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都会の常識は、田舎の非常識

日本中の田舎や都会を永年、回ってわかったことは、「都会の常識は、田舎では非常識」だということです。

しかし、都会に住んでいる人は、そんなことは全く思っていないので、自分達の常識だけで物事を話します。

例えば、東京のテレビ局は8チャンネルありますし、それ以外にJ-comのようなケーブルテレビやBS /CS放送を見ている人もたくさんいます。

地方都市でも、BS /CS放送を見ている人はいますが、東京ほど多くの人は見ていません。

都会に住む人たちに気づいて欲しいことは、都会の人たちがテレビやラジオで流れている情報は、日本全国に流れていると思い込んでいますが、地方には地方のテレビ局があり、東京のニュース番組を流すのは、朝の15分くらいと人気番組とドラマしか流しません。

地方のテレビ局は「地域密着型の情報」を伝えなければ生き残れませんので、それはそれは多くの人たちが情報を集めて、毎日、少ないテレビ局で地域情報を流しています。

例えば、3月の桜の開花情報を楽しみにしている都会の人と、田舎で桜を見ている人たちの時間差は、北海道と沖縄では4か月ほどありますし、1月2月に咲く沖縄の琉球桜(琉球寒緋桜)を実際に見たことがない人も多いと思います。

「沖縄県花」に登録されている「デイゴの花」を4月に宮古島で見ましたが、とても感動的な美しさで私は大好きです。

お花の情報で説明しましたが、都会と地方では全てのことに対して「思いが違う」ので、旅行気分で移住を考えるのではなく、地方の人たちにたくさん接して、一緒にその街で住んでみたいという気持ちになってから移住を考えて下さい。

若い時に田舎を出て、東京や大阪の都会で働き、結婚して子供を育てた40代の女性たちに聞くと、田舎にはできれば帰りたくないと口を揃えて言います。

でも、子供が家を出て働くようになって孫が生まれる頃になると、誰もが自分の家の先祖ルーツや祖父母のことが気になり、田舎に戻る人たちが増えます。

そこで田舎の人たちに溶け込める人は良いですが、都会癖の自分の思いだけを主張するタイプの人は、田舎でも都会でもどんどん周りの人が離れていき、必ず、一人ぽっちになっています。

都会にいる人は田舎の人の1.5倍から2倍の収入や貯蓄を持っていますが、自分が本当に困った時に助けてくれる仲間は近くにいません。

つまり、全てを「お金で解決するしかない人の付き合い」が、都会の常識なのです。

この20年間で、田舎も都会化現象が起きていて、人に接することが苦手な人たちや、年寄りと付き合わない若者たちが増えたため、田舎の老人たちはとても寂しい生活をしています。

人生の最後は誰もが迎えるはずなのに、今、都会も田舎も一人ぽっちで死ぬか、介護施設で家族にも会えないまま死ぬ人たちがたくさんいます。

「明日は、我が身」という言葉がありますが、他人を見て、自分ごとに捉えて生きることを学ばないと、同じ愚かな人生の最後を迎えることになりますよ。

そうならないために、私は2000年から「地球創生」という新しい価値観の生き方を提唱していますので、今、社会で問題になっていることは、いづれ自分にも降りかかると思って、生き方や価値観を家族と話し合って下さい。

あなたが自分の生き方を変えなくても、これから日本は急激に少子化になりますので、今までにはない新しい問題をたくさん抱える国になりますので、今から新しい価値観と生き方を選択できる人間になる努力をして下さい。

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