虚無の世界
「私は何の為に生きているのか?」
2017年8月の気づきは「虚無の世界」に落ちて考えることを体験させられました。
もし、似たような感覚を感じている人がいたら一緒に学んで気づいて下さい。
「虚無の世界」とは、今いる全ての人への思いも、あるもの全ての物への思いも、食べることの意味も、仕事の意味も・・・全てに一切の喜びを感じ無くなるほど生きる意味を見失った感覚の世界が、「虚無の世界」です。
躁鬱病の人たちも似たような世界に落ちることもありますが、もがいたり苦しんでいる間はまだまだ違う世界で、現実世界を右往左往している心の葛藤の時間です。
「虚無の世界」に落ちると、全ての感覚が無くなり、何も感じなくなり、一切の感情が動かなくなり、全てのことに一切、関心が無くなります。
「孤独」を感じるなら、まだ、ましだと思えるほど、「虚無の世界」には自分しかいません。
それ以外の人は、全て「もの」と同じように無機質に感じてしまいます。
自分が存在している意識以外には、一切、何も感じない世界なので、肉体で感じる喜びも、魂が感じる喜びも、感覚的な喜びも苦痛も一切ない世界が「虚無の世界」なのです。
とうぜん、「死」を考えます。
なぜ、現実に何も問題を感じていないと思っているのに「虚無の世界」に落とされるのか・・・その理由を考えてみました。
1、「虚無の世界」の真反対にある世界を「完全な愛の世界」と呼ぶことにしましょう。
「虚無の世界」と「完全な愛の世界」の間には、みなさんが普段生活している「現実の意識の世界」がありますが、現実の最低レベルを「1の世界」とすると、現実の最高レベルは「99の世界」となるでしょう。
しかし、「虚無の世界」には自分の意識以外に何もない「ゼロの世界」であり、「愛の世界」も同じように何もない自分と他の全ての意識が一体となった「無限な世界」なのです。
どちらにも共通しているのは、「自分以外の感情がない世界」であり、自分と周りの世界が一体となって感じています。
2、西暦2000年に解脱した時は、完全な愛の世界を体験したので、現実世界に戻り、もう一度、新しい設定で生きることを決めましたが、17年後の8月に、真逆の「「虚無の世界」を私に感じさせる意味は、ある意味、2000年に感じた「完全な愛の世界」の意味と同じなのかもしれません。
どちらも人間が持っている意識の最高点と最低点であり、人間はその両方の意識中で生きていることを気づけ!という意味なのかもしれません。
まだ、完全に抜けていないので、時折、「虚無の世界」に落ちますが、私は自分が思うこと全てが「自分だけの学びではない」と知っていますので、「虚無の世界」の意味を深く理解しようと心がけています。
3、「私は何の為に生きているのか?」の問いに対して気づいたことは、以下の二つだけでした。
◉「人を支えるため」
◉「人に喜ばれることを喜びにしなさい」
解脱後の17年間、同じ気持ちでやってきましたが、どうやら後半の「人に喜ばれることを喜びにしなさい」の設定がまだ甘かったようです。
いくらアドバイスしても、個人的なサポートをしても、変わらない人たちをたくさん見続けていると、自分の喜びにならないだけでなく、人間不信になり、自分の存在理由を問う気持ちが出てきたのも、きっと、どこかにまだ「自己犠牲の思い」があるからなのでしょう。
4、「自己犠牲は、愛ではありません」と伝え続けてきましたが、自分の中にもまだ自己犠牲があることを自覚させるために、「虚無の世界」を体験させられているのかもしれません。
自己犠牲の思いが心の奥底にある人は、必ず、自分の思いを誰かに置き換えたくなる思考パターンになりますので、喜びが満ち溢れることは決してありません。
いくら現実がうまくいっても、誰かに大きな愛で包まれても、癒されても、自らの魂から愛が溢れることはありません。
5、「自己犠牲」の思いは、自分の中にある愛のエネルギーを食いつぶす「ガン細胞」のようにその人の心をむしばみますので、99%の愛を知っていても、喜びが溢れることはありません。
今はもしかすると、皆さんも「信じられない最後の1%を本当の愛に引き上げるための時間」なのかもしれません。
6、信じる人に裏切られても、信じられないような辛い体験をたくさんした人も、同じです。
自分が自分を・・・自分が誰かを・・・自分が何かを・・・
100%信じるための時間を頂いていますので、もし今、悩んだり苦しんだりしている人は、最後の信じられない部分を愛に変えて下さい。
7、愛しあうを体験するために肉体を持ったはずですので、愛とは思えない体験は「気づくために」必要なのです。
さあ、最後の1%を、愛に引き上げるための学びをして下さい。
8、「愛とは赦し」であり、「愛とは信じることそのもの」なのです。
過去の評価を一切、捨てて、新しい自分の愛を新しく作り上げて下さい。
誰かと一緒に・・・愛する人たちと一緒に・・・