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【栃木県】日光神事 1 古峯(ふるみね)神社

静岡からレンタカーを借りて日光を目指した5名の車は、東名自動車道から東北自動車道を走りましたが、渋滞、渋滞の連続で7時間を超える大移動になりました。私の一番苦手な渋滞は心も体も疲れさせ、宿へ着いた頃にはへろへろになっていました(^^)

静岡県、東京都、埼玉県、栃木県と県境を超える度に、体に感じるエネルギーが違いますが、それは土地神様のエネルギーが違うからです。必ず県を超える時には、ご挨拶することを忘れてはいけません。

3月15日早朝、この地域に古くから土地神や山神を大切にしていた修験者たちの集まる「古峯(ふるみね)神社」へ向かいました。

天狗の社(もり)と言われるように修験者たちは最高霊力を体得した大天狗(修験者)を目指してこの場所で修業を積みました。

大天狗と呼ばれた人の能力は、空を自由に飛んだり姿を消す事もできましたし、生命の循環サイクルを動かせるほど自然界と調和した大きな宇宙エネルギーを体得していました。

そういう素晴しい力を体得しようと過酷な修行を積みながら永い時間を山の中で生活していた人たちが、修験者たちです。

最初に見える大きな鳥居は後から奉納されたものだそうですが、本殿までにいくつもの鳥居が続きます。三つ目の鳥居は川を越えて進みますが、橋の途中で急に頭が痛くなりました。神様のお知らせだとわかったので立ち止まって理由を考えてみました。

すぐにこの川が、土地を分断して次元を変える「結界」の役目をしていく事に気づいたので、もう一度、戻ってから挨拶をし直して進みました。

大切な神事でこういう次元変更のサインを見逃すと、あとでとんでもない事になる場合もある為に、先頭を歩く人間は常に、周りの全ての物に意識を向けて情報を読み取る事が役目になります。

本殿の階段を登ると、朝の御祈祷が毎日行われているおかげで巫女さんが中へ入る許可を下さいました。たくさんの方が参拝に来ていましたので、その後ろから神主の詔と巫女舞を見せて頂きました。

皆さんの御祈祷が終わってから正式に私たちだけで祈りを行いましたが、御本殿にいらっしゃる神様は私の祈りの最中に、「正面を見て下さい。正面を見て下さい。」と繰り返します。

目を開けてみると、正面のローソク台の奥に祀られている二つの物の事を言っているのだと気づきました。神様は、同じ物を二つ祀る本当の意味を教えてくれました。

二つの物を祀る意味は、天と地、生と死、陰陽、カラス天狗と大天狗、男と女というように全ては一対で本来の働きができるように神が産み出した事を教えています。

ここにもたくさんの心迷いの方たちが来ているようですが、御祈祷の御利益よりもこういう真理に気づく心を会得して欲しいと願います。

ここにはもう一か所、素晴しい場所がありました。それはとても大きな天狗のお面が二つ並んで飾られている場所です。黒い天狗が「カラス天狗」、赤い天狗が「大天狗」と呼ばれています。

見た瞬間に、とても素晴しい神の力を感じましたので全員で正座をして心を合わせた瞑想しました。

あとで一人一人にこの時の体験を聞きましたが、この時間の心の平安と気づきがとても心地よく、もっと長い時間をここで過ごしたいと感じていたようです。神様に素直に心を向けられる人は、この場所で瞑想をなさる事をお薦め致します。

古峯神社の神様へご挨拶を終えると、最後の鳥居の前にあるお店で地元名産のこんにゃくと、おまんじゅうを頂きました。土地の食べ物を食べる事で心と体が土地になじみ、精神が安定するからです。

お店の御主人はとても楽しい方で色々な事を教えてくれましたが、この人も神の導きで合わせて頂いた事に気づきました。

神事では特にそうですが、出会う人や偶然、起きる出来事さえ、全てが「神の導き」だと知っているからこそ、その時のメッセージを大切にします。

日常生活も同じような事が起きている事に気づけば、もっとたくさんの人たちが心豊かに生きられるのではないかと思います。

私がいつも言っている事は、神事や神仏が特別なのではなく、色々な神仏に向かう瞬間こそ自分の心を問われる時間なのだと気づいて、心素直に生きる為の平安な心が育む努力をして欲しいとお伝えしています。

だからこそ、「他人の行いや言動を問う前に、まず自分の心の改めが大切である事を気づく」ことが、今よりも心穏やかに生きる方法なのだと思います。

つづく

 

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