【四国岡山神事】 3 金光教・吉備津神社・吉備津彦神社・黒住教
12/11 金光教、鬼ノ城、吉備津神社、吉備津彦神社、中山、黒住教
岡山という土地は不思議なことに幕末三大新宗教の二つが誕生した土地でもあります。
私はどの宗教団体にも属していませんが、戦後、苦しむ人たちを救うために神が降りた場所を感じるために足を運んでみました。
2006年に伺った京都の大本教と同じく、金光教の事を教えてくれた人は私たちを温かく受け入れてくれました。
一人の農夫に降りた神力を使って人の病気を治したり心を導くことで神の使いをしたことが、金光教の始りです。
その周りにいた人たちが教祖の教えを広めるために宗教法人化しましたが、時代が大きく変わった幕末以降のほとんどの宗教団体が同じように誕生しています。
人を治していた生家がすぐ横に現存しているということなので行ってみると、今でもその場所を守る神様が白いオーブの姿となって「左をご覧ください」と何度も繰り返します。
言われたとおり左を見ると家の前の大きな木に神が降りたことがわかりました。
本殿で私たちに金光教のことを教えてくれた人も、初代は人の治療をするときに、わざわざ自分の家まで戻ってから治療していた理由がわからないと言っていましたが、この木に神のエネルギーが溢れていることが理由です。
その場で祈った仲間に降りたメッセージは、「当時はこの方法しかなかった」と神が教えてくれました。
人を救い、導きながら人間としての本来の働きをするために、いつの時代も神は人に力を与えてくれます。
人から聞いた噂で判断するのではなく、物事のおおもとに来てみると、実に宗教の本質もシンプルで純粋なものだと感じられます。
その純粋さの意味を人が履き違えるのも人間の業(ごう)であり、学びなのかとも感じました。人を救うためにご尽力いただきました当時のお働きに感謝いたします。
飛鳥時代に朝鮮百済(くだら)の戦いで負けた日本は、反撃を恐れて山の上に砦をたくさん作りました。
現在では観光名所になっていますが、西門の山の上に立つと、山の波動が荒れているのを感じます。
さらに道向いにある山の岩肌は、怒りを示すように強いエネルギーを出しています。
あまり楽しい場所ではないので辺りを見渡すと枯れた古い木の根が龍のように立っていました。
ここの土地を守っていた神がいたことがわかりましたので、会話してみますと・・・
「この山は人間たちがたくさんやってきて木を切り、山を壊し切り崩して作ったものですので、山神がとても怒っています。どうぞ早めにお帰り下さい」と教えてくれます。
向いの岩肌が出ている山と少しだけ話しましたが、「お前は何者だ。また、これ以上私たちを苦しめることをするなら許さないぞ」と強い口調で怒っています。
同じ人間がしたこととは言え、山を戦いの場にしたことと、そこにいた人たちの苦しい思いが集積していますので私自身もこういう場所は好きではありません。
空を見上げても怒りのエネルギーを感じますので山神様を大切に思うからこそ、お詫びして次の場所に急ぎました。
吉備津神社へに手を合わせると、「祀られていない神を祀って下さい」と言われましたので、エネルギーを天上界につなぎ、神降ろしをすると十二の神が並びました。
たくさんの参拝客がいるわりには神様はうまくお働きができていなかったようです。
4、吉備津彦神社:備前国一宮(岡山市一宮)
この神社は入った途端に歓迎されているのを感じるくらいに気持ちのいい神社でした。
本殿の中にも白いオーブの姿で神様が顔を出しています。祈りを捧げると、「お供いたします」と女性の声が聞こえてきました。
このあと神社の後ろにある中山へ登るのを神様も一緒に見に行くようです。
5、中山(吉備津彦神社の裏手の山)
30分ほどで登れるこの中山の上には素晴らしい神の石があります。
まず「元宮磐座(いわくら)」、そして、その下に「天柱岩」、さらに山の頂上には「八大龍王」を祀っています。最も大きなエネルギーは「天柱岩」でした。
その大きな岩は宇宙につながり、また大地にもつながる岩に、これまで祈ってきた山神、土地神と共に日本の大地を守る大きな働きをして下さいと告げると、二人の人に仙人から「じゃあ、もっと働かなくてはいかんな」と声が聞こえたそうです。
私自身も祈りをしている最中に、上に向いた三角錐と下に向いた三角錐が回転しながらつながって、この岩のエネルギーが大きくなるのをビジョンでみていました。
今後、さらに大きな働きをして下さるこちらの神様に御礼申し上げました。
頂上にある八大龍王は、もともと神仏が一緒なっていた時代にはひとつの場所で祈られていましたが、神仏分離の政令から神道系と仏教系の宗教に同じ名前で祀られています。
まずは人間の都合で神の扱いを変えた事にお詫びして、地球を守る龍の存在と働きに感謝の祈りを捧げると、「あなたが大王となりました」と言われます。
宮古島で白龍に導かれてからたくさんの龍の場所や神様の場所に行きましたが、時々「あなたは誰ですか?」と聞かれることがありますので新しい名前のお役目に感謝しながらご挨拶させていただきます。
6、黒住教(くろずみきょう)(岡山市尾上神道山)
この日の最後は幕末三大新宗教のひとつ、黒住教(くろずみきょう)本部へ訪問です。
金光教と同じく人を助け導いた方が初代教祖としてその活躍を残していますが、思想は自然を神と考えた古神道の流れを組んでいます。
夕闇迫る閉館ぎりぎりの参拝にも関わらず、お掃除の方にご挨拶しながら本殿に向かい入れてくれます。
天照大御神を祀る本殿では静寂の中、人間が神を必要としたことを本殿の神様が教えてくれました。
初代教主も純粋に人を助けたい、自分の恩返しをしたいという素直な心から始まったものであるがこの場所の空気で感じます。
人を助け、命を繋いで下さった皆様に心から感謝を捧げます。
私が神祈りをするようになってからご挨拶してきた場所の神々も、共に地球や日本の人を守るために降りてこられ、人間に神力と目覚めを即しながらここまで導いて下さっています。
このことに気づいた人たちは、これから何をするのか自らの心に問われているように、美しい夕陽を見ながら感じました。全ての導きに感謝いたします。
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