両親のルーツを調べる
2008年になってから急に自分を産んでくれた両親のルーツが気になり先祖の土地を現在、調べています。
これは先祖供養になりますが一般的に先祖供養と言っても目的によっていろいろな方法がありますので、これは祖先の土地と魂の大元へつながる感謝の方法です。
沖縄のユタや神人修行の中では、最初に自分の先祖供養を終わらせるのが習わしです。
人によっては10代前までさかのぼって調べる方もいるようですが、この先祖供養はその祖先の系図でわかる全ての先祖たちの守護が受けられるうえに、それまでの先祖の感情やカルマを自分が知り受け止めて、愛と感謝で終わらせることが最大の目的です。
今の時代でも土地や先祖の”たたり”はあちこちで起きていますが、そういうときに導きをする人が自分の先祖ごとを終えていないと先祖同士の混乱の中に自分も巻き込まれてしまうからです。
まず先祖を調べる基準として、自分を中心とした両親の父方と母方の二つをたどります。
しかし、この努力の末に自分を基準とした家系図が出来上がりますので、この家系図は自分の子供へ引き継ぐ唯一の存在の意味を示す財産であり、子供から孫へ渡せる子孫の貴重な証明書になります。
私の場合、母方は以前調べた親戚がいたおかげですぐに住所がわかりました。岩手県奥洲市の田舎です。
生きているうちに両親を連れて生まれた先祖の土地へ感謝祈りができることをとても幸せに感じています。
なぜ今までこのことが気にならなかったか不思議ですが、急に気になった理由がわかりました。
5月18日の岩木山神事から正式に本州祈りに入るために自分の先祖ごとを終わらせておく必要があるようです。
私が本州の土地祈りを避けてきた理由に、過去に起きたたくさんの戦さや争いで死んでいる人が多い土地だからです。
そして、そのことを忘れてしまっている人たちが多すぎる事で起きている現実の混乱はその土地に住む人自身が手を合わせて「自分がこの土地を守る」という宣言をしなければ、本当の意味の土地祈りにはならないからです。
沖縄の神人(かみんちゅう)から先祖祈りの意味をこう教わりました。
母の血をたどることはその産み育てた生き様とあらゆるカルマや感情を受け止める子宮の苦しみを終わらせる意味があるということです。
土地や霊界のチャンネルから情報を聞き取る力がある人たち(沖縄では”ぐそう番”といいます)は、その土地に足を踏み入れると、さまざまな歴史の陰で起きた明かされない事件を霊たちが伝えてくれます。
なかには種の出生を明かせない理由もわかることがありますし、誰の種かわからない不浄御霊の思いを理解してあげることで素晴らしい御霊あげになることでしょう。
過去の先祖の人がどんな形で生まれたとしても、どんな苦しい環境で育ったとしても、その命を守りつないでくれた種元と子宮の元に感謝することは、人類発祥の起源までさかのぼる大きな人類祈り・生類祈りにつながります。
北海道に住む私たちのように明治時代に曾祖父が開拓者として北海道へ移住した人は、土地のカルマがかかりづらいからこそ、そのつながりの元を調べて出向くことがとても重要な意味を持っています。
100年前にこの北海道はそのすべての人の理想郷だったはずです。その理想郷の実現させる精神を受け継ぐために生れてきたのが北海道に生れた全ての魂の役目なのです。
人間は、父の精子と母の子宮を借りて土地に生まれることしかできません。
自分が両親を選んで生まれてきたようにその土地を選んだ理由は、生まれた土地や今住んでいる土地を守り、土地の神々を守り、過去生き抜いてくれて先祖の精神を守り、全ての過去の因縁(カルマ)の終わらせるためにその土地で人に出会います。
だから、この人生であなたが出会う全ての人が、過去のご先祖を含めて全ての因果応報の世界であり、すべて過去に逢っている魂同士であり、お互いがその因縁を愛に変えるために出会っていることに気づいてほしいと思います。
カルマという感情の記憶は、確かに過去の歴史を生きた魂のなかにあります。
だからこそ私たちは生まれたときにその記憶を消してくれたのです。それは今世を過去のカルマの実践のために生まれてきたわけではないことを理解して下さい。
感情が激しく揺れ動く時、衝動的な行動を取りたくなる時、とりつかれたように誰かを攻撃したくなる時、感情が制御できない内側から溢れるこういうマイナスな思いの全てが、過去の因果応報を魂が思い出して反応している状態です。
