こんなに頑張って生きているのに・・・「それは、甘えだよ!」
こんなに頑張って生きているのに・・・「それは甘えだよ!」
毎日、お仕事子育て、ご苦労様です。
10年以上前に、自分の周りにいた人や信頼していた人たちが、一斉に離れていった体験をした時があります。
何度も何度も繰り返された、批判、誹謗中傷を経験した時の話しです。
それは辛い時間で、誰にも相談できず、また一人で悩み続けていました。
そんなある時、知り合いの女性が紹介してくれた男性とお酒を飲む機会を作ってくれました。
最初は3人で飲みましたが、私より一回り上の男性は、メイクアップアーティストとして東京で活躍している有名な男性でした。
直感も霊感もあり、今まで自分の直感が正しいのかを確認するためにいろんな霊能者に会ったり、良かれと思うグッツを身につけている男性でした。
私もその先輩も苦しい時ほど他人に相談しないタイプなので、意気投合して次回は男二人で会う約束をしました。
「札幌に出張で行くので一緒に飲みましょう!」と電話が来たので、お互いに初めて自分の子供の頃からの体験やその時どきの思いを話し合いました。
そして、話の最後に、「吉岡さんの最近の自分のテーマは何ですか?」と聞かれたので、正直に今、悩んでいることを話しました。
すると、それまで優しかった先輩の目がキラリと光り、「吉岡さん、それは甘えだよ!」と一言、言われました。
それはショックでショックで、脳みそが真っ白になる程、思考停止になりました。
言葉を返したくても、言葉が出て来ません。
これだけお互いに感じあってわかりあっている人だからこそ、言葉にしない思いも当然、わかって言ってくれている言葉だとわかるからです。
もしかすると、守護存在かマスターが言わせたのかとも思いました。
甘いなあ・・・、自分は・・・と落ち込みました。
しばらく無言の時間が続いたあと、先輩は自分の体験談を話してくれました。
俺もさ、本当にこの仕事を辞めようと思った時があったのさ。
でもさ、その時も先輩がやってきて、こう言ったんだ。
「お前、何迷ってるんだよ。苦しいなら、いつでもやめれるくらいもっと必死に仕事しろよ!」と怒られたそうです。
それまでの自分も相当頑張っていることを知っている先輩の言葉だからこそ、絶句したそうです。
でも、すぐに気づいたそうです。
自分の全てを知っている人間が、優しくして欲しい時に、あえて、厳しく言ってくれた「本当の優しさ」に、気づいたそうです。
だって、その厳しい言葉を吐いた人の目が純粋すぎるくらいまっすぐだったそうです。
今、私の目の前の人の目も同じでした。
だから、落ち込むのはあとで一人で落ちこむとして、今は、先輩が伝えてくれている想いに素直に乗ってみようと思い、いろんな話をしました。
いつか、自分も大事な人に、本音で、本気で、同じ言葉を言える人間になりたいと思った体験談です。
どうかあなたも、もらう人間ではなく、与える人間になって下さいませ。
人を本気で愛し、どんなに孤独で苦しくても、その人のために本当に必要な言葉を吐ける人間になって下さいませ。
「恩返し」、私はそのあと、その先輩の言葉が忘れられないくらい頭の中で繰り返したので、「今の言い訳」はやめようと決意しました。
「今」にいくら言い訳しても、未来に希望は生まれないからです。
自分や未来に言い訳できるくらい、真剣に、必死に生きてやろうと思った時でした。
ありがとうございます、龍族の先輩!