「やらされた感」と「やりたいこと」の違い
今日のお話しのテーマは、誰もが思ったことがあるテーマですので、ぜひ、一緒に「自分視点を変える学び」にして下さい。
誰かに、「あなたは何がしたいですか?」と質問すると、
「今、それを探しています」と答える人たちがたくさんいます。
若者たちや定職に付かないフリーターの人たちや、ある程度の年齢になっている人でさえも同じようにを答える人がとても多いことに驚きます。
なぜ、「自分は毎日、やりたいことをやっている、させてもらっている」と思えないのでしょうか?
あなたを責めているのではなく、人生を歓びにするためにお伝えしますが、「やりたくないことをたくさんやっている」とどこかで思っていることが原因なのです。
では、「やりたくないことをしない」と人間はどうなるでしょうか?
今から言うことをどんな気持ちでやっているかをちょっと自分に聞いてみて下さい。
お仕事、子育て、夫の相手、近所付き合い、親戚付き合い、友人や異性との付き合い・・・
どうですか?「全部100%やりたいことだけでやれていること」はありますか?
ないですよね〜、「ない」のが当然だからです。
この世の中に「自分がやりたいだけ」で物事をなし得ることなどできないからですが、そのことに気づかず無意識に現実を否定してしまう幼い心を持っている人が多いのであえてお伝えしています。
精神世界にも「自分の納得する世界」だけを求めて、一方的なことを言う変な大人たちにもたくさん会いました。
今の不安や悩みや苦しみから逃れたいと思って「ただやりたいことをしたい」と思っている人たちを私は、「計画性のない無責任な依存体質の人」だと思います。
子供ならまだしも責任ある大人になってからこんな言葉を吐く人は、絶対に、「魂が震えるくらいの達成感」を他人と共感したいことがない人だと思います。
人は、責任をもってものごとを達成し、それを誰かに褒められた時にもっとも心は歓ぶものですが、大事なことは「仕事に責任をもつ」という考え方を持っていることが重要がです。
「仕事」という言葉の捉え方も様々で、「お金をもらうことが仕事だ」と思っている人もよくいますが、では、「お金をもらえないことは仕事じゃない」のでしょうか?
両親やお母さんが朝の食事をしている時や、子育てをしていることも仕事ですし、子供が誰かに頼まれた「初めてのお使い」も、れっきとした「仕事」なのです。
「仕事」の意味を文字どおり「事に仕える」と理解しているのなら良いですが、事に仕えるのではなく、「人に仕える」と思っていると不満が出るものです。
でも、「不満」はなぜ出るのでしょうか?
人は誰しも、「誰かに束縛されたくない身勝手な本能」があるからです。
では、結婚は100%自由ですか?恋愛は、100%自由ですか?子育ては、100%自由ですか?
会社の人とのお付き合いや、友達とのお付き合いや、親戚とのお付き合いも、100%自由ですか?
そんなわけないと知っているのに、なぜ、「自由じゃない」と思うのでしょうか?
きっと、「やりたくない思い」を抱えながら、「我慢してでもやらなければいけない」と思っているからでしょう。
本当はそれも「当然」だと理解しているはずですので、ちょっと新しい考え方を心に入れてみて下さい。
「仕事」とは事に仕えるのですから、「人に仕える」のではありません。
「事を成し遂げる」ことが、ゴールなのです。
つまり、「依頼されたことを成し遂げて、他人に褒めてもらうこと」が、仕事なのです。
「仕事の対価」としてお金を頂いてるだけなのですが、「お金を頂かない部分の仕事」の意味を正しく理解していない多くの人達は、仕事も恋愛も3年間以上、続けられずにやめてしまう人たちがとても増えています。
◎「石の上にも三年」・・・今、悩んでいることも三年辛抱して続ければ、悩みの意味や自分の捉え方も変わり、良い経験と学びになるから辛抱して頑張りなさいね、ということわざ。
自分の取り組んでる事に対して不満や不安ばかり言っている時に「そんなものやめてしまえ!」と誰か言われたり、自分の目的やゴールを見失っている状態なら、とっくにやめてしまうかもしれません。
これは仕事だけでなく、「恋愛」も、同じなのですよ!
人と付き合うには、「全て同じ学び」があるのです。
なぜ、その仕事をするのか?、なぜ、その人と関わるのか?
仕事には、必ず、「メリット」がありますよね?
メリットが「お金」の場合もありますが、「自分が成長できるメリット」もあるし、「自分に無いものを学べるチャンス」の場合もあるでしょう。
つまり、「仕事」とは、すべて「自分の目標設定」によってゴールも、意味も、変わってしまうのです。
「仕事のとらえ方」をきちんと子供たちに教えられない親が増えているので、子供たちは嫌になるとすぐに会社を辞めたり、付き合っている相手と別れたりしてしまいます。
あなたがきちんとしたお仕事をして頑張っている人だと信じてこの話しをしていますので、どうか、「お金の対価以上に大切な仕事の意味や価値観」を子供たちに伝えられる人になって下さいね。
そして、自分が不安や不満に感じているいることのもっと奥底にある「思いの問題点」に気づいて下さい。
「事を成す」には、絶対に、「目的」が必要なのです。
「事業家」とは、他人のために「仕事を作れる人」なので、自分で仕事を作って、他人にお金を差し出す価値あるものを提供できる人だけが一人で事業をできる人なのです。
自分は、一人で他人に仕事を与えられる「事業家タイプ」なのか、誰かを支えることが歓びの「プロのサポータータイプ」なのか、誰かに雇ってもらえるほどの経験を持っている「専門職タイプ」なのか早く見極めないと、誰かに喜んでもらえる人間には一生、送れませんよ!
まだ、人生経験が少ない人は、仕事でも恋愛でも、「三年間」は頑張ってみて下さいね!
新入学、新社会人、転勤、単身赴任など不安や不安の多い時期ですので、今日の言葉を「あなたが幸せになる」ためのひとつのキッカケにして下さると嬉しいです。
愛と感謝を込めて、ありがとうございます。