ワインみたいな女と、日本酒みたいな女
先日、行きつけの居酒屋で体験したことですが、ワイン好きと日本酒好きの女性の特徴がハッキリわかったので、ここに記録しておきます。
ワイン好きの女性は、こだわりが強く、自分が好きなものは絶対に間違いないという信念で、相手がどれほど、このワインもいいよと言っても受け入れません。
きっと、仕事はできるのでしょうけれど、人間関係的に女性の敵が多いタイプだと思いますし、この女性についてくる男たちは、一緒にいるメリットがあるだけだと思います。
私は絶対に、対応したくないタイプの女性です。
日本酒好きの女性は、二つのタイプがあると思います。
「お酒を腹で飲むタイプ」は、飲めば飲むほどオッサンになっていき、べらんめえ口調で言い張り出す「取り扱い注意な女性」です。
根は優しく気は優しいのですが、お酒の力を借りて、オッサンになってしまうタイプです。
全国の勉強会のあとの懇親会でも多くの女性たちと美味しい日本酒を飲みますが、過去に何人か、酔っ払った時の態度と暴言がひどくて、「深酒禁止令」を出した女性も数名います。
飲んだくれて、酔っ払って、周りに迷惑をかけていることを悪いと思わない人は、私は大嫌いなので、何度も繰り返すと、「出入り禁止」にします。
もうひとつのタイプは、日本を「香り、コク、切れ」の三拍子で味わうことを知っている女性で、自分が飲みたい酒を勝手に頼むのではなく、自称:日本酒ソムリエの私が薦めるお酒を待っていて、勧められた順番にしか飲まない上品で素直なタイプです。
私が薦める日本酒は、全国で神事をした時に、必ず、神様も同席する「直会(なおらい)」の席で日本酒を飲みますので、日本酒と神ごとはセットだと教えています。
祈りの時に使う日本酒も、必ず、地元の日本酒で一番古くて安いものを買いなさいと教える理由は、古くから土地に住んでいる人たちの思いに沿うためなのです。
神事が終わった後は、土地の地酒を必ず、飲みながら土地の水と、土地のお米と麹で出来た日本酒を教えた秦氏たちに感謝して日本酒を頂きます。
酔っ払うことが目的の人には少し辛い時間ですが、私が日本酒を飲む時は神様と繋がるので、必ず、普段、聞けない良い話をするのも、仲間達は知っているので、大事な直会の席には、ボイスレコーダーがいくつも並ぶことがあります。
日本酒は、和食に合わせて作られた日本人の知恵なので、ブドウが腐ってたまたま出来たワインとは、全くルーツも技術も違うのです。
だからフランスの一流のソムリエたちが日本までやってきて、日本中の日本酒を飲み歩き、今ではフランスで日本のお米を栽培して、フランス産の日本酒を作ろうと努力しています。
こういう思いを大事にできる人たちは、どんな偉い人の前へ連れて行っても人に恥をかかせることはしませんので、親御さんに感謝しながら、神様の想いと人間の想いの和合の時間にしています。
私のサラリーマン時代は、徹底的に先輩に飲まされて、先輩にお酒を勧められたら嫌と言ってはいけない時代ですので、どんなに飲んだ状態でも、日本酒やビールやウイスキーを先輩に勧められたら飲み続けないといけない「強制」があった時代でした。
しかし、この「強制」をする先輩と本音で付き合うと、一生、自分を支えてくれる人材となり、「男同士の信頼の盃」としてお酒を飲むのが、男の付き合いなのです。
当時からもっとも飲み方が激しい職業は、商社マンや医薬品販売のプロパーたちですが、今も変わらず、お客様が飲みたい時には徹底的に付き合わないと出世できないと、先日、新宿でバリバリの営業マンに近況を聞きました。
「お酒を飲む時くらい会社の人間関係で強制するのはやめて!」と言い張る女性ほど、自分が出世すると、必ず、部下を連れて強制的にお酒を飲ませる女上司もたくさんいるのが現実です。
賢い経営者の女性で、本当はお酒が大好きだけど、お酒で人間関係を壊したくないので、一切、人前でお酒を飲まない女性経営者にも会いましたが、仕事のあと、私と一緒に飲んだ時の量とピッチの速さに驚きました。
こういう女性は一人になると、やばいほど「オッサンタイプの飲み方」をしますので、男とお酒の飲み方をアドバアイスしましたが、美味しい日本酒は人間関係の大切なコミュニケーションツールですので、上手に付き合い方を覚えて人生に活用して下さいませ。
世界にお酒が無くなっても、きっと、自分で醸造するほどお酒好きは世界にたくさんいますが、男同士の飲み方と、女性を交えた飲み方は全く違うので、女性は、ぜひ、男社会の飲み会に女性一人で参加して勉強して下さい。
ご主人になる男性がどういうタイプがいいのか、とても勉強になるのが男たちの飲み会なのです。
結婚している女性が独身の時に自分で学んだことを教えてくれましたが、お酒を飲んでベロンベロンになった男たちの対応を見ていて、自分もベロベロに酔っているのに、部下や周りの人のことを考えて動く人だとわかったので、結婚したのが今の夫だと体験談も教えてもらいました。
あなたが選んだ男性は、結婚してどうですか?と聞いてみると・・・。
やっぱり、変わらない優しい人なんだけど、いざ、会社の同僚や先輩後輩が困っていると、私や子供たちのことは二の次になり、家族を放っておいても飲みに行く人なので、ちょっと間違ったかなあと思っていました。
でも、子供が大きくなって家を出ていき、夫も会社を辞めたあと、会社の人間関係が無くなったので、無理矢理、飲みに誘われることが無くなったせいで、家で寂しそうにしていたから、私が、「あなたが接待で使ったお店にあなたと一緒に行ってみたい!」と言うと、うれしそうに飲みに連れて行ってくれたことを教えてくれました。
その時、夫婦の思いのズレを飲みながら話し合い、この人も本当に頑張ってきたのだなあと、マスターや従業員から昔の話を聞いて夫が大切にしてきたことをわかったそうです。
私はどうしても、子育てと自分のことで手一杯だったので、夫に相手にされない辛さを主人のせいにしてましたが、この主人はやっぱり選んで間違いではなかったとわかりました、と60代の奥様に教えて頂きました。
いろんな男性と不倫もしてみたけど、それはそれで楽しいですが、やっぱり、家族は命を守り合う仲間なので、男女というより、「同じものを守り合う戦士同士」だと思って、円満な夫婦のふりを続けています。
これも人生かなって思う時もよくありますが、こういう話ができる人に出会えたことが幸せですと私に話してくれました。
お酒の付き合い方は、「人間関係の付き合い方」に似ていると思います。
それぞれ良い悪いではなく、「酔い、割る酔い」くらいで楽しく飲んで下さいませ(^^)
天無神人と一緒に美味しいプレミアム日本酒を飲みたい方は、どうぞ、毎月1回行っている「日本酒の会」にご参加下さい。
場所は、東京都新宿区原町1−67 アーバングレイス201
隠れた少しだけリッチな空間で、お互いを大事にしたい人たちとの時間を大事にする空間です。
料理は全て、女性スタッフがオーガニック野菜を滋賀県から毎月、仕入れて調理し、家庭料理的な美味しさと、最高級のプレミアム日本を楽しんで頂ける特別な時間です。
ご縁とご都合がつきましたら、どうぞ、お気軽にお越し下さいませ。