【解脱の真理】続編22 意思を明確にせよ!
1997年、「地球を救う!」と神に宣言した一週間後、朝、布団から出られなくなりました。
目は開きましたが、頭も体も手も足も、一切、動かせません。
隣に寝ている妻はいつもの時間に起きて身支度をし、家を出る時に、「いいわねえ、自営業は。毎日、私みたいに出勤しなくていいんだもの。じゃあ、行ってくるね!・・・。
ねえ、行ってらっしゃいくらい言えないの?私が稼いだお金であなたを支えているのに、挨拶くらいして欲しいなあ。」
私は心の中で私の体を動かなくしている神に、「今、カミさんを怒らせると大変なので、いってらっしゃいだけ言わせて下さい」とお願いします。
すると、一瞬、唇が緩んで、「行ってらっしゃい」を言えました。
カミさんはいつものように仕事に行き、私は普段ならカミさんより早起きなのに、なぜ、今、動けないのか考えました。
いくら考えてもわからないので、私の体を固定している存在にこう言いました。
なぜ、私の体を動かさないようにしているんだ!訳を言え!
返事は、何も聞こえません。
待て待て、優しく言わないとダメなのか?
すいません、体が急に動かなくなって困っているので、体を普段のように動けるようにできませんか?
まだ、無言です。
中学生の頃に、毎日、金縛りにあって、夜中ずっと霊たちが私の布団に乗ってきたり、布団の中に入ってきたり、兵隊さんの行列が布団の上を踏みつけながら歩いてきたり、それはそれは辛い時間でしたが、その経験があるので、たかが体が動かないくらいでは動じません。
でも、不便なんです。トイレにもいけないし、お腹が減っても立ち上がれないんです。
トイレに行きたいので、起こしてもらえませんか?と聞くと、
トイレくらいなんだ!と聞こえたあと、尿意も便意も無くなり、脳はトイレへ行きたと思わなくなりました。
お腹が空いたのでご飯を食べたいのですが・・・と思うと、お腹が空いても一日や二日は死なん!三日から1週間までが勝負だから、もう、食べ物を食べるのは諦めろ!と言われました。
また、頭にきたので、こう言い返しました。
どうして、私の体を固定して、仕事もできないうえに、食べ物も食べさせないようにしているのですか?
お前が「地球を救う!」と本気で宣言したからだ。
私はそれで良いのだが、上の神々はお前の意志が本気かどうかを試しなさいと俺に言うんだ。
だから、俺はやりたくはないが、お前が大事なことに自分で気づくまで、こうしていないといけないんだ❗️
これから三日間、立ち上がることも、眠ること、食べることもできなくなるので、覚悟しておけ!
え!強制なの!?変更はできないの!?
お前は子供の頃から神や霊や宇宙の存在たちとトコトン話し合ってきただろう。
俺も、それはよく知っている。俺は、お前の守護存在だからな。
そうなんですか、あなたがいつもテストの答えを教えてくれたり、先に起きることを教えてくれてたのですね、ありがとうございます。
でも、今、どうして、私の体を固定しているのですか?
「お前の自由を全て奪いなさい」と上からの命令なんだ。理由は、わからん。
守護存在は遠い親戚のおっちゃんみたいで話しやすいのですが、その上の存在とは通信ができません。
宇宙アミみたいに、子供の頃から通信していた星の存在のチャンネルでもないし、動物や鳥たちと話すとチャンネルでもないし、木や大地や山と話すチャンネルでもありません。
何を思っても、こちらからは通信できないし、あちらの意識も聞こえてきません。
サラリーマンになって、20年間、見える聞こえる感覚を無視してきたことを問われているのかわかりませんが、今はただ目を瞑って眠ることさえ、させてくれないのです。
朝7時前に目が覚めてから窓の外が暗くなってきたので、夕方になったことはわかりました。
妻が仕事から戻って夕食の準備をしている音は聞こえますが、声も出せないし、動くこともできません。
「食事ができたので、起きて!」と妻に言われても、返事もできないし、起き上がれません。
「どうしたの?体調が悪いの?」と聞かれたので、まぶただけ2回パチクリさせてもらえました。
妻はバカにしているの?と怒りますが、何もできません。
体を揺り動かされても、硬直した体はどっしりと思いうえに、頭を持ち上げようとしてもガンとして動きません。
「いいわ、勝手にしなさい!」と妻が部屋をでていき、一人で食事をしてテレビを見て、隣の布団に入りました。
「おやすみ」の返事だけはさせてもらえましたが、あとは、また開いたままの瞼が辛いので、目を閉じさせて下さいとお願いし、やっと瞼が閉じれました。
あまりに辛い12時間を思い出して、涙が瞼から溢れますが、拭くこともできません。
ただただ何かを問われているような気がして、自分を責め始めました。
きっと、自分が悪いなんだ。
俺なんて、今まで勝手に生きてきたし、たくさんの女性も悲しませたし、一番、妻を悲しませたかもしれないと思ったので、ずっと、心の中でお詫びの言葉を繰り返していました。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
朝日が差し込むまで、ずっと、ごめんなさいを言いながら涙を流し続けました。
よくこれだけ涙が出るものだと驚くほど、泣き続けた自分は、本当にひどい罪人だと思いました。
中学2年生の時に、自殺させてもらえなかった存在たちが、きっと、生かしてやっているのに、感謝もないのか!と怒っているとも思いました。
そう思うと、今、生きているだけでありがたくて、また、涙が溢れてしまいます。
妻が起きる時間になっても起きない私を見て、「いいわね、自営業は、出勤しなくてもいいんだものね。」と嫌味を言ったあと、諦めて自分で朝食を食べて家を出て行きました。
二日目も全く昨日と変わらない時間でしたが、ひとつだけ気づいたことがあります。
これはもしかしたら、「自分の選択なのかもしれない」と・・・。
魂が母親を選んで生まれてくることは知っているので、自分が本来の自分を思い出して目覚めるためのステップなら、これは受け入れるしかないと思いました。
「地球を救いなさい」と言われたニ度目に、「地球を救う」と宣言するまでに、10年、かかっています。
つまり、地球を見守る存在たちは10年間、私が本気になるのを待っていたのです。
ありがたいなあ、自分ならとっくにそういう奴は諦めるのに・・・と思うと、守護存在が私の意識に入り込んできました。
お前は自分で今、そう思ったようだが、俺は知っているぞ!
これまでたくさんの人にアドバイスしたり、人助けをしても、お礼もしないし、お前のことを恨む奴がいても、お前は相手を憎むことはできない魂だからな。
だって、宇宙時代に恐ろしい数の魂を消滅させたし、多くの星も消滅させただろう。
それを支配者と呼ぶ者もいるが、お前はいつも正しい選択をしたはずだ。
そうでなければ、今も宇宙戦争は、続いていたぞ!
今は、この地球が宇宙の最後の希望の星なので、そんな大事な時期に目覚める人間をそれぞれの守護たちが一斉にサポートしているのだが、いづれ、お前と同じような人たちにたくさん出会うはずだ。
だから、三日間、頑張れ!
まず、最初の三日間を乗り越えれば、次の段階へ進むことができるぞ!俺はいつも一緒にいるが、手も足も出せないんだ。わかってくれな。
守護存在はただ見守るために選ばれた魂だが、お前なら知っているだろう。
この世に降りた魂で完全な魂など一切、ないということを。
だから、どんな人間にも守護存在はいるんだ。先祖も含めてな!
私は24時間、三日間、強制コースを最後までやり通しました。