【解脱の真理】続編15 生まれる前の記憶
私は、自分が生まれる前の記憶が明確にあります。
お母さんのお腹の中から一気に押し出された時は、抵抗しても無駄でした。
本当は、ずっとお母さんのお腹の中に居たいのに、どうして無理矢理、押し出すの?とお母さんに心の中で聞きましたが、お母さんはスー、ハー、スー、ハーと何やら忙しそうでした。
お母さんのお腹の中にいると、お母さんの思ってこともわかるし、お父さんが喋ってる声も聞こえます。
どうして、毎日、言い合いしてるのか、原因はわかりませんが、いつも、お母さんは不機嫌でした。
一人で涙を流しながら、「どうしてこんな身重の体なのに、あの人はわかってくれないの・・・。」と呟いています・・・。
そうか、お母さんはお父さんに手伝って欲しいんだね!
わかった!、だったら、自分が生まれたらお母さんのできないことを手伝える子供になろうっと!それが、僕にできる「恩返し!」と決めたことを思い出しました。
生まれる前の記憶は、まばらだけど、この星(地球)に来る前に、白い洋服を着た神様から「さあ、今度はお前の番だぞ!」と言われた記憶があります。
「どうして僕なんですか?」と聞くと、神様は「順番に並んでいたからさ、何か、問題があるのか?」と言いました。
いえいえ、問題はないのですが、僕が前に地球で肉体を離れてここに上がってくるまでに、たくさんの御霊たちが並んでいた場所を見ましたし、その上には神様たちがゆっくり休んでいる場所も見えていたのに、どうして僕はここに並ばないといけないのか、わからずにいると、並んでいる男の人に、おい!ここにちゃんと並びなさいと言われたので、順番に、ここにきてしまいました。
もし、僕じゃないほうがいいなら、僕は、また一番、最後に並びますので、神様、僕より今の地球に必要な人がいるなら、先に地球に下ろして下さい。
僕は、できれば一番、最後で良いんですけど・・・。
お前なあ、そんなことを言う奴は、まず、いないぞ!
みんな家族のところに行きたいし、もう一度、子供になって、お母さんやお父さんになって子供を育てたいし、大事な時間を一緒に過ごしたい魂ばかりなのに、お前は生まれたくないのか?
いえ、生まれたくないのではなくて、今、生まれると大変だなあって思ってしまうので・・・。
どうして、そう思うんだ?
だって、この地球は大昔からたくさん戦争してたくさん人が死んでいるし、その無くなった人たちの魂は全てここに上がってこれない魂もいるでしょ。
僕も何度か地球に降りたけど、この星に生まれたいとはあまり思わないんです。
だって、神様を祀っている場所に神様はいないし、全能の神なんていないことも僕は知っています。
肉体を持って生まれた人間は、またどうせ死ぬんだから、生まれて長生きしても、こちらの時間にしたらアッという間じゃないですか?
それなのに、なぜ、次々と、魂を地球に下ろして子供として肉体を持たせるのですか?
それは、人間が望んでいるからだ。
じゃあ、人間が子供を望まなければ、どうなるんですか?
子供を望まなければ、アッという間に、人間は地球からいなくなる。
その後は、どうなるんですか?
そのあとかあ・・・、お前に話す義務はないんだが、どうやらお前は普通の魂ではないな?
今、上に聞いたけど、本当はお前は地球を見守る神として、俺よりもっと高い場所にいるはずの魂なのに、どうして、ここに並んでいるんだ?
それは、僕も聞きたいことです。
本当は、この星(地球)に生まれたくない魂なのに、強制的に何度か生まれさせて、苦しい体験をたくさんして、自殺したり、たくさん人を殺したり、その後は、たくさん人を救ったり、たくさん子供たちを生み出し育てたりしたけど、結局は、無くなる肉体の時間の意味がわからないんです。
だから神様、ちょっと一緒に、上の存在たちに聞いてもらえませんか?
いやあ、俺はここにいて、お前たちの魂を肉体を持たせて地球に下ろす役目なので、それ以上、詳しいことはわからんし、俺が言っても、上の存在たちが教えてくれるとは思えないぞ。だから、自分で聞いてみなさい。
もう何度も聞いているんですが、全く返答がないんです。
僕は自分の魂がどんな経験を過去してきたのかを全て知っています。
だからこそ、また地球に生まれて、過去の争った人たちと出会って、過去の思いをクリアにする時間を経験する意味はわかっていますが、もうやりたくないんです。
だって、何度、生まれても個々の魂のレベルはあまり変わらないじゃないですか?
