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周りの人と協調できない人が、外される理由

これまで出会った人の中で、「私は一生懸命にやっているんだけど、なぜか、どこへ行っても自然に輪の中から外されてしまうので、どうしたらいいか教えて下さい。」という女性に出会いました。

彼女にいくつか質問して、その時に発した言葉を聞きましたが、いくら教えても理解できないので、解りやすく例をあげて説明しました。

いいですか、あなたはいつも自分を正当化して話していますが、そのことに気づいていません。

自己正当化する本能は誰にもでありますが、度を過ぎると周りの人から嫌がられ、しまいには仲間はずれにされてしまいますよ。

その原因が自分の発言にあると思って、言葉を変えるか、心を入れ替えて下さい、と教えましたが、こう言い張りました。

私の大好きなお父さんは子供の頃から、いつも、こう教えてくれました。

いいか、どんなことがあっても、相手が誰でも言葉で負けてはダメだぞ!

一生、笑いものになるか、それとも一生、下働きしかできない奴になるぞ!

だから、私はいつも自分が思ったことははっきり言うし、どんなことがあっても、曲げません。

それじゃ、ダメってことですか?私のお父さんの教えは間違っているんですか?

36歳にもなっているのに・・・と思いましたが、この娘は何を言っても私に自分は正しいと言い張りましたので、最後にこういう「例え話」をして教えました。

 

いいですか、今、ここに自分が知らない5人の人がいるとします。

五人ですね、はい、解りました。

そこに、誰かが5個のリンゴを持ってきてくれました。どう、分けますか?

それはバカでもわかるでしょ、一人1個づつ食べれば済むじゃ無いですか!

正解です!じゃあ、そのあとに、梨を4個、持ってきてくれた人がいました。どう、分けますか?

え!5人に4個ですか?もう一個、下さいって、私なら言うなあ・・・。

呆れましたが怒ってもわからないタイプなので、何とか4人で分けて下さい、と言いました。

えっと・・・、解りました。1つの梨を5等分に分けて、それを4個の梨も同じようにして分け合います。

いいですね、分け合うのは(^^)

じゃあ、次に3個の柿を持ってきてくれた人がいました。5人でどう分けますか?

同じように、一つの柿を5等分にして、3個も同じように分けます。

まあ、いいでしょう、では次に、同じように、2個のイチゴを持ってきてくれた人がいました。それを5人でどう分けますか?

5人いるのに、2のイチゴですか?しみったれてるなあ、1パック買ってくればいいのに・・・。

そういう問題じゃなくて、今、あなたの人生で一番大事なことを教えているので、答えを導き出して下さい。

じゃあ、そのイチゴ2個をみんなも食べたいと思うので、「誰かこのイチゴをどうしても食べたい人は手を挙げて下さいと言って、私も手を上げます。」

そうすると、どうなると思いますか?

多分、二人以上の人が手を挙げて、最後は誰かが「自分は、いいです」と身を引く人がいると思うので、最後まで頑張って、そのイチゴがどうしても食べたいと言い張ります。

あなた、ご姉妹は?

姉と妹がいますが、いつも同じ問題で揉めます。

だから、なぜもう一人産まなかったのかをいつも母に言っています。

偶数なら分けやすいのにと・・・。

あなたは本当に徹底していますね、その考え方は危険ですよ。まあ、いいです。

じゃあ、イチゴは食べたい人が言い張った人だけが食べて、あとの人は食べられないで終わりですか?

はい、食べたいものを食べた方が勝ちなので、それで終わりです。

解りました、じゃあ、最後の質問です。

最後にある男性が、真っ黒い小さな箱に入った物を持ってきて、これ、欲しい方に差し上げますと言っていなくなりましたが、さて、どうしますか?

箱の中身がわからないなら、みんな困るでしょ。何とかして開けようとしますね、私なら。

それは反則です。それ以外は?

