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【三重県】<龍体神事>伊勢湾・三河湾 神島神事

2014年8月5日、愛知県の仲間たちと渥美半島先端の伊良湖岬から船に乗り、「神島」へ向かいました。

目的は、伊勢湾と三河湾の周りに住んでいた「海人族(あまぞく)」の巫女達の御霊に感謝するためです。

海人族(あまぞく)」は、縄文から弥生時代にかけて南方よりやってきた渡来人で、日本に米作り・塩づくり・漁ろう・航海術などを伝えたとされる人たちですが、現在の海女さんも海の祈りをしていた巫女ですので、全ての命を産み出す強く深い祈りの魂を受け継いでいる人たちです。

神島は、伊勢湾口に位置して周囲3.9km、面積0.76k㎡で、三重県鳥羽市に属しています。三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となり、鳥羽市の管轄の島ですが、愛知県の伊良湖岬から高速船で15分という近さの島で、歌島(かじま)、亀島、甕島(かめじま)と呼ばれました。

昔は、「神を支配する島」と信じられて「八代龍王」を祭神とした「八代神社(やつしろじんじゃ)」が設けられましたが、神社には古墳時代から室町時代の神宝、各種の鏡(唐式鏡・和鏡)や陶磁器が秘蔵されています。

標高171mの灯明山を中心に島全体が山地で平坦地が少なく、漁港周辺の斜面に民家が密集していますし、島一周道路は4kmなのでゆっくり廻って4時間弱でまわれました。

初めて潜水艇開発を成し遂げた藤原豊吉(母船搭載式球筒型潜水調査機を完成)も気にかけていると、島の大切な方を学校の付近で祀っているお墓らしき場所にもご挨拶ができましたことを感謝します。

 


山の急斜面に沿った階段を登り続けていると、木に神様が白いオーブで写ったり、神明造の「八代神社」でもたくさんの神オーブたちが迎えてくれましたが、この島に八代龍王がいることを示すように、ものすごく大きく穏やかな神気を感じる神社でした。

『八代神社』

創立年代は不詳ですが、『外宮旧神楽歌』に「神島のなおしの明神」という記載が出てきます。また、『志陽略志』には「八幡宮神島村と在り、白髭明神、弁財天、風の宮、鎮守社、山神、禿宮在り」と記されています。明治40年に、山神社、神明社ほか11社を合祀し八代神社となり、現在、海の神様である「綿津見命」をお祀りしています。

祈りを始めようと本殿の前へ進むと、自然に身体が玉砂利に正座したくなり、神様の格の高さが伝わってきました。

(八代神社の神言葉)

願いいたしまするは 神の魂物

たまい奉りますは 神の元

願い奉りまするは 神の思いなればこそ

それ 人の心を問わずとして

おのずの中の囚われ心 外したまえと願いまする

おわします神の元の魂 ひとつひとつとなればこそ

その魂 清め合わせたまいて 光輝かせば

おのずと身心 輝くがごとく この地

あらゆる全てのもの 光り輝きまするとお伝えいたしまする

おのずの心の中にある魂 輝きまして

持ち鏡 合わせたまいて

その心 神とあらずんば それ愚かな事となりにけり

己の心 問うこと無きが如く 人の心

神の心を問う事 おやめなされと申します

おわします神の心を持ちたまいたる皆々様のこと

心より 心より 感謝申し上げ奉り申す

あげつつ なかつつ たかえつつ
あげつつ なかつつ たたえつつ

はかりたまえて 願わくは 神の思い一つとなりにけり

 

(吉岡の解説)

自分の心を磨きあげなければ、いくら神に心を合わせようとしても、自分の心に写ったものしか見えないからこそ、囚われ心に思いを振り回されずに自分の御霊を磨きなさい。

出雲神事や伊勢神事でわかった様々な民族の巫女たちや先人たちの思いを救い上げたければ、自らの心の奥底の思いを自らが救いなさい。

隠された思いに囚われているのは、自分の心の写し鏡に写ったものだからこそ、隠された思い・影・闇が気になるのは自分自身の「囚われ心」だと気付いて、まず、それを先に外しなさい。

