【河東郡鹿追町】2017年 第五回地球創生総会のご報告 3 然別湖 天望山神事
2017年7月7日、阿寒湖から120km移動して、北海道の中心を守る龍がいる然別湖(しかりべつこ)に到着しました。
気温はどんどん上昇し35℃まで上がってますので、ハードな登山になることは確実です。
移動中に北海道の仲間も合流しましたので、私を含めて総勢10名で、午後2:22に登山口から出発しました。
標準登山コースでは登り90分、下り60分のコースです。
神事で山に登る際は、必ず、登山口に塩、水、酒を両側に置き、山を守る神々の「承認」を得てから入りますが、今回は、神様にちょっと不安なことを言われてしまいました。
(山の神様のお言葉)
山に登ってはいかん!・・・でも、どうせお前は言ったことは必ずやる奴だから言うことは利かんだろうが・・・
この時期は山にクマがうろついているから十分、注意して登りなさい!
この言葉を聞いて慌てましたが仕方ありません・・・
「許可」は出たので、心の中で山の神々と対話して山道を登り始めました。
10分もしないうちに、登山道にモッコリ、クマの糞を見つけて驚きましたが、すぐに神々にお願いしました。
「どうか、クマを眠らせて下さい」と・・・
「私たちは静かに、天望山頂上で祈りをして戻るだけですので、ほんの3時間ほどですので、よろしくお願いします」と。
自然界全てを神としてとらえたアイヌの考え方では、クマは「山の神」と考えますので、クマが人間に何かをした場合は山の神が怒っていると考えて人間はお詫びをしてきました。
現在、日本中でクマの被害も増えていますが、原因は「人間がクマの領域を侵した結果」であり、山の実がならないほど樹を切った結果ですので、人間が行いを変えない限り、クマとのトラブルはこれからも続くでしょう。
北海道でも毎年数十件の「クマ出没」のお知らせがニュースで流れますが、北海道の人たちは「そんな時期に山に入った奴が悪い」と誰も同情はしてくれません。
北海道の人間は、半年間、厳しい寒さと戦いながら生きていますので、自然界に対して畏敬の念を誰もが接しますので、自分勝手な判断で行動する人に同情はしません。
北海道の寒い冬に外で寝れば凍死しますが、沖縄で強い台風の時に外へ出て死んでも、「そんな時に外へ出た奴が悪い」いうのと同じです。
土地の人の風習から学ばない人たちの問題ですし、生き残るには「知恵と覚悟」がいることを私も北海道のアイヌから多くを学びました。
クマの糞を見つけてから全員に伝えて覚悟はさせましたが、私はずっとクマに対して、「眠れ、眠れ、眠っておくれ」と祈り続けていました。
やっと、頂上に到着しました!
まずは、北海道の巫女に、V字バランスでお祝いを!
みんな疲れてますので、ちょっと一休み!
阿寒湖の水をブルーボトルに入れて運び、祈りの中心に、沖縄の水と塩とお神酒もお供えしました。
※写真に写った薄いオレンジ色のラインは「祝福の象徴」でもある「レインボー龍」が写りました。
同じ年の同じ日に生まれた彦星役、織姫役、龍役の三名の中に、「玉」の役目を持つ女性を入れて、その周り東西南北、そして、天と底(すく)の役目を持つ全員がつながって、10名の祈りが始まりました。
祈りの最中のエネルギーは大きすぎて言葉にできませんが、全員が体感したことを終了後に確認してからアイヌ楽器の「ムックリ」で自然精霊たちに感謝の祈りを伝えました。
1時間頂上でゆっくり過ごしてから、午後5時に山を降りました。
下山時刻18:10(70分)で天望山の全ての祈りを終了しました。
明日7月8日の日の出時刻は、午前4時03分ですので、新しい東のエネルギーを受け取る為に「日の出祈り」を行いました。
詳細は、次回、お知らせします。