【宮古諸島】 水納島(みんなじま)神事
まずは、2007年6月19日から6月27日の日程で、本年3月に行いました「地球の天の岩戸開き神事」が無事に完了したお礼祈りとして、「沖縄の八島祈り」を終えましたことを事をここにご報告させていただきます。
またその際、皆さまからのご支援金や心合わせ・祈り合わせ頂きましたことを心から御礼申し上げます。
今回の「沖縄八島 お礼祈り」は、龍球王国(=地球)の建国と、地球を守る新しい十五神の神々を立ち上げるキッカケとなった伊是名島の大きな神様へのお礼参りが目的ですが、加えて、日本の西を守る「与那国島」で重要な祈りをすることも目的です。
与那国島に足を運ぶ意味は事前に何となく感じとっていましたが、実際に行ってみて、本当に、私達 龍球王国創設メンバーを神々が待っていてくれたことを実感する祈りとなりました。
与那国島へ行く前に、仲間から「別な依頼」もありました。
それは、宮古諸島の水の神様たちが集う島、「水納島(みんなじま)」へ行くことでした。
なぜ、私が「水納島(みんなじま)」へ行くことになったのか、その過程をお話ししておきましょう。
実は、私の龍球王国創設メンバーの一人に、沖縄で50年以上、神人を続けている素晴らしい神人がいますが、彼女が伊良部島の女性と二人で水納島(みんなじま)の祈りをしに行った際に、私たちでは手が出せない場所を見つけたからと、水納島(みんなじま)から北海道にいる私に電話が入ったことが始まりでした。
「天無神人さん、私たちは今、多良間島の向かいにある水の神様が集まる水納島(みんなじま)にいるのですが、私たちでは手が出せない大きな神様がいる場所で、「龍球王国の天無神人さんを呼んで下さい」と言われたのです。」
と、伝えてきました。
そんな電話が突然、来たので驚くのは当然ですが、なぜ、この神人がそう言ったのか、水納島(みんなじま)の神様の意識に心を合わせてみると、
「本当に、来て欲しいのです!あなたしかできないことなので、ぜひ、来て下さい!』
と哀願されました。
水納島(みんなじま)の神様たちの思いを受け取った私は、すぐに、「行きます!」と神人に伝え、「もうしばらく、神様たちには待っていてもらって下さい」とお伝えしました。
覚悟を決めて、全ての采配を天に任せて、出発の日を迎えました。
まず、水納島(みんなじま)の神さまが、「皆さんへ、お礼を伝えて欲しい」と言っていますので、先に、ご報告しておきます。
チャーター船の理由は、現在、水納島(みんなじま)に住んでいる家族は、たった「1家族」だけですので、定期便が一切無いのです。
今日の祈りには、伊良部島から2名、北海道から2名の男女4名で、祈りに入りました。
水納島(みんなじま)の港が見えてくると、伊良部島の女性が、「アマミさん、すごいよ!神さまたちがみんな出迎えにきているよ!すごい!初めてみたよ!」と神様たちがとても喜んでくれていることを伝えてくれました。
港には、昔から航海安全を願う「龍宮神(りゅうぐうしん)」が奉られていますので、まずはそこで、北海道を守るすばらしい仲間たちと足を運んで見つけた十勝川と、音更川(おとふけがわ)の源流から汲んできた2種類の水と、そこで見つけた温泉の源泉水、そして、然別湖(しかりべつこ)の弁天島の神様から送っていただいた水、さらに、伊良部島から運んできた龍水など、日本の大切な水のエネルギーをたっぷりお供えして祈りを捧げました。
沖縄のウタキは、基本的にご先祖やその島を救ってくれた大切な方を神さま(人格神)を奉っていますので、島に住む人たちだけの祈り場ですので、島の人以外は入ることを許されませんので、現在、島に住んでいる人に許可を取り、神様たちにもに許可をいただいてから鳥居をくぐると、奥には祈りをするための大きな建物があります。