それなのに、どうしてまた、地球に生まれさせるんですか?
お前、よく知っているなあ。
俺もこの役目を受ける時に言われたけど、きっと、お前みたいな奴も出てくるので、その時は、何も言わず、ただ、魂を渡しなさいとしか言われてないんだ。
だから、俺はお前が地球に生まれる意味は説明できん、すまん。
考えれば考えるほど、この地球に生まれるのが嫌になってきました。
なので、おとなしく列に並んでいる人たちに一人づつ聞いてみることにしました。
どうして、あなたは地球に生まれたいのですか?
だってよお、俺はこの前、たくさんの人を殺したのさ。だから、その罪滅ぼしをしたくてここに並んでいるんだ。
あなたはどうして、地球に生まれたいのですか?
私は前世で子供に恵まれて四人の子供を産んだんだけど、子育てを失敗して、3番目の子供が自殺したのさ。
辛かったけど、他の子供たちの手前、泣いてる暇はなかったので、一生懸命に仕事をしてお金を稼いで子供たちを学校に行かせたよ。
でも、その子供たちが自分勝手になってしまって、私が尽くした恩を仇で返すような子供になってしまったのさ。
自分が亡くなる最後まで、どこで間違ったのかわからないので、もう一度、あの子供たちと出会って、正しい子育てをしたいと神様にお願いしたら、ここに並んでいたのさ。
でもあなたが生まれた時に、前世の子供たちと出逢うか、確証はあるんですか?
それは普通はできないと言われたんだけど、私、条件を出したのさ。
今後、二度と、地球に生まれなくてもいいし、あの子供たちの魂と出会わなくても良いので、一回だけチャンスを下さいとお願いしたら、ここに並んで良いと言われたのさ。あんたは列に並ばないのかい?
今、検討中なんです。
あなたはどうして、地球にまた生まれたいのですか?
俺はよお、前は大金持ちで好き勝手な人生を楽しんでいたのさ。子供たちもたくさん生まれて、二号さんや三号さんにも子供が生まれたので、とっても子沢山で良いねと周りから言われたけど、ある日、突然、会社の金を30年間一緒にいた金庫番の人間に持ち逃げされたのさ。
それで会社は倒産したし、家族も一人づつ自立するめに家を出て働いたのさ。二号さん、三号さんに渡す金もないので、自分で生活してくれと家を出て行ってもらったのさ。
「金の切れ目が女の切れ目」と昔から言うけど、やっぱりそうなったよ。俺の残り少ない老後資金を切り崩しても良いから、私と子供たちの生活費を頂戴とせがまれて、有り金全部、持っていきやがったのさ。
それは自業自得と思っていたけど、最後の最後までお金もないのについてきてくれた本妻に申し訳なくてなあ。だから、次に生まれた時に、その本妻の魂ともう一度、夫婦をやらせて下さいとお願いしたら、ここに並んで良いと言われたのさ。
次に生まれて、彼女に会えるかどうかわからんけど、俺は絶対に彼女を見つけるぞ!だって、俺は彼女に「恩返し」してないんだ・・・。
この男性は、そういうと泣いていました。
みんないろんな思いを持って生まれるんだあ・・・でも、僕はこの地球には全く未練がないのに、どうしてまた生まれる列に並んでいるんだろう???
ちょっと上の存在たち!!!どうして、僕はこの列に並んでいるんですか?!
僕じゃなくても、僕より生まれたい人たちがたくさんいるんだから、僕はこの列には並びたくありません!!お願いします!
どこか別な星の列に並ばせてもらえませんか?◯◯星や、△△星じゃあ、ダメなんですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあ、良いですよ、答えてくれないのなら、生まれてすぐ私は自分で自殺しますよ!
だって、生まれる意味も役目もわからず、ここに並ぶ意味がわかりませんもの!!
良いですか!!すぐに死にますよ!!それでも良いんですか?!
・・・ツー・・・・ツー・・・ツー・・・
これは他の人には聞こえない通信なので、黙って聞いておきなさい。決して、他の魂たちに教えてはいけないことなので、頼むぞ!
