【宮古諸島】伊良部島 ヌーシの入り江
午前中に行ったあの「ヌーシのウタキ」の近くに、「ヌーシの入り江」と呼ばれる場所があります。
ここは昔、海から流れる潮に合わせた自然な形の浜辺で、漁をする船が出入りしていた場所ですが、今では、コンクリートで固められた塀で、道路に潮がふきあがるのをふせぎ、船を出す為の場所もコンクリートで固められています。
その場所に着いて車を降りて、コンクリートの船着場にでてみると、左手には、きれいな砂浜が海岸線まで見えていて、右側には、コンクリートに囲まれた橋と壁が見えます。
ユタの話を聞いてみると、ここは、昔、「龍のお休み処」だったのですが、人間が色々造作したために、今では、龍が休めないと怒っているというのです。
加えて教えてくれたのが、すぐ右手の下にある茂みは、実は昔は、ウタキだったというのです。
本当に人間は、いつも勝手に神様を祭って、勝手に、やめたりするので、霊や神様の行き場所が、わからなくなってしまっているという典型的な場所だと思いました。
そう話してくれたあと、その場所から動かないユタとオーナーを見ていると、「あー、またかい、」という気持ちとは裏腹に、「いいよ、僕がやるから!」と、私はその茂みの所に下りていきました。
その茂みに向かいあってみて、先ほどのゴルフ場とは、まったく違う霊なので、安心して、天へ召されるための祈りをささげました。そして、すっかりその場が、落ち着いたので、もうひとつの仕事、「龍のお休み処」の件を解決しようと思いました。
以前お話したとおり、私には、数年前から、青い龍の父親が入っています。だから、ほかの龍とは、ある意味、兄弟みたいなところもあります。
そこで、まず、その入り江全体の、龍のエネルギーを感じながら、人間がこの地を荒らしたお詫びをしました。
そのあとで、この場所にいた龍に、ある場所に移動してくれないかとお願いしました。
その龍は、「人間の所存次第」だと言い残すと、その場所を離れることの了解をくれました。
ここで問題です。この場所の代わりに私が龍に教えたお休み処は、どこだと思いますか?
このことをホテルのオーナーへ告げると、とても喜んでくれました。そして、ユタの女性も、「なんだか、ここが、軽くなりましたね。」と言ってくれました。
龍も、人間も、全てが、大切にするべきものを大切にしていけば、災いを引き起こす必要もないとは思いませんか?
人間の浅知恵は、いつの時代も、大切なものを見失いがちです。時に、災いが起きてから、そのことを思い出すのも、歴史が繰り返すなかでは、普通のことだとしか私には、いえません。
どうぞ、みなさまも、目に見えない大切なことに気づき、その付き合い方を学んでください。生きている人間も、全ては、霊体であり、また、神の化身でもあるのですから・・・・・。