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半生を振り返る

旧盆を迎えた2014年7月15日、これまでの人生の思いを愛に変える為に自分の半生記を書いてみましたが、同じ思いをして苦しんだ人たちのお役に立てれば幸いです。

私は子供の頃、こう悩んでいました。

なぜ、僕だけにしか見えないものが見えたり、聞こえない言葉が聞こえるんだろうと・・・

普通に、木や植物や動物や山や草木や鳥達や霊たちの声が、聞こえている毎日だったからです。

そのうち、大人達の心の中で思っていることも瞬時に感じ取るようになり、悩みました。

どうして、この人は言ってることと反対の事を思っているのだろう?

どうして、この人は思ってもいないことを口にするのだろう?

本当は、心の中で泣いているのに、なぜ、笑って話しているのだろう?

子供の頃からいろんな存在の思いも聞いていた自分が、他に同じような人が居ないことを気付いた時、誰にも理解してもらえないひとりぼっちの思いが孤独感と恐怖感に包まれて、全ての人が信じられなくなった時がありました。

お正月に行く神社の神様は楽しそうじゃ無いし、お盆に行くお墓参りのご先祖達も不満や文句ばかり言ってるのが聞こえていました。

死んだ人たちも、生きている人と変わらないなら、なぜ、僕はこんな力をもらってそういう人たちの思いを聞かなきゃいけないの?なぜ、そんな役目が与えられたの?

そんなことを考えると、さらに孤独感が増して、この世の中、全てが信じられなくなってしまいました。

どうせ、いつかは死ぬんじゃないか!今、生きてても意味もないし、死のう!

そう思った時もありましたが、亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんに身体を固くされて止められてしまいました。

そのあと、学校の図書館に通って神様のことを書いている本を読みあさったり、ご先祖について書いてある本を読みましたが、読んでいると、「神様は本当はこんなことを言ってないんだよ」と声が聞こえました。

やっぱり、世の中って、嘘ばっかりなんだ・・・

何も、誰も、信じられなくなった僕は、毎晩、星に向かって生まれた理由を問いただしていました。

なぜ、僕は人間に生まれて来たの?

人間はどうせ死ぬのに、なぜ、こんな体験をしなければいけないの?

僕に何かできることがあるの?

何か、しなければいけないことがあるのなら教えて?

毎日、毎日、そんなことを自問自答をしながら、普通の子供のふりをして生活していました。

そんなあるとき、自分でふと納得した答えを思いつきました。

みんな本当のことを知らないし聞こえないから生きてられるんだから、僕もみんなと同じように何も知らないふりをしよう!

それからは、聞こえていた存在達の声を無視するようになりました。

心の中で、「僕には、何もできないよ!だから、僕のとろこには来ないでね!」とつぶやきながら・・・。

でも、そばにいる存在の気配はいつも感じていました。

そういう存在が集まる場所には近寄らないほうが良いと覚えましたし、人間も、同じだと思いました。

笑顔で良い事を言っているのに、悪魔のような嘘の心を持っている人には近づかないのが一番だと思いました。

そんなある時、ショッキングな体験をしました。

手足が不自由で、回りの人たちから「かわいそう」と言われている人の心の中が、真っ白で笑っていたからです。

なぜだろう?

苦しくないのかな?辛くないのかな?とっても不自由そうなのに・・・

別れ際に彼は目で、僕だけに、「頑張れよ!」と言ってくれました。

あっ!僕の方が、心が病んでいるから彼は励ましてくれたんだと気付きました。

彼のほうが、ずっと、僕より輝いている・・・なんてこった!!!

僕は手も足も自由に動かせるのに、手足が無い人より病んでいたなんて・・・

その時から、僕は愚痴や不満を言わず、人がやりたくないことほど自分から一生懸命に取り組みました。

あの時、やっておけば良かったと思うような悔いが残る人生は嫌なので、回りの人に迷惑をかけたとしても、いつか、支えてくれた人たちに恩返しが出来る大人になりたいと思って、どんなことでも必死に頑張りました。

14年間、サラリーマン生活を続けたおかげで、生きるためにお金を稼ぐ方法や人の関わり方や社会で生き抜くコツも身につけましたが、自分自身が歓んでいないことに気付いた時に会社をやめました。

会社のため、お金のため、生活のためにトコトン頑張ってわかったことは、自分を犠牲して回りに歓んでもらうのは簡単ですが、いくら回りの人に歓ばれたとしても、自分に嘘をつく生き方はやっぱりダメだと思いました。

それからは、自分が本当はどうしたいのかを常に対話するようになりましたし、自分の思いを大切にする分、回りの人たちの想いもちゃんと受け止めようと決めたとたん、出会う人や体験することも変わり、未来に対する考え方さえ変わりました。

子供の頃から「夢なんか、絶対に叶わない!」って思っていた子供だったからこそ、驚きです。

こんな人間をきっと半分の人は嫌いになるかもしれないけど、残りの半分の人に歓んでもらえるように頑張りたいと思って生きています。

回りの人に迷惑をたくさんかけた人ほど他人の痛みがわかると思うので、その経験も大切だと思っています。

今までの人生を振り返ると、たくさんの人に支えられて来たので恩返しの意味で頑張っていますが、死ぬ時に100円玉1枚くらいプラスで残っているといいなと思っています。

誰もが死んだあとに神様が、「今までの人生を生きてどうだった?魂の目的は果たしたかい?」と聞かれますし、次回もまた人類の一番最後に生まれることは決まっていますので、次回やり残したと思うような生き方だけはしないように心がけています。

こんな自分がまだ生かされている理由は、神様達もご先祖達ももっとやって欲しい事があるのだと思いますし、同じ大切なことを気付いた人たちと一緒に人類が歓ぶように、ちょっとだけ先へ進みたいと思っていますので、一緒に人類と地球の幸せの為に自分に正直に生きて下さる皆様、一緒に前へ進みましょうね

吉岡学の半生記を最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

 

 

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