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【ダイエー】ハワイのアラモアナショッピングセンターを買収!

サラリーマンの2店舗目のお店の「ダイエー麻生店」にいる時、物流本部長のロジスティックス経営執行責任者の「筆頭取締役」が、突然、お店にやってきて「二人で話をしたい」と言うので、「支配人室」を借りて話しをしました。

ポケットからボイスメモを取り出して、

「社長からいくつか聞きたい事があるそうなので、お前の意見を聞かせてくれ!」

と言われました。

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まず最初に、このまま、お店を経営するには、どこに気をつければよいのか教えてくれないか?

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それは簡単で、「会社の収益バランス」を正しく整えることです。

今の経営の実態数字は、「ある人」から全て聞いていますが、累積赤字は250億円ではなく、実際は、650億円あると聞いてます。

さらに、組合にも隠しているものを入れると、きっと、800億円くらいは、あるかも知れません。

このままなら会社は潰れますので、ひとつ、提案をさせて下さい。

 

先日、「ある人」が都銀の頭取たちから聞いたそうですが、(株)ダイエーに多くの融資をしている銀行が、「いつ返済になるか?」の相談を何度しても、いつも答えは「先延ばし」になるので、どこの銀行も手を引きたいが、あまりに大きな金額を貸しているので、手を引くこともできないと相談されたそうです。

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その時、私が提案したことは、「海外に会社」を設立して、全ての負債を持っていけば、その会社を「自己破産」にすることで、借金は帳消しになるし、その場合、銀行は、貸してるお金を「特別損失」に計上できるので、ありがたいと言ってましたよ。

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アメリカ人の憧れの場所であり、日本人にも人気の「ハワイのアラモアナショッピングセンター」と、「商品供給だけの経営サポート契約」をされたと聞いていますが、そのまま一気に「日米の合弁会社」にして、アラモアナショッピングセンターを「丸ごと」買い取ったほうがいいと思います。

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買う時の手順は、テナントオーナー1軒づつに金を渡して買収して、オーナー名義を全てダイエー名義にしてしまえば、アラモアナの地主も「買付けの交渉テーブル」に乗らざるを得なくなるので、安い値段で買うことができます。

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ダイエーの株主比率をトコトン大きくできれば、最後、アメリカが買い戻す時に高値で売れますしね!

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ハワイは、日本人もアメリカ人にとっても憧れの避暑地だし、赤字経営になったアラモアナショッピングセンターを買い取ることは、日本のダイエーが、アメリカのスーパーを救うことになるので、問題はないと思います。

この方法なら、今より「日米関係」は良くなるので、アメリカ本国も文句を言わないと思います。

 

もし、あとからアメリカに裏事情がバレても、最終的に、詳しく調査しなかった「アメリカ官僚たちのミス」なので、きっと、アメリカの恥にならないように「多額のお金を積んで綺麗に消す方法」を考えると思うので、絶対に、日米関係が悪くなることはないと思います。

 

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実際に、私も26歳の時に、新婚旅行で「アラモアナショッピングセンター」を全て見て回りましたが、無駄が多いし、買いづらいし、どこに何があるのかわかりづらい売り場なので、ダイエーが全てのテナントのオーナーになれば、商品部の力で絶対に買いやすい売り場にできると思います。

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それと、この「買い付け」は、すぐにやらないと、来年の「3月決算は危ない」と銀行に言われていると、「ある筋」から聞いているので、「前期決算の9月」までに絶対に買うべきです。

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銀行も、購入金額より、「消える赤字」の方が大きいなら、資金提供できるし、こちらも助かると言っていたそうです。

多分、これで今の赤字の300億円くらい消せると思いますので、あとは、日本全国の赤字店舗を一気に閉店して、売上と利益が取れる新しい店を出店して下さい。

 

つまり、「スクラップ&ビルド計画」の実行です。

 

閉店と新店を同時にやれば、従業員の雇用も守れるし、赤字も出さないので最高の方法だと思いますが、あとは社長の判断にお任せします。

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※この「ある人」とは、実は、当時の「麻生店の支配人」で、社長と大阪の闇市時代に「主婦の店ダイエー」で一緒に働いた人だからこそ、経営陣に顔が効く人なのですが、「ある失敗」をしたせいで、「取締役」にはなれず、北海道に飛ばされて「支配人」になった人から相談されてアドバイスした背景にありました。

 

ダイエー麻生店の支配人は、「俺からは社長に言えんので、お前から社長に言ってくれ!そのために必要な人間をここに呼ぶから。」と言われた翌日の出来事でした。

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この社長へのアドバイスは、即、「社長命令」で実施されて、「9月の中期株主総会」の最後に、「ハワイのアラモアナショッピングセンター」を買うことが株主たちに報告されたおかげで、一気に株価が跳ね上がりました。

その結果、会社の純資産と含み資産が増えて「銀行に返済する金額」も増えたし、税引前利益も増えて、増収増益決算にできました。

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筆頭取締役が戻った次の日に、ダイエーの中内功社長からお店に電話があり、こう言われました。

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吉岡君、いつも、すまんなあ

ついでと言ってはなんだが、君にアメリカのハワイへ転勤してくれないか?

