戒名や位牌は必要ですか?
よく「戒名や位牌は必要ですか?」と聞かれることが多いので、ご説明します。
まず、仏教が「戒名や位牌の必要性」を説くのは、仏教を広めるために必要だからですが、21世紀は”新しい考え方”を持って対処しないと、宗教を信じていない子供や孫たちが意味もわからず放置するか、ただ破棄してしまうからこそ、今日は正しい考え方を身に付けて下さい。
日本の多くの家庭に「仏教」が広まった理由は、飛鳥時代にいろんな病気が広がり、病気や飢餓が多発して、神道(しんとう)だけでは日本国民の信頼をコントロールできない時期があったため、天皇が「仏教」の導入を決めました。
参考資料:▶️蘇我氏と物部氏の争い
それまで「神道」だけの日本に「仏教」を根付かせて、今の市役所と同じ出生届と死亡届の「戸籍を管理」したため、多くの庶民が「神道と仏教の両方」を信仰するようになりました。
この戸籍の登録・管理が、「過去帳」の始まりです。
だから、区役所と同じように檀家さんたちにも、お寺の「過去帳の原本」は絶対に見せないルールなのです。
しかし、明治政府が天皇・公家・武士の制度を廃止し、「男女同権」を中心とした日本を目指したため、夫が亡くなったあとのお墓や遺骨の扱い、仏壇・戒名・位牌の取り扱いがどんどん問題になり、宗派を超えて相談する人がとても増えています。
親が神仏を大事にしているご家庭でも、その子供や孫たちはどうして良いのかわからないまま放置しますし、離れて住んでいるからこそ、葬式を出す手順やマナーも一切、親族から教わる機会がないため、ご先祖を大事にしたい心があっても、どうしたら良いかわからず、やってはいけないことをしているご家庭がたくさんあり、驚きます。
必ず、そういう家は、「家長」の目や耳の調子が悪くなり、気が重い、やる気がしないと口にし、引きこもりのようになってしまうことを「霊障」だとわからず、医者の薬を飲むだけの人がたくさんいますが、「薬」で霊障は治せません。
多くの家の問題は、ご主人が亡くなったあと、奥様が自分勝手な判断でいろんなことをしてしまい、取り返しができないほど苗字を守ってくれているご先祖を怒らせていることに気づいていません。
ご先祖問題が起きる順番は、次の通りですのでチェックして下さい。
1、まず、「夫の五感覚」に問題が発生します。
離婚した人の息子にも、同様のことが起きますので、1日も早く「苗字を守る男たちが問われている意味」に気づいて下さい。
2、それでも気づかない人は、霊感が強い娘さんの体調が悪くなったり、夢でいろんなお知らせを知らせてきます。
この「夢しらせ」からご先祖の思いを読み取るのは大変な作業ですが、実際に夢が現実となり、亡くなった娘さんのお母さんが、泣いて相談にきたケースもありました。
3、女性たちは、「命のつながり」と「苗字の重さ」の違いをわからず、勝手な判断をする人が多いため、自分の親の仏壇や写真を、ご主人が亡くなったあと、二つの仏壇を同じ家に入れてしまい、家族崩壊にまでなった家もありました。
決して、苗字を守っているご先祖たちを怒らせるようなことをしないで下さい!
離婚した女性の息子の体調不良や精神的な問題の多くは、「ご先祖トラブル」だと思って、まず、あなたが正しい取り扱いを学んで下さい。
たくさんのお金を積んでお坊さんにお経をあげてもらっても、全く意味がないことをどうか、気づいて下さい。
お坊さんはお経の修行はしますが、私がするような「神修行や先祖修行」は一切、体験してないうえに、直接、霊たちと話せないことも気づいて下さいませ。
お経を上げるだけのお布施は、無駄ですよ!
