所有という不安

生まれる時に肉体を手に入れました。そしてたくさんの物やお金や環境を親に与えてもらいました。
好きな人ができて結婚もしました。
そして自分の子供もできました。家やマンションも買いました。
子供たちが一人立ちして連れ合いも亡くなり、独りになりました。
そして肉体を離れる時が、ついにやってきました・・。
永い人生もこんな数行で書いてしまえるほどあっという間の出来事ですが、あなたは本当にこのどれかひとつでも所有できると思っていますか?
自分が苦労して貯めたお金や土地や財産、そして大切な家族や仲間でさえ、肉体を離れるときには何も持っていけません。
自分の肉体や与えられた全ての出会いや環境も家や土地も、好きな人や自分の子供さえも全てが借り物だと理解できる人は、今の人生の一瞬一瞬を本当に大切に生きる意味を学んだ人たちです。
大切な物や人を失うことを恐れる人たちは、「所有」という概念のカルマにはまっています。
その概念を利用して「保険」というビジネスが生まれました。不安を商売にするビジネスです。
不安の反対語の「安心」は、あなたの心の持ち方で決まります。
現実にあるものはいつか無くなるものだと知っているからこそ、今ある物や周りにいてくれる人たちに感謝する心を持つことです。
さらにそのことこそ、自分の心を大切に扱っているかを問われているのと同じ意味だと気づいて下さい。
手に入れるという経験と失うという経験の意味を考えてみましょう。
欲しいものが手に入るとうれしい!と心が喜びます。でもその大切な物や人を失うとき、反対に悲しみを経験します。この喜びと悲しみがある理由を教えられない親は、子供に悲しみを乗り越える勇気も与えられないことでしょう。
そうして育った子供は、自分が苦しまない方法ばかりを考えるようになってしまいます。
その為には人を利用してでも自分を守ろうとあらゆる手段を企てます。
本当にあなたの思い道理になる物や人が、まだこの世にあると思っていらっしゃいますか?賢い人ほど、そんなものはないと知っています。
だから今ある物も人もあらゆる経験も”たまたま”与えられた物だと学び、感謝して生きていらっしゃいます。
借り物の人生経験だったとしても、いずれ失う物や人であっても必ず、努力は必要です。
努力して手に入れて失うことを経験することが、この人生でとても大切な意味があるからです。
その意味を教えられる人にあなた自身がまずなって下さい。
あなたが決めて生まれてきた環境や親や自分の肉体・経験なのですから・・たくさんの経験をして大切なことを想いだしましょう!
 

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