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【苫小牧市】素晴らしい若者たちに出会いました

クリスマス前夜、苫小牧の知人が開催した「もちつき大会」に参加してきました。

 

昔は、私の実家でも行われた恒例行事ですが、母から使わなくなったセイロ一式をプレゼントさせて頂いたおかげで、たくさんの皆様に喜んで頂けたことに心から感謝です。

 

参加した30歳前後の若者と話をしていて、このもちつきは、大切なことを学ばせてくれる行事だと気づきました。

たくさんの人が集まる事がただ楽しいのではなく、もち米を蒸かして、人の手でついた餅をそのまま食べた美味しさは、身体が喜びで溢れます。

 

キネをつく人は、餅をひっくり返す人と息を合わせなければなりません。

同じもち米なのに、つく人の気持ちや力量で餅の美味しさも変わり、自宅用の餅は、やはり自分でついた餅を持って帰る人が多かったです。

 

こういうイベントは「準備9割」で決まりますが、家の庭で煙突つきの薪ストーブの火でもち米を蒸かしている時間も、楽しい時間です。

餅をついた人は、もち米がどんどん餅になる過程を楽しみながら気持ちが入りますし、家の中で餅を丸めている人は、おむすびと同じように自分の気持ちがお餅に包み込まれます。

 

丸く、やさしく丸めているうちに、自分の気持ちもやさしくなっていることすら、気づかないほどです。

お供え餅を自分で作る感動は、また格別です。

 

自分でついて、自分で丸めて、ご先祖様や神様に、五穀豊穣のご報告と今年のお礼を捧げる鏡餅は、自分の気持ちを新たにすることで、新しい年を迎える心の準備ができる大切な神行事だと気づきました。

お金で物を買うことが便利になった反面、失われたことが、こういう人の気持ちをこめる部分なのかもしれません。

 

参加した30歳前後の若者も、周りの友達で、このもちつきをぜひやってみたいと言っていました。

氷点下の空の下で燃える暖かい薪ストーブの火は、いつも見過ごしている木々のおかげと感謝に気づきますし、その火のおかげで、こんなに美味しい餅を自然は与えてくれる歓びを学べます。

 

文化を伝承するとは、こういうことなのかもしれません。

本で読んだり、誰かに教わった知識は簡単に忘れますが、体験した感動は、一生、忘れませんから、素敵な若者と一緒に、先人から教わった大切な文化を今後も伝えていきたいと思います。

 

餅つきのあと、苫小牧の仲間たちの忘年会も行われましたが、翌日は、私が青年団長に任命した男性の仲間が、来年、オープンするお店の場所を下見に行きました。

自然にやさしく、地球にやさしい製品だけを集めて販売するアンテナショップですが、場所は、苫小牧駅前の一等地の一階に出店します。

 

店の中や周りの波動を感じながら、土地の問題や場所の問題を見つけたので、来年、内装工事が終わった段階で、土地神様や御霊たちを納める祈りをすることに決めました。

人に喜ばれる場所になるには、見えない存在たちも思いも一緒に、クリーニングする必要があります。人に喜ばれるこんなお役目をさせもらえる私も、とても幸せを感じています。

 

同じビルの5階には、23歳でお店を開いている素敵な女性に逢いましたが、昨日の餅つき大会で出あった若者の彼女のお店だから、ぜひ見に行って欲しいと言われたお店でした。

自分が編んだ手編みの帽子や心が緩む自然系の商品がたくさん並んでいました。お客さんは、高校生から幅広い年齢の方が、癒されに来るお店のようです。

 

大手小売業で14年間、販売を指導していた経験で、こういうお店を流行らせる知恵や知識を学びましたので、彼女のお店がこれからさらにお客さんに喜ばれるようアドバイスもしてきました。

たくさんの素晴らしい若者たちは、やる気と勇気を持っていますが、お金と人脈がありません。

 

反対に、人生を長く生きた大人は、たくさん苦労した分、知恵と人脈と財産がありますが、若者のような柔軟な発想と行動力に欠けています。

お互いに足りないものを与え合う心さえあれば、どんな時代にでも残せる未来を形にできますので、素晴らしい若者たちが輝く未来の足がかりを、地域の大人たちと一緒に支えて行こうと思います。

 

2010年は、若者が爆発する年になると感じています。

そんな素晴らしい若者たちに、知恵を与えられる人間を目指して、さらに前進する一年にしようと思っています。ありがとうございます。

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