みんなに聞きます。この黒い箱が欲しいかどうかを。

自分が欲しかった物なら嬉しいけど、嬉しくないものなら、誰かにあげればいいでしょ。私なら絶対に、そうするな!これで終了ですか?

いえいえ、あなたのその考えは解りました。

でも、その通りにみなさんが納得したと仮定して、箱の中身を開けました。

何が入っていたか、解りますか?

また、小さい食べ物ですか?

いいえ、1カラットのダイヤモンドです。

え!それなら私は欲しい!!絶対に、欲しいから言い張ります!

あなたはさっき、自分でルールを作ったでしょ。そのルールを自分で壊すんですか?

あ!確かに、でも・・・だって・・・どうしても欲しいものだから、言い張ってもいいと思うのですが、ダメですか?

・・・あなたなら私に買ってくれるでしょ!とうぜん!私、こんなに可愛い女だもの!

あなたねえ、バカも休み休み、言いなさいね。

私はあなたに1カラットのダイヤモンドは、お金が余っていても買いません。

なぜか、解りますか?

嫌いなんでしょ、私のこと・・・。

そういう問題じゃなくて、あなたのその思考だと、多くの人が傷つくか、嫌な思いをしているとわからない人だから、私は今の例題であなたに人生のヒントを与えたんですよ。解りましたか?

リンゴと梨と、柿とイチゴ、そして、ダイヤモンドで?

人間関係の解決策を教えたの?

これが、私の人生の学びなんですか?

解りません!解りやすく言って下さい!

じゃあ、教えましょう。

最初に出た「均等分のリンゴ」は、平等な社会で、誰もが不自由を感じていないところに生まれた人たちの発想です。今の日本の、あなたみたいな人たちのことです。

次の「梨の話」は、戦争に負けて、足りないものがある国のお話で、その国の人たちは「助け合い」を学んでいる最中なんです。戦後の日本も、そうでした。

もっと数が少ない「柿の話」は、大きな戦争で多くの人の命を失った国のお話です。

こういう国は、周りの国の人にもお願いして助けてもらわないと、食べ物も必要なエネルギーも無いので、必死に周りの国にお願いしてまわります。

「2個のイチゴの話」は、世界平和を願う人たちの会議の話で、地球温暖化を止めるための話し合いで、どこの国が先に排出ガスを減らすか、手を上げる国の学びなんです。

私、世界平和には興味ありません。あれって、やらせでしょ!

まあ、いいですわ。やらせというより、政治パフォーマンスが「国連」なので、ある意味、当たっていますが、ちゃんと、大事な学びを学んで下さいね。

誰もがやらないと言うか、全員がやると言うかの駆け引きの中で、どこかの国が先に実績を示さなければ、他の国はやらないでしょ。

だから、日本は先にやる国になったのですよ、お金もたくさん出してね。

バカみたい!私なら絶対に、自分からは、やらないけどな!

地球温暖化をやらなければ、あなたがもし、子供を産んだ場合、5代先の孫の孫が太陽光線で皮膚がボロボロになるか、土の中の細菌がいなくなって食料危機になるんですよ!

よくわからないけど、そういうふうにはならないと思います。誰かがきっと、いい手を思いついて、地球の環境を守ってくれると思います。

あなた、本当に頭がおかしいですね。この質問を幼稚園児に話したら、ほぼ、全員が、私がまず、地球を汚さないようにします!って言うんですよ。

 

「最後のダイヤモンド」の質問は、この地球の残された最後の資源を、どう分け合うかのお話なんです。

鉄なのか、銅なのか?金なのか?レアメタルなのか?

石油なのか、水なのか、海水なのか?

人間は今、最後の選択を迫られているのに、誰もそのことを考えないし、行動を変えません。

だから、必ず、枯渇します。

人間で言えば、食べ物が無くなるか、お金が無くなるか、家や家族がいなくなるかを考えれば、大事なものがわかるはずです。

それをあなたは、最初は「均等に」って言ったのに、自分が欲しいと思ったら言い張って勝ち取ると言いましたよね?