地元の方の神役目の人たちは普通、その中で祈るのですが、ウタキを守る司(つかさ)たちは、その後ろにある祠(ほこら)にいらっしゃる神さまを守っています。
絶対に、勝手にウタキに入ることも、この祠(ほこら)を見ることも一切許されません。
目に見えなくても、ウタキの中にはたくさんの神さまやご先祖霊たちがいます。
建物の裏に神役目以外の人が行くことは、絶対に、許されませんが、祠(ほこら)に回った理由は、「水の神さまが来て欲しい」と言ったので足を運んだだけですが、私自身は絶対に興味本位で行動はしません。
裏の祠の祈りでは、港の龍宮神に奉ったように、数種類の水をここにも納めて祈りを捧げると、本当に神さまが喜んでくれているのがわかりました。
祈りを終えて水納御嶽を出ると、すぐ真向かいに細長い道が続いていて、その先へ呼ばれているのを感じました。
ここからの体験は、人生で初めてのとんでもない体験でした。
私が先頭となり一人で道へ向けて歩き始めると、2mほどある道幅の両脇の草むらから「白い蝶」たちが数羽、飛び出てきて、私の体の周りを取り囲むように回り始めたのです。
どうしたのかと思い足を止めると、ドンドン「白い蝶」の数が増えてその数は数百羽にもなり、私の足元から顔の前まで「数百羽の白い蝶」が、白い円形の柱のような形になり私の体を包みこむように回り続けました。
とても前へ進める状態ではないのでしばらく足を止めて、白い蝶たちが私の体から30cmほど離れて回っている状態に身を任せていると、さらに白い蝶がたくさん出てきて、その総数は千羽にもなっていたと思います。
驚きながら、蝶たちの意識を感じてみると、水の神様や土地の神様、そして、自然界の神々たちがお礼を言ってくれているのだとわかり、心から感謝しました。
数分間、経ったでしょうか・・・
ずっと私の体の周りを回り続けている蝶たちに感謝しながら、「この先に、井戸があると聞いていたので行こうと思っているのだけど、この先にあるのかな?」と心の中で思うと・・・
私の体の周りを回っている「一羽の白い蝶」だけが、道の先へユラユラと飛び出して行きました。
その一羽の蝶の様子を見ていると、しばらく進んだ後に、左手に曲がり、姿が見えなくなりました。
「あー、その左手に井戸があるのかい?」と、心の中でつぶやくと・・・
私の体の周りを回転していた千羽の白い蝶たちが、一斉に私の周りから離れていき、また、元の草むらの中に身を隠してしまいました。
この様子を後ろで見ていた仲間たちは、何が起きたかわからず呆然となり、私を取り囲む白い蝶の動きにただただ見とれていて近づけなかったと話してくれました。
※沖縄では祈りの時に「黒い蝶」が表れると、その場所を守っていたノロ神(神守りの最上クラス)が喜んできていることを意味していますし、白い蝶は「自然界の精霊たち」の意味だと神人に教わりました。
「一羽の白い蝶」の導きのままに歩いていくと、やはり、左手に水が枯れてしまった井戸がありました。
一羽の蝶は、その枯れた井戸の木の先端に止まり、「ここで祈って下さい」と心の中に教えてくれました。
塩とお酒で場を清めてから、愛いっぱいの水をたっぷり降りまいて、命の水を与えてくれたお礼と、ここに水を生み出してくれた神々の思いに、感謝の祈りを捧げました。
目には見えませんが、そこに「水のエネルギー」が溢れたようです。
私が祈り終わっても、その一羽の蝶は、その場所を離れません。
神々や精霊たちの感謝の言葉が、心に聞こえてきました。
本当に、ありがとうございます。
本当に、ありがとうございます。
私たち精霊は、この島に命を頂いたお礼として、水の循環や植物の命の循環を守っていましたが、そのことに感謝する人間がいなくなったため、命の水が湧かなくなったことを人間たちに伝えて欲しくてあなたをお呼びしました。