こういう問題が増えた原因は、団塊世代の親と子供の関係が悪いことと、核家族化により親族との付き合いもなく、子供たちに葬儀のマナーや親族の付き合い方を教えてくれる大人が周りにいないことが原因です。
20年前に普通だった「日本の神仏心」さえ、次の世代に引き継げないご家庭が多いからこそ、仏壇・戒名・位牌・お墓の扱いを間違えて先祖トラブルや霊障に悩んでいる人たちがたくさんいますし、きっと、これからもっと増えるでしょう。
だからこそ、日本の未来を考えた「新しい神仏心」を学んでいただくために、沖縄のベテラン神人と一緒に、▶️「神仏心・先祖講座」をスピリチュアル大学校で開講しましたので、ぜひ、あなた自身が学んで下さい。
🔴最後に、現実的に起きる問題と簡単な対応策をご説明します。
1、故人の思いを大事にしたい気持ちがあっても、「決定権」は残された家族にありますので、娘であっても結婚して苗字が変わった人は、旧姓の一族を受け継ぐ資格は一切無いので、親族が揉めるような無責任な言葉は慎んで下さい。
お葬式が一件あると、息子や娘さんたちも仏教のお坊さんとお付き合いが始まりますが、そのお坊さんに永遠にお金を払うことに疑問を感じている若い人たちはたくさんいます。
実際、実家の親が大事にしていた仏壇やお墓でさえ、遠くに居て寄り付かない子供たちにとっては「迷惑なもの」として扱われしまい、誰も手を出せないまま放置されるか、家ごと売却か、廃棄される場合も多々あります。
親がやっていた通りに引き継ぎ、永遠に仏教のお坊さんにお金を渡し続けたい人はそれで良いですが、そうしたくでもできない人たちが増えているため、神仏に対する考え方をまず身につけて下さい。
「ご先祖を神」と祀る沖縄の人たちは、先祖信仰が強い人もいますが、教えるユタや神人(かみんちゅ)によって指導方法にバラツキがあり、家系や家督によってルールや物に対する考え方も違うため、沖縄を出た子供たちにとっては手を付けられず、親族もうるさいので何もせず、ただ放置している家の仏壇もたくさんあります。
家の売買さえできずに放置された家は、必ず、「浮遊霊」たちが集まる「霊場」になりますので、ご親族で仏壇やお墓の問題がある家は、早めに解決して下さい。
2、本来、インド仏教にも中国仏教にも、「戒名や位牌」という概念はもともとありませんし、最初に日本に入った仏教の「禅宗」にも戒名や位牌はありませんでした。
日本で「お墓や戒名や位牌がお金になる」と知った中国人が、日本のある仏教のルールを中国に持ち帰って広め、お金を儲ける手段が広まったという事実も覚えておいて下さい。
現世の肉体から離れた「釈迦の魂」を中心と考える「死後の世界」から見た仏教の教えは、人民救済・人民擁護を基本として庶民を導いて日本全体に広まりましたが、21世紀は、物や形に依存しない「新しい先祖感謝の考え方」を身につけないと、大変な時代になりますので、どうか、「正しい先祖に向き合う考え方」を親子で学んで下さい。
▶️先祖・神様が喜ぶ 正しい向き合い方講座
3、神社やお寺は、お金を出したくない子供たちがあとを受け継ぎますので、「形ある物を祀る」だけでなく、本当の意味で「ご先祖が喜ぶ神仏心」を教えなければ、故人に思いを寄せたい人たちの「先祖を敬い、日本を守る心」が無くなってしまいます。
大切なことは形が変わっても仏壇やお墓が無くても、「神仏」をひとつにまとめて手を合わす心を育てなければ、数十年後には、先祖に感謝する心さえ無くなってしまうことを私は昔から危惧したので、20年前から講演会でお話ししています。
世界の先住民たちの先祖祈りは「シャーマニズム」と呼ばれ、土葬して自然に戻す「自然神信仰が基本」であり、自分が住む家の周りに亡くなった人の亡骸や骨を収める人たちが今もいますので、迷った時は、仏教も神道もない時代に、昔の人は「どう、ご先祖を祀ったのか?」を自分で調べてみて下さい。
お坊さんの言うとおりにお金を出していると、恐ろしい金額を永遠に請求されますので、どうか、日本を導ける知恵と工夫を大人たちが考えあって子供たちと話して下さい。
どうしても維持管理ができない故人の物や仏壇、お墓、位牌、遺骨は、感謝の心を添えて粗塩で思いを祓ってから廃棄または焼却して下さい。
塩・水・お酒を出して、非礼をお詫びし、先祖たちにきちんと今後のことを伝えるのも「家長」のお役目です。
神棚や仏壇は「木」でできていますし、神札も位牌も「木」でできているからこそ、放置すると邪気を吸って浮遊霊たちが集まる場になるからこそ、昔は「お焚き上げ」が普通ですし、一軒家からマンションに引っ越した時も仏壇を買い替える人は多いからこそ、本当に仏壇が必要か、仏壇に変わるものでも良いのでは?と、新しい祀り方をご家族で話して決めて下さい。
その話し合いの時に、「過去の形にこだわり」すぎると揉めますので、どうか、最初に正しい考え方を学んでから現実の対処や処理をして下さい。
🔴ちなみに、私が仏教の「永代供養」に反対なのは、お坊さんたちが何もしない実態を知っているからですが、それ以外にも故人やご先祖が喜ぶ方法はたくさんあることをまず、ご自分が学んで下さい。
永遠無限に命を頂いたお礼をしたいのは、あなたと同じだからこそ、宗派で揉めているご家庭や親子親族で揉めている人たちは、どうか、未来に残せる新しい「神仏心」を学んで、子供や孫たちに伝え残して下さいませ。それが、「先祖への恩返し」なのです。