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2007.7.17 マスターからの伝言

いつもあなたたちの祈りに、私達はとても感謝しています。

あなたが今まで経験してきたことも、あなたが考えてきたすべてのことも、私達はそのすべてを知っています。

思いが叶わなかったときの苦しさや辛い思い、そして、挫折、混乱、混沌とした時間。

その苦しみを誰かにぶつけたときのことも。

そのあと、自分で反省して気付いたことも。

そのすべての経験を私達は、知っています。

 

あなたたちは何度生まれ変わっても、その苦しみもがいてきた時の記憶を乗り越えられずに、何度も繰り返してきた時のことも。

どんなときにも、私達は、ただ、あなたたちを見守ってきました。あなたたちを信じて、あなたたちが本来の役目を想い出してくれる日が来るのを信じて見守り続けてきました。

そしてあなたたちは、もう大切なことに気付くときがきたようですね。

たくさんの人が気付きを得て、たくさんの人たちが世界中で祈りに参加されているようですが、まだこの”宇宙の始まりとき”のことに気付いている人がいないようなので、そのことをお話しておきます。


この”宇宙の始まり”のことを理解するために、海の中に住む魚のことを考えてみてください。

魚達はいつも互いの命を守るために、命の循環をくり返してしています。互いの命を奪い合い、また、与え合いながら大きな海のなかで命をつなぎとめています。

魚たちは、その永い永い時間を繰り返しながらも、”生きること”以外に目を向けることはありませんでした。

それは海に住む魚たちが、この海の外のことを知らないからです。


ほとんどの魚達にとって、海がすべての世界(宇宙)なので、その外のことは、創造すらしたことがないからなのです。

「外がある」ということさえ、気付いていません。

その理由は、魚達には、「創造」という力を与えていないからです。


この「創造」という力を唯一与えた存在が、あなたたち人間なのです。

それは、この宇宙全体の星のなかでさえ、与えられたことがない、最も大きな、そして、強い力なのです。

私達は、宇宙全体で繰り返されている星の誕生から消滅までの時のすべてを見ています。

今までどれくらいの星の消滅を見てきたでしょう。

また新たな星や命が生まれるたびに、その星の消滅までの時をすべて見守る役目として存在しているのです。

私達のことをあなたたちは、「神」と呼びますが、私達には、もともと名前はありませんでした。

宇宙が始まったときの「存在」そのものであるために、私達は、この全宇宙のことはすべて知っていますが、それ以外のことは、知らされていないのです。


この宇宙の外のことに到達した人がいるようですが、そのことは、私達にとっても、「未知」のことなのです。

話を戻しますが、この宇宙が始まったとき、宇宙空間には、何もありませんでした。

何もない宇宙空間に永い永い時が過ぎて、あるとき、ひとつの星が誕生したのです。

それは突然、表れたといってもいいでしょう。

小さな小さな星でしたが、自分で輝くことを覚えて、自らを光らせながら少しづつ大きくなっていったのです。

私達は、その星の誕生を喜び、見守ることをし続けてきました。何かしてあげたいと想っても、私達には、肉体が無いので何もできないからです。


そう、私が肉体を持っていたときの話をしましょう。


私は永い永い時間、その最初に生まれた星を見守っていましたが、あるとき、その星に、色々な存在たちが生まれて命の循環を始めていると、「知恵の存在」としてその星に肉体を持って存在したことがありました。

それは私にとって初めての体験でしたので、とてもうれしいのと反対に、自分以外の存在たちとの関わり方がわからなくてしばらく悩みました。

私に与えられた肉体は、あなたたち人間と似た肉体でした。でも、この新しい星に誕生したのは、私、一人だけだったのです。

肉体を与えられてすぐ、何をどうしていいのかわからず、しばらくの間は、辺りの風景や動物たちの行動を見守っていました。山や川や海、そして、あらゆる昆虫や生物達が、命の循環を繰り返しているのを見守っていました。