やりかえしたい、見返してやりたい、恨みを晴らしたい、相手を落といれてやりたいなどの深く暗いマイナス感情は、あなたの本質の感情ではなく、先祖に関わる過去の因縁の霊体が自分の身体を借りてその思いを晴らそうとしているだけなのです。
この憑依している霊体のマイナス意識に打ち勝つには、生きている人間の強い顕在意識や現実のプラス意識が大切です。
あなたがそのマイナスの思いを見たり聞いたり感じたとしても、どう行動するかはかあなたの意志で変えることができるからです。人のせいにして誰かを責めずにいられない自分や人を困らせることを喜ぶ自分がいたとしたらそんな自分は早く手放してしまうことです。
”公明な生きる強さ”とも言える強い精神力が欠けている人は、悩んだり混乱したり苦しい感情の時に、先祖や土地の浮遊霊たちが乗りかかってさらに深い部分で葛藤します。
うつ病の人に多い暗い感情や分裂症や多重人格の心を隠し持つ人たちの見えない心の心の裏側にあるのが、この霊体に動かされている憑依感情そのものなのです。
親殺しや子殺しを含めて人を恨み人を陥れることを目的に生れてきた人は、この世に誰一人としていません。
この否定的な家族の感情のやりとりが、また新しい家族カルマを産み出す要因なのです。
家族に対して自分の心を素直に出せない人の子供は、親に輪をかけて暗い精神状態や裏表の心を持つ人に成長します。
子供が逃げる一番弱い所が実は自分の一番弱いところであり、自分そのものであることを認めて下さい。何度も言いますが家族との心の関係は、あなたの心の中そのものを表していることをよく覚えておいて下さい。
こういう相談が今たくさん増えていますが、家族の誰か一人でいいですから、心から自分の存在に感謝する先祖祈りや土地祈りをすることで、必ず素晴らしい先祖たちが行動したあなたに力を貸してくれます。
2005年現在、日本のうつ病患者は約10万人ですが、これは病院へ行き薬を飲んでいる人たちの数です。引きこもりやニートを含めるときっと10倍~100倍になっているかもしれません。
こういう人たちの特徴は、現実世界で他人とうまくやりたい・よく見られたい・自分の欲求は満足したいという自己防御本能と反対に、自分のことは地球上で絶対にわかってくれる人がいないと信じている暗い孤立心の奥底で精神の分離が始まり、裏と表の顔を持つ二重人格の心のバランスで自分を普通に生活しています。
病名がついていない一般の人でも、影口を吐く人、人の悪口を言う人などは、どんどんそちらへ引き込まれますのでご注意下さい。
もし、あなたが発する言葉やあなたが心の中で思うことが全て頭の上に映し出されるテレビが人間全員についていたとしたら、あなたはどう生きるかをもう一度、考え直してみるとことをお勧めします。
私は今回、自分のために土地祈りと先祖祈りをします。
ちなみに日本人のDNAは、9人の母から分かれた兄弟だそうです。
あなたも現在生きている間に一度でいいですから、この先祖祈りとルーツである土地へ感謝の祈りを捧げてみて下さい。
沖縄のユタの方たちはこの先祖供養を何度も何度も繰り返すことを仕事にしていますが、それが本当の意味で成就されない理由は、今、生きている人たちが今生きていることに感謝する「存在への感謝」を忘れているからです。
どうぞ、あなた一人でいいですから、あなたができる感謝祈り、土地祈り、先祖祈りをしてみて下さい。
宗派や方法はまったく関係ありません。あなたの誠実な心そのものがご両親にもご先祖にも必ず通じます。
最後に、うつ病を克服したい方や弱い精神力を強くしたい方のための方法を教えます。私もこの実践のおかげで全てに感謝することを学びました。方法は実践してこそ結果がでる!
1、自分がなるべく避けたとい思うこと・できればしたくないと思うことで人が喜ぶ事をすべて行動に移して完了する。
2、家族がやりたくないと思っていることで家族が喜んでくれそうなことを全て行動にうつす。
3、他人がやりたくないと思っていることでも、本当はしたほうがいいと思うことを一人でやりきる。
4、その行動のすべてに対して一切誰かに評価を求めないこと・愚痴を言わないこと。ただ、させていただいているのだと知り「ありがとうございます」を唱え続ける
私は全ての魂のつながりのもとへ感謝を捧げられますこの祈りの喜びに感謝があふれています。