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伊良部島で撮影 NHK 連続テレビ小説「純と愛」

今回、伊良部島でお世話になったホテルは、伊良部地区の中心にあるサウスアイランドホテルですが、驚いたことに、NHK 連続テレビ小説「純と愛」の舞台になったホテルでした。

サウスアイランドの儀間社長にお話を伺うと、今年二月にNHKの番組制作の関係者が訪れた時に原作の設定とあまりにも似ている事に驚き、このホテルを舞台にして撮影することが決まったそうです。
儀間社長の長男も大阪のホテルで修行して昨年、島に戻ったことや、社長自身が婿養子であることや義父が亡くなっていることなどいくつもの共通点が重なり、引き合わせとも思える出会いだったことから、撮影で作った実家のセットもすべて儀間社長のご自宅を参考にしてそっくりに作ったそうです。
社長が驚いた事は、最後にホテルを潰すことまでは聞いていなかったそうですが、実際のテレビを見ると、オジーが作ったホテルを壊すなんて聞いていなかった連れ合いのおバーが残念そうに話していたことを教えてくれました。
毎朝このドラマを楽しみに見ていた母は、「女の子なのに言葉が荒いよね~」と言ってましたが、実際の長男の感情を女性が演出しているからこそ、言葉が荒いように見えるだと思いますよ(^^)
お会いした実物は、心のやさしい一生懸命な好青年でしたよー(^^)
前任の川満照一神オジーに紹介して頂いたこのホテルの長男は、私の名前をお父さんから聞いていたようで、自己紹介をすると「白龍の神導き」の本を読んでくれていたので会えたことをとても喜んでくれました。
私がさらに驚いたのは、このサウスアイランドホテルの社長が、前任の帳主(ちょーのしゅ)だったことです。
帳主(ちょーのしゅ)とは、伊良部島全体の一年間の神祈りの日取りを決める最高役職ですが、何度も一緒にお酒を組み合わした素敵なお父さんだからこそ、驚きました。
この前任の帳主である社長さんは、8年前の伊良部地区のユークイに参加した時から知り合った方の一人ですが、当時から私にとても良くしてくれたオジーだったからこそ、出会った人たちが次々大事な神役目に選ばれていることに驚きます。
直接、お話ししたことがない神オバーや伊良部地区のオバーたちも私を知っている方が多いようで、誰もが笑顔で名前を呼び、暖かく迎えてくれるたびに、甘えずに心を正して失礼のないように心がけています。
私も田舎育ちだったからこそ田舎の良い点も都合の悪い点もよく知っていますが、神様はこうして必要な人には必ず、出会わせてくれていることに感謝が溢れます。
お世話になった人たちのご縁を大切にするなかで気を付けていることは、決して甘えず、相手を尊重する心で付き合えば、神様は必ず、夢を叶えて下さると思っています。
伊良部島の皆様が手を合わせる神様は、ほとんどの方が「ご先祖神」ですが、島の最高祭司役の新しい皿主(さらのしゅ)を努める平山英治オジーの口から、「今年の五月に夜空に龍が登る姿を見た」と聞いて驚きました。
伊良部島に昔から龍がいることはオバーたちに聞いている皆様ですが、実際に見たことがない方にとっては半信半疑だったからだと思います。
龍を拝む役目は琉球王朝時代でも王様だけですので、夜空の龍を見たことで、島の最高祭司役が龍に認められたのだと私は思いました。
夜空に登る龍を見た時から御嶽の中にいる神様の姿が見えたり、夢の中で明確に言葉で声が聞こえるようになったことを平山英治オジーから直接、聞かせてもらったことは、今回、私にとってとてもうれしい体験になりました。
2004年に、目の前に白龍が立ち上がった意味もわからず北海道に戻り、伊良部島の人が望むことで自分に出きる事をし続けてきた素敵な人たちのご縁が、今に繋がったのだと感謝しています。
出会う一人一人が心の底から神を信じる人に変わっていく姿を見続けてきたからこそ、神を信じる人たちの繋がりこそが、この伊良部島の神力を強くしているのだと思います。
人間は、両親がいないと生まれませんので、ご先祖信仰はどんな人であっても忘れてはいけない感謝の対象ですが、その人間を見守るさらに大きな自然界の神様が龍だと思って下さい。
この龍が地球全体の生命エネルギーを守ってくれているからこそ、地球の名前が「龍球王国」に変わりましたが、その地球を見守るさらに大きな宇宙神の神様も上にはいらっしゃいます。
人間が先祖に感謝することは、特別なことではなく、「自分の存在そのもの」に感謝する祈りだからこそ、どうか、どんな宗派を信じている方でも、まずは、ご自分の両親の親たちに感謝する心を忘れないで祈りをして下さい。
私たちはご先祖を含めて全ての存在たちに生かされているからこそ、その感謝を伝える祈りという行動が必要だと思っています。
その重要な島の祈りを700年間、続けている伊良部島の皆様、本当にありがとうございます。

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