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【ダイエー】ビール会社3社にタダ酒をご馳走頂いた話 2

翌日、大通公園で開催されいる「札幌ビール祭り」に行くことを決めましたが、「どこの部下」を連れて行くかで揉めるので、そっと、「食品売り場のNO2」に話しをしに行き、「お前が連れていきたいアルバイトを3名まで連れてこい!」と囁きました。

やったあ!ご馳走ですね!

まあ、いいけど、1杯だけだぞ!

それと、絶対に「他の課の奴」にバレないように、そっと出てこいよ!

俺は毎日、警備室を出る前に、色んな部署の奴らが俺にくっついてきて、「今日は誰と飲みに行くんですか?俺、連れてって、もらえませんか?」って聞かれるんだぞ!

この前なんか、課長がよ、自分のほうが給料高いくせに、俺にご馳走してもらおうと、ニコニコ顔よ!

だからな、「労働組合中央執行委員に、接待費はないんですよ!

割り勘なら飲みに行ってもいいですが、あなたと飲むなら、きれいなお姉ちゃんを連れて行きますわ!

だから、あなたの順番は一番、最後ですよ!」と言ってやったのさ。

それくらいいろんな奴が「タカリ」に来るので、警備室を出る時は、バラバラの方角に分かれて出ろよ!

今日はな、まず、「サッポロビール」から攻めるわ!

なんで、今日はサッポロビールなんですか?

それは、聞くな!

色々、あってな、会社の中の人間関係というか、トップダウンで指示したことが、現場に徹底できているかの「試験」みたいなものなので、今日は、その「抜き打ちテストの日」なのよ。

だから、偶然なふりをして、サッポロボールの6丁目をぶらいて、俺を見つけろ!

アルバイトも全員、俺の顔は知っているはずだから、お前からその指示命令を出しておけよ!

わかりました!!この指示、周知徹底します!

お前、仕事もそれくらいちゃんとやれば、上司から怒られないと思うんだけどなあ???

それは、言わないで下さい!

 

俺、あの人、大嫌いなんです!

 

いつも、グダグダ言ってから「指示」を出すので、最初に「指示を出してからグダグダ言って下さい!」って言ったら、殴りかかってきたんですよ!

 

もう、やってられませんわ!

 

俺、一応、柔道3段なので、いつでも投げ飛ばせますが、会社の上司を投げ飛ばしたら問題になりますよね?

お前、アホか!!問題になるに、決まっているだろ!

それにな、「武術の有段者」はどんな小さい事件を起こしても、警察沙汰になった時に、武器を所持していたと同じ犯罪になると、俺の従兄弟の柔道家から教わったぞ!

確か、あの人は、日大柔道部の主将で、全国柔道選手権の個人戦でも一位になったし、社会人の大会でも一位になったので、柔道家なら誰でも知っているはずだぞ!

え!!もしかして、あなたと同じ苗字の・・・あの人ですか?!!!知ってます!よく知ってます!あこがれの人です!ぜひ、会いたいです!

ま、会えないことはないけど、あの人は今、大学の先生になるらしくて、勉強と柔道の両方が忙しいと、この前、電話があったんだ。

日大の大学院まで出ないと、すぐに大学の先生にはなれないんだってよ。

それと、なぜか、子供の頃から俺とだけ仲が良くて、幼稚園の頃から柔道を教えてもらっていたけど、ある時、俺の目の奥ををずっと見て、「お前はヤバい人間になるので、柔道の有段者には絶対になるなよ!」と釘を刺されていたのさ。

なぜですか?普通は、それだけ強い人なら、兄弟でも親戚でも「柔道」をすすめるでしょ!

いやあ、あの人の目は凄くて、一瞬で相手を威嚇する目を持っているらしいので、普通の人は敵わないし、空手と合気道と剣道の有段者の飲み会で喧嘩になった時、あの人は全員を睨みつけて、「やめろ!」と言った瞬間、全員の力が抜けて、喧嘩にならなかったらしいんだ。

それ、「気功」か何かですか?

いやあ、本気の気迫さ!

その人がな、幼稚園児の俺の目を見て、「お前、やばい人間になるから、絶対に、柔道はやるなよ!」と釘を刺されたのさ。

きっと、お前が有段者になると「急所」も覚えてしまうので、絶対に、お前は相手を殺しそうだから、俺もそれは教えないからな!と言われたのさ。

俺、そんなにヤバくないよな?

いっやあ〜、あなたの「女の扱い」はヤバいっす!いつも女たちを切っていると、有名ですよ!

それは間違いさ、俺、女たちに斬られまくて、体も心もボロボロさ!

お前も覚えておけよ!「女の涙は嘘」だけど、泣き方が上手いので、ほどんどの男はやられるのさ。

俺もそれで何度、やられたことか・・・。

まあ、いいよ、女の話は・・・今夜、そっと、サッポロビールで盛り上がろうぜ!

明日は、キリンビールか、アサヒビールに行かないといけないのでな・・・。

それ、「組合のお仕事」か何かですか?