その為には、自分で自分の心と「魂の鏡」を磨く事しかありません。

大神は全てを見守っていますし、「本来の神心はひとつ」だと教えていますので、同じ神心を持っている皆さんなら、神の気持ちも他人の気持ちもわかるはずです。

もし、誰かの気持ちがまだわからないとするのなら、それはあなたが自分の心の奥底の思いを正しく理解していないことが原因なのです。

見えないものを見ようとしても、見えず感じない理由は、あなたの「心の鏡」が汚れているからなので、自分で心の奥底を磨く努力をして下さい。

※この神言葉は、これまで以上に人間の心のあり方を問う神言葉だからこそ、今後、地球創生神事に関わる人たちは、内なる光鏡をより大きく輝かせなければいけない時代になったことをご理解のうえ、さらなる御霊磨きと愛と歓びの創造を宜しくお願いします。

今回の神島の大発見は、古里の浜に「すばらしい自然界の命の産み出しの神場」を見つけたことです。

大きな二つの岩が寄り添うように繋がっている姿を見ていると、左が男岩、右が女岩、そして、真ん中に子供の岩だとすぐにわかりました。

この岩を見ていると、奄美大島の海辺にある平瀬マンカイと呼ばれている大事な神岩を思い出しました。

平瀬マンカイ」は、命が永遠に続く事を願う人たちが毎年、神聖な行事を行うための神岩ですが、海辺にある男女の岩を拝む人たちは、海が全ての命を産み出す「大いなる母」である事を正しく理解し自然界が作り出した岩の形に神を感じる素敵な心を持っている人たちです。

この岩が、「海人族(あまぞく)」の神聖な祈りの場所だったこともわかりました。

男岩と女岩が手をつなぎ、ときおり、女岩の下のほうから潮が噴き出す風景を見ていると、自然に手を合わせたくなるほど素晴らしい神エネルギーを感じますので、自然神の命の繋がりを感謝する心がある人は、どうぞ、ここで祈りをして下さい。

時間を忘れるほど気持ち良い波動に包まれる「自然界の聖なる神場所」として、皆様にご紹介します。

(海人族の巫女からのお礼のメッセージ)

海人族の巫女たちの想い。命の産み出しの祈り、儀式をしていた巫女達。

苦もあったし、犠牲もありました。

命は大切、産み出しは大切。それを思うからこそ祈り続けられる。

子宮(地球)を大切に育んでください。

お越し下さってありがとうございます。どうぞまたお越しください。

祈ってくださってありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

古い時代に、遠い国から民を連れてこの日本の地までやって来た人たちがいたおかげで現在の日本国は誕生しましたが、失う命を嘆き悲しむ人たち以上に、多くの命が生まれることを願った人達がいたおかげで、現在の日本人に命が繋がっているのです。

先祖や先人達に感謝する心は、過去を哀れむよりも前を向いて生きる歓びを創造する力になるからこそ、そういう人たちが増えることを心から私も願っています。

「人間同士の争い心は、自らの内なる心の葛藤や苦悩から生まれるからこそ、自らの魂を磨いて光り輝かせなければいけない!」

と気付いた人は、今後、世の中にどんなことが起きても心を動かさず、明るい未来を信じ、希望と世転びを創造し続ける強い心と歓び溢れる笑顔で生きて下さるようにお願いします。

21世紀の人間のテーマである「愛の創造」とは、今、生きている一人一人の心のあり方と行動であり、文字や言葉や笑顔で表現する結果によって未来が変わることを気付かせてくれたことに感謝いたします。

この神島は、本当に素晴らしい島ですので、「頂くよりも感謝する心」がある方は、どうぞ、ここへ来て自然神に祈りを捧げて下さい。

自らの御霊磨きができる素晴らしい神場所をお守り下さっている島の方達に、心から感謝いたします。

 

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