2012 カムイフム・ポロトコタンの夜のメッセージ

イヤイライケレー!(ありがとう!)皆さん!
この企画は苫小牧市に住む黄木(おおき)悠一さんが、地元の大人たちのご縁をより大きな輪に広げ、ポロトコタン(白老アイヌ部落)のエカシ(酋長)山丸郁男さんと、先住民が大切にした人間の生き方を次の世代へ繋ぐ目的で開催してくれました。

アイヌのコタン(集落)で行われたこのお祭りは、アイヌの伝統的な「カムイノミ」という重要な祈りの儀式から始まります。
山丸エカシが祈りを始めると、突然、雨が降り出し、神々に通じる祈りを皆さんも体験しましたが、「正式な祈りをするといつも雨が降りますが、すぐにこの雨はやみますので」と言うと、数分後にはピタリと雨が止みました。
人間の祈りが自然界の神々に通じる証はこうした形で雨や風で体感しますが、それは、数千年もの間、先祖が大切にした祈りの魂を受け継いだ人の祈りだからです。
ポロトコタンの湖にひっそり浮かぶ小さな木舟に乗って世界中を旅をしたアイヌ民族のコタンの中にいると、たくさんのご先祖と神々に見られているのを感じます。
多くの若者達が魂の音を奏でる素晴らしい祭りになりましたが、皆さんが帰ったコタンの夜に、山丸エカシが一人で先祖と神々にお礼の祈りをしていることは知られていません。
全ての先祖が見守るイナウ(御幣)に向けて、夜の闇に響きわたるエカシの祈りを聞いていると、今日一日、無事にお祭りをさせた頂いたお礼を伝えている気持ちが伝わってきました。
今日、生きていることに感謝し、今日、出会った人達に感謝し、全ての人達のご先祖を見守っている大きな神々に感謝の祈りをしていました。
平安な世を願うのならば争いの無い心で、自らの意思を貫く強さも感じました。
丸山エカシの祈りの後に、クリンキッド族の語り部ボブ・サムが伝えてくれた言葉をご紹介します。

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