いやあ、個人的なお仕事っていうか、まあ、「人間の信頼」を試しにいくというか、「男の度量」を試すために飲みに行くって言ってもいいかな?

もし、俺が命令した「作業指示」が徹底されていなければ、俺、いつでも「ビール関係の労働組合」の人間に電話できるから、きっと、誰か飛ばされるだろうなあ・・・。

まあ、そういう「大きな賭け」をしたので、お前も楽しんで飲みに来い!

人生は、毎日、勝負なんだ!

何度、戦っても勝てないのは「女の理屈」だけなので、そこだけが俺の勉強中なところよ!

だから、この飲み会に、「女」は連れて行かんからな!

お前も、「男のアルバイト」だけにしろよ!じゃあ、後でな!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仕事が「フレックスタイム(勤務時間変動制)」になったおかげで、いつでも自由に勤務時間をコントロールできるので、この日は、食品売り場のヤツの仕事に合わせて自分も仕事を早く終わると部下に伝えておき、裏の事務所でデスクワークをしていました。

店内専用のポケベルが鳴り、「あと30分で上がります!」と食品売り場のN O2が電話してきたので、先に行って待っていようと着替えました。

夕方、4時半から飲んでいるのは、公務員たちばかりなので、何かこう活気がないというか、戦いの空気がないので、本当にこの人たちは「やる気」なんて仕事に必要ないんだろうなあと、肌で感じました。

一人でビールを頼み、おつまみを一つ、頼んで待っていると、お店のパートさんたちが、私を見つけて手を振りました。

みんな「労働環境の問題」で私に相談にきたり、家族の問題で相談に来た人たちなので、手を降ってから私が一人で飲んでいるところに、そっと、どこかのおつまみを三つも買ってきて、「これ、どうぞ!」と渡してくれました。

あなたのおかげで、娘との問題も解決したし、相手の男も本気で私の娘に結婚を申し込んでくれたので、私、今、イキイキなんです!

 

これは、そのお礼です!

 

きっと、だれか綺麗な「お連れそい」を待っていると思うので、私は今日は帰りますね!

 

でも、あなたのお誘いなら、主人や子供を放ってでも飲みにきますので、誘って下さいね!

と言ってお帰りになりました。

これは、ヤバい!

お店のほとんどのパートさんに「面は割れている」し、いろんな人の家族の問題も確かにアドバイスして解決したけど、あのオバさんたちの集団と飲むと終わりがないので、見つからないように、一番、隅で小さくなって飲んでいました。

夕方5時半、あの食品担当の男がやってきて、遅れて、3名のアルバイトの男たちがきたので、私が「ビール1杯とおつまみを1品」づつをご馳走しました。

全員がビールを飲み干したあと、昨日、出会ったビール会社3社の営業マンの話をしました。

・・・・・・・・・・・・・・

それで、今日は、サッポロビールなんですね!

そうさ、サッポロビールは、昔はダントツ一位のビールメーカーだったのに、競争に負けて今、シェアは三位なんだ。

だから、一度、上り詰めた会社が本気で「売上シェア」を取りに行っているどうかを見るためには、こういう「単純な指示」がきちんと徹底されているかどうかでわかるものなのさ。

どこの会社にも、長年いる「仕事をしないオッサンたち」がいるだろ?

奴らはなあ、時間さえ過ごせば「一定の給料」が出るので、クビになるようなチャレンジは、絶対にしない奴らなのさ。

だから、企業は、そういう「やる気がないオッサンたち」を切りたいんだけど、社員全員に「人員削減」を言い渡すと、真っ先に辞めるのは「優秀な社員」ばかりだと、人事課の人間が泣いて相談に来たほどなんだ。

最後の最後までいる「仕事ができないオッサンたち」は、息子が大学に行っているとか、娘たちの塾代が高いからとか言い訳して、若い人たちの「やる気を削ぐ発言」をする邪魔なオッサン達が山ほど、どこの企業にもいるものなのさ。

でもな、「企業の3分割理論」というのがあってな、伸びる企業・伸びない企業・そこそこの企業の三つに別れたあと、最後の「生き残り」がかかった時に、実は、簡単にトップが入れ変わるという「社会企業論理」というのがあるのさ。

「労働組合の役員」て、そんなことも勉強するのですか?

当然だろ!俺たちの会社は「流通業界のトップ」だから、労働組合が決める妥結賃金も位置もトップなのさ。

そうなると、次は「別な産業のトップ達」とも、交流をしないといけない立場なのさ。

自動車労連、鉄鋼労連、交通労連、造船労連、電気労連、港安の労働連合会や、今流行りのコンピューター事業に、関係するお偉いさん達と飲む機会もあるので、俺がバカにされたら、会社も労働組合も恥になるので、自分一人で勉強しているのさ。

これは、スーパーの仕事以外の「もうひとつの仕事」だから、他の産業の人たちの「共通の話題」についていけないと、バカにされるんだぞ!

今の政治や政党の問題は当然だが、日本経済や対外国経済について質問されて答えられなければ、その一瞬で、「人としての信頼」は無くなるのさ。

相手は、たかが「スーパーの店員」だと思ってバカにしているからこそ、俺たちが「流通業の企業価値」を高めないと、日本全国で働いている流通業の従業員たちの価値も低いままだろ!