動物たちが、食べ物を奪い合う姿や木陰で休む姿を見ていて、自分も食料を見つけて、休むところを見つけなければいけないと思いました。

そんな時間をしばらく過ごしていたあるとき、「私はなぜ、この星に誕生したのですか?」と宇宙に問いました。

それは、私自身が一人でいるのを淋しく感じはじめていたからです。すると、そのとき、お腹のなかに、新しい命が与えられました。


その命の鼓動を聞いていると、私は初めて、「一人ではない」と言う感動を感じ、涙が溢れました。

それからどれくらいの時間が過ぎたのでしょう。


私の子供が生まれたとき、私は命を生み出す歓びを経験し、その命を守るために、前にも増して、食料や安心して休める場所を見つける行動をしました。生まれた子供は、男の子でした。


その男の子が少しづつ大きくなるにつれて、私は戸惑いを感じ始めました。私はこれからどうしたらいいのだろう、私に肉体を与えた意味は、何をするためなのだろうと考えていました。


すると、私の身体に、また新しい命が与えられました。

その意味もわからず、私は与えられた命を大切に守りながら、この子が生まれる日まで、そのときを待ちました。

二人目に生まれた子供は、女の子でした。

ふたつの違う肉体が生まれて、私は初めて自分の存在の意味を少しだけ理解することができました。

すると、私は、突然、自分の肉体から離れて、また、もとの”宇宙の存在そのもの”に戻りました。


自分の肉体で産んだ子供達のことが、とても気がかりでしたが、肉体がない私にできることは、その子供達のことをただ見守ることしかできませんでした。

その星が大きくなるにつれて、新しい星が、また誕生しました。


新しく生まれた星は、最初の星に寄り添うように近くにいます。


大きな星と小さな星、このふたつは、兄弟のように、一緒に成長していきました。お互いの星が大きくなるに連れて、少しづつ、ふたつの星の距離が離れていきました。

そして、最初の大きな星が、突然、分裂したのです。

砕けるように生まれた小さな星のかけらは、ぐるぐる回りながら、自分のエネルギーを貯めているようでした。

しばらく回っていると、そのかけらの星も丸い形になり、ようやく、回転のスピードが落ちてきました。


よく見ていると、その星にも、新しい生命が生まれて、命の循環がはじまったようです。


その星にも永い命の循環が続いて、またあるとき、肉体を持った私のような存在がその星に現れました。

私と同じ役目をするために、肉体をもった存在なのでしょう。

しばらく時が流れてから、その存在も、また、もとの”宇宙の存在”に戻っていきました。

どうして一番最初の、星が生まれたのかは、私達たちにもわかりませんが、きっと、この宇宙の外の存在が、何かの意図を持って動かしているのだと思います。


私達がこの宇宙に存在した一番最初の頃には、何もないことが永遠の時のように感じられました。しかし、星が生まれて、見守る存在ができたことで、初めて自分たちの役目を知り、守ることを歓びと感じるようになりました。

 

これで、わたしの話はおしまいです。

 

星の誕生と命の誕生、そして、肉体を持つことの意味がおわかりになったでしょうか?


あなたたち人間は、この宇宙のなかで幾度も幾度も繰り返してきた星の記憶の失敗を乗り越えて、新しい宇宙を創造するために生まれてきた存在なのです。

それは、私達の宇宙の外側にいる存在の何かの意図の表れなのでしょう

私達は、あなたたちのすることを見守ることしかできません。


私達には、たくさんの知恵と経験から教えることがたくさんありますが、あなたたちが、こちらへアクセスしてこない限り、私達の知恵をあなたたちに与えることはできないのです。

夜、心を開いて、星をゆっくり眺めてみてください。


あなたに見えるすべての星たちの記憶をあなたたちも持っているのです。

だからあなたちのように肉体がある存在たちを導こうとして、過去の星の記憶をもつ存在たちが、あなたたちにアクセスしているのです。

どうか、このことを真剣に受け止めて、自分の肉体があるうちにできることをしてください。

あなたもいずれ、私達と同じように、肉体を離れて、ただ見守る存在になるのです。


今、地球に降りているたくさんの魂の数は、過去にないくらいに多いはずです。そのすべての魂が、互いに学びあい、知恵を出し合うために、出会い、気付くことから、色々な役目をしながら、すべてが、新しい宇宙が始まるのです。

あなたたちを信じています。どうか、私達の願いを聞いてください。


あなたちのことを永遠に見守っている”宇宙の始まりの存在”としてお願いします。

 

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