仕事が終わったあと、わざわざうちのスーパーで買い物してくれて、商品や売り場の問題点を、マネージャー経由でバイヤーにも伝えてくれているんですよ!

 

いくつか「商品改善」につながったと衣料品のバイヤーや、食品のバイヤーたちからもお礼の電話が来たほどです。

 

そんな素晴らしい部下たちが真剣に仕事しているのに、あなたは「上から視点」でしか人間を見ていません。

 

まあ、だから、エリートなんでしょうがね!

 

でも、俺、そういう人間は大嫌いです!

 

店長は、この店の全ての「人、物、金の責任者」なんだから、もっと覚悟して下さいよ!

 

まず、毎日、全ての従業員に挨拶して、名前を覚えて、話しかけて下さい。

 

全ての従業員の名前を覚えたら、次は、家族の問題や親の問題はないのか?を聞いて回って下さい。

 

それが、店長の最初にするべき仕事ですよ!

 

 

偉そうに朝一番、売り場を回っていますが、現場を知らない人間が、売り場の専門のおばちゃんたちに言う言葉なんて無いでしょ!

 

売り場のことは、売り場の人たちに任せて下さい!

 

店長の仕事は、「従業員の御用聞き」でいいんです!

 

俺も、労働組合中央執行委員ですが、それよりも大事にしているのは、「人と人のつながり」です。

 

だから、毎日、いろんな課のマネージャーや部下たちと個人的に飲みながら問題点を改善しています。

 

中には、俺を気に入ってくれたバイヤーも数名いるので、商品や販売方式のアドバイスをすることもあります。

 

みんな真剣に仕事をしても、前年予算をクリアできないので、いつも、店長課長とバイヤーたちからお小言を言われているんですよ!

 

だったら、「新人の店長」として、今までにない、「心が行き届く店長」になって下さいよ!

 

もう、数年しかないのですから、お互いに悔いのない人生にしましょうよ!

 

店長!!わかりましたか!!

新店長

吉岡よ、お前、この「店長席」に座れよ!さあ、座れ!

 

俺、お店の周りの掃除でもするから、お前はここにいればいいさ。

 

コーヒーでも淹れようか?

アマミカムイ
アマミカムイ

あなた、頭も良くて、そこまで自分を下げれる人間なら、何でもできるでしょ!

 

俺を「店長席」に座らせても、誰も喜びませんよ!

 

俺みたいに、毎日、いろんな課の若い女のお尻を触りながら問題を聞き出して、原因を突き止めて解決するのが俺の仕事なんです。

 

おばちゃんたちのケツは触りませんが、甘いお菓子を持っていって、プレゼントしながら愚痴を聞き出しているんですよ!

 

「従業員の愚痴」こそ、もっとも大事なヒントがあるので、あなたみたいに腰が低くできる人間なら、おばちゃんたちに甘い物でも持っていって、会話して下さい!

 

マネージャーたちは、毎日、本気で喧嘩しながら戦っているので、店長と課長の仕事は、「本社のうるさいバイヤーたち」とお茶でも飲みながら、「現場に文句を言わせないこと」が仕事なんですよ!

 

店長は、お店のことには「最終権限」があるから「店長」だし、バイヤーは商品供給に「責任」があるので、ガタガタ言うだけなんです。

 

だから、立場が違うので、あなたは「部下」を守ってあげて下さい!

 

それと、これから問題を抱えた全てのマネージャーたちを一人づつ呼び出して、私が直接、人件費削減か、売上アップかを話し合いますので、しばらく店長室を使わせて下さい。

 

甘いお菓子とお茶もお願いします。

 

結果は、後で報告しますね!

 

以上、よろしくお願いします!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結果的に、うるさい古参のパートをやめさせたい二人のマネージャーの「部下を配置転換」させるのと同時に、アルバイトの数を増やして、一人だけ「希望退職」という形で退職してもらいました。

本人も体力が落ちてきたので、「言い出しづらかった」と言ってくれたので、誰も不満もなく、売上アップに協力してくれました。

前年より、15%の人件費削減をしながら、36万円の利益を出すには大変な課もあるので、全員のマネージャーがカバーしながら助けあうことで達成することを誓いあいました。

結果として、全てのマネージャーたちが「本気」でバイヤーたちと価格交渉して、売りやすい安くて良い商品をたくさん入れて売り、あり得ない数字を叩き出して、目標数字は達成できました。

「目標達成のFAX」を営業企画本部に送る時、「ありがとうございます!」と店長に大きな直筆の文字を書かせて、その周りに全てのマネージャーたちの売場名と自分の名前を書いてもらい、営業企画本部長に送り付けました。

それと同時に、今回の「店長いじめ」をした「営業企画本部の次長(店長の元上司)」を本州に転勤させることを約束させました。

現場で真剣に働いている人間の気持ちを無視したバカ者たちは、大嫌いなので、私は上司であっても、部下であっても、アルバイトでも、真剣に向き合って戦い抜きます。

だからこそ、サラリーマンを辞めても、一生の付き合いができるほど「本気の人間たち」と付き合える努力をしているのです。

過去の会社名や役職を威張り、高給だけもらって、愚痴を言う「口だけの人間」を私は信用しませんので、どうぞ、よろしくお願いいたします!

子供たちが仕事で悩んでいたら、ぜひ、こういう勉強をさせて下さい。

親、上司、先生と呼ばれる人たちは、絶対、必要なことを学べますよ!

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