私たち精霊は、人間を問いているわけではなく、ただ、お互いに命の存続を願う思いは同じだからこそ、感謝の祈りをして欲しくてあなたをお呼びしたのです。
今回は、本当に、ありがとうございます。
人間の思いもわかりますし、自然界の精霊たちの思いもわかるからこそ、ただただお詫びと感謝しかできませんでした。
今でも使える井戸と、枯れかかっている井戸が、いくつかありました。
とても喜んで尻尾を振って、空へ飛んでいきく姿に私も嬉しくなりました。
そのあと、井戸の先にある道を歩いていると、「大きな岩」が何かを守っているのがわかりました。
「ただただ、自然界の神々と精霊達に感謝です」
それ以外、神に必要なものはありません。
祈りの最後は、この島を守る「大きな龍が居る場所」です。
この場所がわかったのは、沖縄本島から先月、祈りにきてくれた2名の神人と、伊良部島の女性が、直接、神さまに導かれてきた場所だからこそ、見つけられた場所です。
水納島の端にある大きな「龍の岩」は、潮が引かないと海側にある祈る場所へ行くことができませんので、昼食を取りながら少しだけ時間を待つことにしました。
この水納島には、山もなく、木陰もわずかしかないくらい、平坦な島ですので、35℃を超える強い日差しさけて、少しだけ木陰で休憩をとりました。
帰りの船の時間も迫っていましたので潮は完全に引いていませんが、海の中を歩いて渡ることにしました。
白い砂浜が切れると、その先は、一面、真っ白いサンゴが浜辺にいっぱいです。
閉ざされた「出口の扉」を開けて、すべてのエネルギーを開放すると、大きな青龍が飛び立ちました。
その青龍に、私はこう伝えました。
「伊良部島に龍宮の聖地があるから、そこでゆっくり休んで、それからはあなたの行きたいところへ自由に飛びまわりなさい。
この島の守ることをしながら、もっと、自由に、大きな力で世界中を飛び回りなさい!」
沖縄や日本の各地、そして、世界中に龍を奉っている場所はたくさんありますが、龍や水の神さまを人間が奉り、「お願い」ごとをすればするほど、その場所から神々は離れられなくなってしまいます。
「お願い」はたくさんするのに、「御礼の感謝心」を忘れた人間たちは、いつもそうやって神に依存をし、神を土地に縛り付けて自然神の神々を悲しませているのです。
私達人間がこの地球上に現れるずっと以前から、自然神や宇宙神は、地球に存在していた神なのです。
その場所へ、我がもの顔に「自分の土地だ!」といって土地を奪いあったり、土地の資源(水・石油・鉱物・ガス)を奪う人間のおろかな行動は、自然界のバランスを壊す最大のガン細胞かもしれません。
世界中の先住民族たちは、この自然神の思いを決して忘れていません。
数千年たっても、語り継がなければいけないもっとも重要なことが、
「私達人間は、常に自然界に生かされているし、いつも守られている」
ということです。
水の神々、土地の神々、そして、龍の神々の祈りを終えて、海辺を歩いていると、大きなサンゴを見つけました。
水の大切さに気付いてくれたこと、水の源流や湧き出る井戸があったことを思い出してくれたこと、そして、ここ水納島(みんなじま)は、水の神様達が集う場所だったことを気付いてくれたことに、神々はとても喜んでくれました。
祈りを終えて、港の龍宮神のお礼を伝えてから船に乗ると、一緒にいた伊良部島の女性を通して、水納島の神々がメッセージを下さいました。
「今日は、ささやかな宴(うたげ)をさせてもらいます。本当に、ありがとうございます。」
私には、水の神々達が、精霊達が、龍たちが、島を守る全ての神々が大宴会を行う映像が見えていました。
本当に、自然界の神様たち、ありがとうございます。