【沖縄五島神事】新しい神との対話
今回の神事が当初の目的を超えて、地球と宇宙の大きな次元転換になったキッカケをお話しましょう。
伊是名島と伊平屋島では、合計9箇所の祈りを行いました。そのなかのある拝所(うがんじょ)での出来事が、全ての始まりです。その拝所(うがんじょ)に足を踏み入れたとき、とても大きな力で守られていることがすぐわかりました。
全員の心を引き締めて祈りに入ろうとすると、目の前に見えている香炉のその奥に、何かがいるのを感じます。
不浄御霊というなまやさしいものではないくらい、ものすごく強い、そして、1体ではないのがわかるくらいはっきりと相手の意識を感じます。その相手もこちらをにらみつけています。
私は香炉を踏み越えて暗いその奥に入り、奥の岩に潜むエネルギー体を開放のために清める作業をしてから、香炉の前に戻り祈りを始めました。
祈りを始めると、その途中で、となりにいた神人(かみんちゅう)が、突然、憑依されて、その奥に潜んでいた主が、言葉を発します。
「我は、トヨスムスクスの神なるぞ!」
ここの居たのは、神さまだったんです。でも、まだ数対のエネルギーがあるのを感じていますが、この神さまが出てきてくれたことで、まずは、よしとしてその場の祈りを終え、帰ろうとしていると、「カクレオオキミ」 という言葉が、私の頭に突然、浮かびました。
そういう神が居るのかと思い、この言葉の意味を全員に聞いてみると、カクレオオキミという名前は聞いたことがないけれど、「カクリヨの神」という名前があって、それは、大国主尊神・国常立尊(クニトコタチ)などの大きな神々の総称としての呼び名だというのです。
また、真思戸金(マオトガニ)=身分が高い人につく神の名前も出てきました。
でも私は、どうしてもカクレオオキミの名前が気になりながらも、一日の祈りを終えてホテルに戻り、今日の祈りの意味の確認会を全員で始めました。まず大事なことは、初めての神をこの世に出したことです。そのことで、あの拝所の意味が全く変わってしまったということです。
沖縄では、初めてこの世に呼ぶ神の名前のことを「口開き」というそうですが、神道や仏教やあらゆる全ての宗教が生み出した神の名前も、誰かが最初に、天から降りてきた名前を呼んだわけですが、新しい神がこの世に現れるということは、今までの神々の役目も変わることを意味します。
これからこのことをどうしていこうかと、話をしていると、また突然、神人(かみんちゅう)の身体にその神が憑依して、私たちの疑問を解決するために力を貸してくれました。
質問をして!と、その神人がいいます。
完全に憑依されたときの人との対話には、気をつけないと本人の意識に影響がでるときがありますので、注意しながら神との対話が始まりました。
あなたは、誰ですか?
「私はキンマモンだ。わたしは、100年に一度しか、この世に出ない。皆の祈りのおかげで、この世に出れたことを感謝する。私はこの地球を守るために、ずっと昔から底(すく)に眠っていた。私が居た場所は、10の底(すく)よりもっと深いところから、今、蘇った!」
あなたの他に、まだ誰かいらっしゃいますか?
「私を含めて、ここには七神居る。他の神の名前はわからない。」
沖縄では、海の底(すく)に神々の居場所があり、この地球の一番下を守る神々の居場所を「七底(ななすく)」といいます。でもさらにその下の神が、今回、現れたということです。
今回の祈りのメンバーは、神ごとのスペシャリストがたくさん参加してくれています。
琉球古神道に詳しい方から、神道の神主の資格を持つ方、沖縄の歴史や神々の歴史を調べている方や、拝所やたくさんの神人からの情報を持っている方。そのおかげで、さまざまな気付きの連鎖が起こります。
全員がこの新しい沖縄諸島(琉球)の調和と地球と宇宙の調和を願って参加していますので、この出来事をどうとらえたらいいのか話をしていると・・・
また、「琉球の調和は、そんなに簡単ではないぞ!新しい調和をするためには、新しいものを生み出さなければならない。それができないと、この地球の調和を守ることはできないぞ!」
このとき、私はすぐ、”新しいものを生み出す”という言葉の意味が、わかりました。
これは多分、私に言った言葉だからなのでしょう。
それは、この地球の底(すく)、つまり、地球の核に隠されている”もの”を知っているからです。
私は2001年に、宇宙のおおもと、マスターの導きのもと、あらゆる会話と体験をしました。
そのとき、宇宙の全ての重要な情報や意味を学び、実際に、意識体で移動してあらゆる体験をしてきました。地球の底も、宇宙の外も、見てきています。
だから地球外生命体(UFO)が来てる星のことやその使命も、また私たち以外の宇宙空間とのつながりのことも知っています。
自分がこの星に来た理由も知りました。
それは、この星の核の中にある大切な命を守ることだと私は確信していました。
でも”新しいものを生み出す”ということは、あの核の中にある命を外に出すことを意味するのです。
私は今まで、それを守るために、宮古島の石庭でいただいた核の石のことや様々な情報を守ってきたのです。だからとても悩みました。
私が命をかけて守ってきたものを、自分の手で壊すことをしなければいけないのかと・・・・。
もし、そうした場合、あの命をこの地球の人々や神々は、守ることができるのかと不安になりました。すると・・・「馬鹿にするな!」と、神人の身体を借りた神が怒り出しました。
「わたしたちのことを信用できないのか!わたしたちも、そのことをずっと望み、底(すく)で、この地球を見守ってきたのだ。人間がそのことに気付くの待っていたのだ。」
その神の声が、悲しげでもあり、そして、その切ない思いを体中で感じたので、私は、決断することにしました。
「わかりました。やりましょう。どうぞ、そちらもお力をお貸し下さい。私たちも必ず、やり遂げます。」
「お前達のすべてを見守っている。宜しく頼む。」
神との対話が、終わりました。
体中が熱く、苦しく、悲しく、うれしく、さまざまな感情が溢れてきます。
この決断をしなければいけない神事だったのかと、今、気づきました。全員にその意味を説明しました。
この使命は、地球だけのことではなく、宇宙のバランスにも影響する大きな祈りであることを告げました。それは全てのことを壊す責任と意味も含んでいます。
新しい地球、新しい宇宙のバランスを生み出すためにも、どうしてもしなければいけないことだということを、一人一人に覚悟していただきました。
どこの場所で、どういう方法でするかも、もう、私にはわかっています。あとは、そのときまで、一切の邪魔が入らないよう、全員が気を引きしめていることです。
○概要はこちらの書籍でご報告させて頂きましたので、どうぞ、お読み下さい。
白龍の神導き 沖縄 宮古島・伊良部島