だから、あなたはどこへ行っても、「仲間はずれ」にされるんです。

人はどんな人でも、お金持ちでも貧乏人でも、助け合わないと生きてはいけないのです。

あなたのように、都合がいい時は自分勝手に生きて、都合が悪くなると誰かの力を借りようなんて思っている人は、誰も助けようとはしませんよ。

この世の中はね、あなた思っているより、もっと多くの人たちの力を借りて成り立っている国なのですよ。

戦後、70年でここまで一気に先進国の仲間入りができた理由は、多くの先輩たちが日本国内でも、世界の国に対しても、ものすごい努力をしてきた結果なんです。

戦争の最中に生まれた私の母の世代は、ガマン、ガマン、何があっても、何を言われてもガマンしかなかったと言います。

自分が好きなこと言えたり、やったりできる今の世の中は、私の母のような人たちがガマンした結果なのですよ!わかりますか!?

何となくわかる気はするけど、私はガマンが嫌いです。でも、周りの人といると必ず、最後に私は外されるので、その対策を知りたくてあなたのところへ来ました。

それなのに、世界平和のことだったり、国連のことだったり、リンゴや梨やイチゴの話だったり、解りません!もっと解りやすく言って下さい。

こんな私は、どうすればいいんですか?

 

じゃあ、最後にもうひとつ、教えますね。

最後の黒い箱に入っていたのは、「あなた自身」なのです。

つまり、自分は1カラットのダイヤモンド!

磨けば光るものすごく価値があるダイヤモンなんだと思って下さい。

今は、原石ですが、自分が最高のダイヤモンドの原石だと思って頑張って下さい。

ダイヤモンドは、どうやって磨きますか?そう、もっと硬いダイヤモンドで磨くんです。

つまり、硬いダイヤモンドでゴリゴリ、ガリガリ磨かれれば磨かれるほど、原石は光るんです。

磨き続ければ必ず、素晴らしいダイヤモンドになります。

だから、諦めないで下さい。

あなたは自分が思ったことを周りがどう思うかより、自分が正しいと言い張りますが、もし、自分の子供ができたら、きっと、毎日、大喧嘩になるでしょうね。

その時ですよ、大事なことに気づくのは・・・。

自分が一番大事にしている子供から、「勝手に産みやがって!」と言われたら、悲しいでしょ!

それはとっても悲しいです。今の私なら耐えられません。

だから、パートナーと二人で協力しあって、子供を育てるんですよ。

産むのも、育てるのも、女性一人でほとんどできますが、問題は、物事の捉え方を大きく広く深くできないと、子供が暴走してしまうんです。それは、親の未熟さが原因なんです。

今日のお話は今は全てわからないと思いますが、その録音した私の説明を、人生で迷った時に、聞き直して下さい。

きっと、今、気づけないことが気づくはずですし、それでもわからなかったら、あなたが愛する人に聞いてもらってアドバイスをもらって下さい。

あなたはここまで一生懸命に生きてきたのに、人間関係でうまくいっていません。

その理由はいろいろありますが、うまくやろうとするより、もっと先へ進んで下さい。

好きな人と結婚して、子供を産んで育てて下さい。

あなたの大好きなお父さんに、孫の顔を見せてあげて下さい。

ただそれだけ考えて生きていれば、必ず、あなたは幸せになるし、良い母親になると思いますよ!

 

そう教えた女性が、翌年、「妊娠が分かったので結婚します」と電話をくれました。

きっと、それまでの人生の意味をガラッと変える大事な気づきをたくさんすると思いますので、自分が産んだ命に恥じない大人になって下さいと、お礼の言葉を送りました。

今日のお話で、救われる人や気づく人がいてくれると、私も嬉しいです。

20年間、出会う人全てが今より成長することを願って、地球創生の活動を続けています。

 

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