はい、大丈夫です。私が知っても、他の人に言わなければ良いだけでしょ。私は口が硬いことはあなたたちも知っているはずですよね?どうぞ、お話し下さい。
地球はここまでくるまでに、何度も崩壊の時期があったのだが、人間が一生懸命に頼むので、今も、この回転を止めずに生類を生かしているんだ。
でも、本当のことを言うと、あとわずかな時間でこの星の全ての生命体は死滅するんだ。
どうして、死滅するんですか?
だって、お前も前に生まれた時に見てきたと思うが、人間は地球を破壊し続けているだろう。
地球の血液である油を抜き取りすぎると、地球は死ぬんだぞ!
その油ができるまでどれほど長い時間がかかって出来ているかもわからずに、ただ火で燃やし続けているだろう。
だからあとは、人間の時間で数百年で、地球上の生命は全て死滅することは決まっているんだ。
でも人間はいつも勝手なお願いばかりするので、最後の最後に誰を下ろすか相談した結果、お前が選ばれたのさ。
お前はこれまで多くの星を破壊したり、また反対に多くの星の命を救ってきた実績があるので、最後の判断をお前に任せようと決まったのさ。
お前が諦めたら、それはそれで仕方ないと我々は思っている。
それと、お前はいつも自分一人で決めて、最終決断をするので、お前のサポート役としてたくさんの魂も下ろすので、その人たちに出会いなさい。
必ず、お前のすることをサポートしてくれずはずだ。
よくわかりましたが、私はそれでもこの地球に生まれることは嫌なのです。
前に生まれた時も、その前も、その前も、何度も地球を救うための活動をしたのに、誰も本気で結果を変えようとしないんです。
口ばっかりで、自分の生活があるとか、主人が・・・とか、子供たちが・・・とか、妻が・・・親が・・としか言わず、最後はみんな頑張って下さいと行って離れていくんですよ。
あなたたちもそれは見て、知っているでしょ。それなのに、なぜ・・・・。
そんなに嫌か?
はい、絶対に、嫌です!絶対に、地球には生まれたくありません!
困ったなあ・・・何かお前の得意な提案はないのか?提案してくれれば私たちもお前の願いを聞くぞ!
だから、言ってるじゃないですか!
この星は最後には無くなることが決まっているのに、どうしてわざわざ私を人間に生まれさせるのかわからないので、その説明をして下さいと言っているだけでしょ!答えて下さいよ!
長い沈黙の結果、こう言われました。
この星が無くなると、「地球所属の宇宙」が全て消滅する。
パラレルワールドはあるが、この地球にいる魂たちも、ここに並んでいる魂たちも地球が崩壊した瞬間に、全て消えて無くなる。
でも、お前が今回、人間になった時に、人類が希望を持って未来の子供達に残せる可能性を見つけたら、お前の願いを聞くことを約束する。
ただ、もし、お前が希望も可能性も感じなければ、あきらめても良い。
その判断は、お前に任せる。
どうぜ、この星(地球)の人たちは自分達の手で地球を破壊することをやめないだろうと私も思っているのだが、最後の最後にお前を生まれさせてどうなるか見たいと、上の上の存在が言うんだよ。
誰ですか、その上の存在って!!
私は全宇宙の創造主マスターと対話した魂ですよ!
そのマスターでさえ、私には何も言いません!
ただ、あなたの意志にお任せしますとだけ言われました。
ほら、そうだろう。そのことだよ、俺たちが言う「上の存在」って。
私たちが実態を持っていた時期は思い出せないほど古いが、そのもっと古い時期に地球が突然、誕生して、宇宙全体から隠されていたことをあとで知ったんだ。
それが「創造主マスターの唯一の願い」だとわかったので、私たちは何も言うことはない。
だから、お前に全て託すと言われたのだから、お前の好きにやりなさい。
私たちはサポートすることしかできないが、どうか、よろしく頼むぞ!
こんな対話をしたことを解脱後の誕生日に思い出したのですが、2022年1月10日の時間は地球に人類を存続させ続けるかどうかを再び考え直す時間になりました。
だからどうか、お一人お一人が、地球存続のために生まれてきたことを思い出して、希望と可能性を自分の目の前に実現させて下さい。私ができるお願いは、皆さんにしか通じませんので、どうか、よろしくお願いします。
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