取締役たちも、それがいいと言っているので、よろしく頼む!

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いくらなんでも、それはないでしょ、社長!!!

いいですか、私は英語は話せないし、外国の食べ物は体に合わないので、良い仕事はできないと思います。

 

もし、僕が人選するとしたら、社長お抱えの東大、京大、一橋のエリート社員チームと、現場でバリバリ働いて海外の製品を買い付けているバイヤーたちのチームを行かせますね。

だってね、最後の最後の交渉は「人間力の勝負」だから、現場上がりの人間には敵わないと思うのですが、きっと社長お抱えのエリート集団は後でブツブツ言うので、現場でどれだけ仕事ができるのかを試させてあげて下さい。

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ま、社長なら、ダメな社員はすぐにクビにすると思うので、やらせてみて下さい。

何度も言いますが、私は絶対にアメリカには行きませんし、ハワイなんて暑くて、北海道の人間は死んでしまいますので、二度と、私にハワイへ行けなんて言わないで下さいね!

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お前、そんなに俺のことが嫌いか?

俺がお前に何か悪いことをしたのか?

また、松下幸之助に何か言われたのか?

あいつの頼みなら、お前は聞くのか・・・情けないなあ・・・

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社長ね、いくら落ち込んでも会社は生き残らないので、まずは、すぐに2チームをハワイへ行かせて下さい。

海外経験があるバイヤーたちならたくさんいると思うので、バックアップチームも作っておいて下さい。

「三人寄れば文殊の知恵」だから、三人1チームでいきましょう!

それと、もし現場で問題が起きたら、いつでも私の携帯に電話していいと言っておいて下さい。

最後に、松下幸之助さんは私に「パナソニックにくればの契約金を払うし、毎年3億円の年収をやるぞ!」と言われたのに、「絶対に行きません!中内功社長に雇ってもらったのに筋が通りません!」と言ったので、松下幸之助さんのほうが落ち込んでいると思いますよ!

じゃあ、売り場の仕事が忙しいので、社長は邪魔しないで下さいね。

また、札幌で美味しいお酒を奢ってくれるだけでいいですよ!

では、失礼します!

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実際に、ハワイに行った「エリート集団」は、ボロボロになり、中内功社長に「お前たちは首だ!帰りは自分の旅費で戻ってこい!」と言ったそうです。

結局、バイヤー2チームがハワイに行って、毎日、酒と女あさりをしていたので、少しだけ脅しておきました。

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仕事を真面目にしない人間が、遊んでいるだけなら、社長はきっと、「即!クビ!」にすると思うし、年金も、退職金も全てパーになると思うけど、いつ、仕事するんですかねえ?

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わかった、わかった!

毎日、業務報告をお前にするから、社長にはちゃんとやってると言ってくれな!

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ちょっと待って下さいよ。

ハワイと日本だと19時間も時差があるし、私は家に仕事を持ち帰るのが大嫌いなので、勤務中に電話して下さい。

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えーと、ダイエーのお店は、朝10時から午後7時だから・・・ハワイ時間の午後3時から夜中の0時までに連絡でいいか?

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できれば、午後3時前にお願いします。

3時休憩の15分間で、全ての業務報告と対策を指示しますので、すぐに行動して下さい。

目標は、半年でアラモアナショッピンセンターのオーナーを6割買い取って下さい!

それができないと、あなたたちの戻る場所は無くなりますよ!

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結果として、4ヶ月目で7割のオーナーが売ると言ったので、即、地主と交渉して最低価格で買い取りました。

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だから、ダイエーは潰れなかったのですよ!!(^^)

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一般社員の誰も知らないところで大事なことは決まりますので、無知な一般社員がいくら会社に文句を言っても、「何の選択権」などあるわけないことを今日のブログで覚えて自分の与えられた仕事に専念して下さい。

きっと、賢いあなたは「日本の未来」を考えて、もう、行動していると思いますので、私はそういう人たちに期待しています。

(歴史の事実)

1、1982年、アラモアナセンターは3億ドル(約324億円)でダイエーとエクイタブル・ライフ・インシュランスの合弁会社に売却された。1987年には、アメリカ最大級のマカイマーケット・フードコートがオープン。1990年代は観光業が飛躍的に躍進し、高価なブランド品を買い求める日本人観光客を対象にアップスケールな小売店が進出してきた。

2、1995年、ダイエーが単独のオーナーとなり、アラモアナセンターは日本企業の所有となったが、4年後には、ジェネラル・グロース・プロパティーズが8億1000万ドル(約875億円)でダイエーから買収した。

 

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