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無依(むえ)の境地

北海道の最高の聖地 然別湖(しかりべつこ)を守る温泉ホテル風水で三年間、従業員として働きながらご神殿とお客様を支えてきた神主さんの門出を、今日、8月1日にお祝いして見送ります。

この神主さんは、もともと長崎の無名だった神社を、たった一人で守りながら15年かけて九州に名をはせるほど参拝客が集まる神社に育てた有名な宮司さんです。

聖地 然別湖に足を運ぶようになって、早や10年の月日が経ちますが、女将の素晴らしいサポートに加えて、神主さんのご活躍は言葉で言い表せないほど、地域やホテルの従業員にご奉仕された方です。

今回、長崎に戻るキッカケとなった理由も、雲仙普賢岳の噴火で土石流に壊された普賢神社の復興を地元の方が強く望み、これから新しく創る神社の宮司として入ってくれるよう何度も切望された事が理由でした。

雲仙普賢岳噴火については、こちらをご覧下さい。

この神主さんとよく日本人の精神性について話したことを思い出します。
日本人の精神性を守る為に、挫折と混乱の人生経験で得た貴重な情報もたくさん教えて頂きました。
また、この神主さんが永年、着ていた浄衣(じょうえ)という正式な神主衣装を頂いた事で、あれほど避けていた神道の精神の真髄を守る決意をしたのもこの神主さんに出会ったおかげです。
これまでの自分の生き方を振り返ると、私が個人的に嫌がって受け入れない事のほとんどが、無知な理解が理由であったことを痛感しています。
無知な知識と勝手な思い込みは、危険思想とも言えるほど迷いの道を深めてしまいますが、最後は神に問い、天に問う生き方をしたなかで、神や宇宙の守護に導かれながらたくさんの気付きを頂いた事に感謝しています。
無依(むえ)という言葉があります。
意味は・・・・
  • むえ 【無依】
  • 〔仏〕 自由自在な悟りの境地にあって、
  • 何物にも頼ることなく何物にも執着しないこと。

この心が皆様のこれからにとても大切な悟りの境地になるのではないかと思います。

長崎に向けて出発する神主さんの新しい門出に、ふさわしい気付きを今日、8月1日に頂きました事を心から感謝いたします。

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