数年前に、やっと「一兆円」という大きな売上を作ったのに、他業種の労働組合の幹部たちから、「たまたまの一兆円でも、すごいですね!」と嫌味を言われたと、ウチの労働組合の委員長が怒っていたのさ。

だから、今、頑張って、売上を2兆円にしようと社員一致の目標が掲げられているだろ!

もし、お前達が結婚したい女のお父さんが、他の産業のお偉いさんだった場合、「スーパーの店員」というだけで、一緒にお酒を飲めないで恥ずかしい思いをするだろ!?

「いつも、売り場で大声を出して、物を売って、世の中のことを何も知らないバカものだ!」と思われたら、好きな女とも結婚できなくなるんだぞ!

だから、最低限、毎日1社の新聞を読んで、できれば2社の新聞まで読めば、テレビで言っている言葉の意味を深く理解できるし、そういうお偉いさんに聞かれた時にも、自分の意見をきちんと言える人間になるのさ。

自分が思ったことを、相手にわかりやすく伝えられない人間は、一生、肉体労働をするか、もしくは、人を騙して生きるしかなくなるぞ!

俺みたいなバカは勉強して賢くなるしかないからこそ、俺は出会う全ての大人達からたくさん教えてもらうのさ。

だから、最低限、どこの産業の人間でも、どういう立場の人間でも、相手に失礼にならないような対話や所作は訓練したので、「子供の頃からの親の許育」には本当に感謝しているんだ!

お前達アルバイトは、お金が無いと思うので、新聞なんかは自分のお金で買うなよ!

新聞なんてな、毎日、どこかの家で読まれて捨てられているので、その「捨てた新聞」を読め!

情報なんて、一日や二日遅れて知っても問題ないだろ!?

俺も、そうやってお金を貯めたし、そうしないと、お酒も飲みに行きたいし、女を連れてどこかに行きたいと思っても金がないだろ!

人生はな、全て「優先順位」で決めるものなのさ。

今、自分が一番、時間とお金をかけたいものは、何か?

本当に将来を考えた時に、「今の自分」にその時間とお金をかけて良いのかを考えている奴は、あとで必ず、出世するぞ!

だってな、会社勤めも同じだし、たくさんの上司からバラバラ指示が出たら、どれを優先するかをちゃんと見極められない人間は出世などできないさ!

「一番偉い上司の指示」であっても、お客さまに迷惑がかかる仕事は、最優先でしなければ、出世なんてしないのさ。

だってな、どんなに「偉い人」の言葉でもよ、目の前で泣いてる子供やお母さんがいたら、最優先だろ!

それが俺たち「流通業」の仕事だし、そういう人たちが使ってくれるお金のおかげで、こうして、美味しいビールが飲めるんだろう!!そうだろ!間違ってないよな!

結婚して家に帰れば、子供や妻から文句も言われるので、その時は、「嫁の言葉は神様の言葉だ」と思っておけよ!

だから、昔から奥さんのことを「カミサン」と呼ぶんだぞ!

家の中の問題をうまくやるには、それしかないな!

俺は、うまくできないけどな・・・(^^;

・・・・・・・・・・・・・・

いやあ、いい話しですわ!

俺の上司にも聞かせてやりたい言葉ですわ。

今、呼びますから一緒に飲んでもいいですか?

ダメだ!他の課の部下を連れ回しているのを「食品売り場の上司」が知ったら気分悪いだろ!

お前の上司は、また俺が個人的に誘うから、その時、お前達も一緒についてこい!

それが「上司を思いやる気持ち」ってもんさ!覚えておけよ!

いやあ、タメになる!!本当に、タメになるし、今、これからお店に戻って、明日の仕事の準備をしたくなるほど、やる気が出てきました!

いいねえ、そういう「単純な脳みそ」は!

いいか、仕事ってえのはな、「屁理屈」をこねている奴を信じるなよ!

本当に実力がある人は、「黙って仕事」をしているものさ。

俺は大した実力はないが、まあ、平均点以上にはなっていると思うな。

だから、俺なんかを見本にするなよ!

いつも上司に「たてつく部下」なんて、どこへ行っても嫌がられるものさ。

俺は、いつか、30代のうちにこの会社を辞めると思うんだ。

一生、会社の言いなりで生きていたくないから、早く自分で生き残れるのかを試さないと、40代を過ぎて独立して失敗したら、立ち直れないのは、自分でもわかるのさ。

お前達も、一生、サラリーマンをやるのか、公務員をやるのか、自立して自分で仕事をするのかを早く決めなさい!

そして、「将来の準備」もしておかないと、家族がいたら余計に決断を迷うので、お金はちょっとづつでいいから貯めなさい。

だからこそ、アルバイトのお前達にこのビールを奢ってやっている意味も、ちゃんと、覚えておけよ!

いつか、自分が「他人にお酒をおごれる人間」になることが、「男の世界」では大事なことなのさ。

それが、「男の人生の世渡り術」だから、覚えておけよ!!!

つづく

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