【体験談】個人事業を始めたいと思っている人たちへ
コロナの影響も2年目を迎えますと、自分やご主人が勤めている会社の将来や、自分の将来を考え直す人も多くいると思います。
今日は、「個人事業を始めたい」と思っている人たちへ、私の体験談から失敗しない重要なポイントをお伝えしますので、自分のご主人や子供達、そして、お友達のご主人や子供達が「会社を辞めて起業したい」と言い出した時に、このことを教えてあげて下さい。
1、「自分が起業する理由は何か?」
会社を自分で辞める人も、会社からリストラされる人も同じですが、起業する理由は「お客様のニーズがあるか?」どうかが重要です。
物販ではないサービスや技術を仕事にする人は、自分の活動に支援金を出してくれるファンがいるかどうかをまずチェックして下さい。
チェックする方法は、無償で商品やサービスを提供して反応を見ることです。
私は5年間、無償で他人のために奉仕して大切なことを気付きました。
2、「自分が商品」
以前、素晴らしい商品を扱った時に、「自分が商品」と気づくまで全く売れませんでした。
自分が扱う商品や技術が最高レベルのものでも、物もサービスも売れないほど情報が過密してる時代ですので、ポイントは「自分が商品」だと自覚して、自分磨きをすることです。
25年前に、年収5000万円以上収入がある主婦に教えてもらった成功の秘訣は・・・
「また、会いたくなる人かどうかだけです」と教えてくれました。
この点を自分の身近にいる人の言葉や態度で反省して学んで下さい。
3、「1年間は食べれない」と覚悟して、貯金残高を見て下さい。
・最低限生きていくための家賃・電気ガス水道料・通信料・食費はいくら必要なのか?
・毎月引かれる保険料や支払いは見直すか、解約するか、借金の残債は全額返済して下さい。
・やりたいことは、1年間、お預けする覚悟をすること!
・時間とお金の無駄を極力、省くこと
4、借金はしないこと!
個人事業をする人で最も大切なことは、最高を夢見て借金すると、失敗した時に借金だけ残ります。
残りの人生を借金返済に追い込まれたくない人は、「絶対に、借金はしない」と決めること。
この「借金」とは、お金のことだけでなく、「人の恩」や「してくれたこと」も含まれます。
いただいたものは必ず何かの形で返済しない人は、必ず、苦しい時に人は救ってくれません。
そんな状況にならないためにも、絶対に借金はしないと自分に言い聞かせながら、今ある普通のことに感謝できる人間になりましょう。
親が生きてい流、妻がいる、恋人がいる、子供がいる、飲み仲間がいる・・・いつ何時、失うかわからないからこそ、日々、感謝する心がない人は、どんな事業をしても失敗します。
必ず、毎日、いただいた恩を返せる人間になって下さい。
5、やりたい仕事をするために、あなたは何を差し出すのか?
今までのように固定収入が全く入らない生活を経験していない人は、好きな仕事をしながら収入を得ることは無理だと思って下さい。
今のあなたの脳みそには、安定収入の上に他の収入をと考えていますが、無理です、その思考では。
本当にやりたいことを仕事にできた人は全員知っていますが、やりたい仕事をするためには、やりたくないことを100個やらなければいけないと覚悟して下さい。
つまり、やりたくないこと以上にやりたいことが勝らないなら自営業は無理です。
6、自己メンタルマネージメントで自分をチェックすること。
自分のやりたい仕事の理由を100個、紙に書いて、それがうまく行く理由と、うまく行かない理由を100個書き出して下さい。
そして、うまくいかない理由の対処法も100個、書き出して下さい。
次に、最悪のケースを想定して下さい。
お金が底をつき、家族も誰も支援してくれなくなった時に、人に喜んでもらえるために何をするかを書き出して下さい。(自殺はダメです)
7、ここまで全てやった人は、まず、自宅の氏神と先祖神に宣言をしに行って下さい。
次に、自宅の1室で仕事をスタートして下さい。WEB上の無料HP や無料広告も有効に使いましょう。
それから、お友達や知り合いに「仕事を始めたので、どうぞ、よろしくお願いします」と挨拶して回りましょう。
<事業を失敗する人に共通すること>
1、お金がルーズな人
自分個人のお金と、事業のお金は別に管理して、絶対に、事業のお金を生活費に使わないこと。
2、時間管理ができない人
会社を辞めると時間がルーズになるので、自分で仕事の時間割と休憩のメリハリを作ること。
※自分で自分の時間を管理することができない人は「信頼もルーズにする人」と思われるので、絶対に失敗します。
3、自分なりのやり方に固執する人
個人事業は自分を成長させることが最も大事な要素なので、年上も年下も関係なく、得るものがあると思った人に、素直に「教えて下さい」と頭を下げられる人間になること。
4、素直になれない人
自分の仕事にプライドを持つことは大切ですが、クレームや意見を受け入れず、自分のやり方を突き通す人は必ず、つまづきます。
素直になれば、何度でも助け舟はありますが、チャンスは、二度まです。
5、仲の良いお友達と事業を一緒にやると事業は崩壊します。
仲の良いお友達は人間関係ですので、ビジネスパートナーとしては不向きです。
苦しい時は助け合いますが、うまくいくと必ず、利益の配分や事業投資の考え方で揉め事が起きます。
できれば、相手も個人事業として自立している人と共同事業をして行うならベストです。
ただし、うまく行った時の利益配分と、失敗した時の責任の配分は明確にしておきましょう。
さあ、どんどん個人事業にチャレンジして自分らしい生き方を実現して下さい。