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【河東郡鹿追町】 2010年のご報告

今年もあと一か月になった12/1、自然界の神様(火・水・風・大地)に感謝し、日本の北と南を繋いで守っている龍神の神々に感謝する「北の龍神祭」を北海道然別湖(しかりべつこ)のホテルで粛々と行いました。

今年から大きく変わった点は、いつも利用させて頂いている「然別湖温泉ホテル 風水」の御神殿が今後、使う事が出来なくなったという点です。これは、おかみさんが考えに考え抜いた結果、出した結論でした。今後は一切、全ての方たちにも御神殿に入る事をご遠慮願いますとおっしゃっていました。

私は10年前からこのホテルに来る縁を頂きましたが、神事の納めや「龍神の聖地」の祈り場所としてたくさんの方がこの地を訪れるようになり、御神殿にも上がらせて頂いた方も多いと思います。

全国からこの地を訪れる宗教家や精神世界の方たちが増えていることは聞いてはいましたが、何分、米寿を迎えられるおかみさんが今年、二度入退院を経験した中で考え抜いた結論が、

もともとは自然の中の物ですし、今後は全ては自然の流れにお任せしたい

とお手紙を事前に頂いていました。

神に向き合う心は同じだからこそ、穏やかなおかみさんの決意は、将来を考えた苦渋の結論だったと思いました。

できることや今までやれたことを「普通・当然」と思っている自分がいたのではないかと、自分を改めるチャンスを頂き気持ちを初心に戻したことは言うまでもありませんが、「甘え」は大切な神心を見失うことにも気づかせて頂きました。

地球を見守る存在たちの気持ちを感じ、日本を守る人間が出来る感謝の表れとして始めた「北と南の龍神祭」も今年で三年目を迎えますが、おかみさんが出席して下さるのは初めてでした。

一年目は、孫娘さんの結婚式の日にぶつかり欠席、二年目は12/1の朝にベットから降りる時に骨折という事件が起きてご参加頂けない事態が二度続きましたが、三度目の正直で色々なお話しを聞かせて頂く機会を頂きました。

米寿を迎える大正生まれのおかみさんは・・・

私は自分が未熟者だからこの神殿を作った時に「あなたは神殿を守ることで精進しない」と神が教えてくれたのだと思っています。30年間、ホテルに泊まり、日の出と日の入に祈りをさせて頂いた御蔭で、今は自宅でも同じことを続ける歓びを感じて暮らしています。

さらに今回、私の未熟さゆえに神殿に来て頂く方たちから頂いた物を全て受け入れる事が正しいと思っていましたが、その事も愚かだったと反省しています。

この年まで活かして頂いていますが、いつお迎えが来てもおかしくありませんので、これからは自然のまま静かに消えて行きたいと願っています。主人は亡くしましたが、一人の生活は、自由でとても刺激的な事ばかりで楽しく暮らしていますよ。

何気ない言葉の中には、たくさんの葛藤や混乱があるからこそ、自らの甘えを律しきった言葉でした。

おかみさんは私たちの祈りの為に、湖に近い一階の部屋をわざわざ解放して供物や御神酒まで用意して下さったので、一年で一番遅い7:30の日の出へ向けた感謝祈りを一緒に行いました。

標高810mにある北海道で一番高い場所にあるこの然別湖は、この日氷点下4℃。今年頂いた大切な聖地のご神水を湖へ全て奉納させて頂きました。ありがとうございます。

 

 

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