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【警察庁】警察とヤクザの飲み会

30年以上前の、「労働組合中央執行委員」の時に体験した貴重な出来事を思い出したので記録しておきます。

ある時、いつものススキノの「はじめ組のスナック」に行くと、はじめ組のNO2と他の組の見たこともないヤクザが、ずらっと並んでいました。

おい、どうしたんだ?

今日は、何かお祭りか?

お前たちもちゃんと正装してしているし、大丈夫か?頭は?

 

兄貴、今日は、特別な日で、これからお客さんが来るんですよ!

あ、そうか、じゃあ、俺は帰るわ!

お前たちのヤクザの組関係の人間と深く関わると面倒臭いから、俺はイヤなので、帰るわ!

 

いやいや、兄貴!

そう言わずに、そこにいて下さいよ!

これから来る人たちは、警察の方々なので、あなたの知っている人も来るかもしれません。

だから、気にせず、いつも通りにしていて下さい。

なんか、微妙な感じだけど、まあ、いいか、じゃあ、俺は黙って見物させてもらうわ。

しばらくすると、ドタドタ、階段を登る数名の人の音がしたので、身を構えましたが、制服警官と私服の警官が数名入ってきて、椅子に座りました。

今日は、何が飲めるのかなあ?

まず、ビールからお願いします!

おい!今日は、全てタダ酒なので、もっと、高級なものを飲めよ!

こんなチャンスは、月に1回しかないので、思いっきり高い酒を頼もうぜ!

ええ?俺、そんなに高い酒なんて飲んだことがないので、銘柄も何もわかりませんよ。

じゃあ、先輩にお任せします!

はい!バーボンからでいいですか?

今日はシャンパンもあるので、どちらがいいですか?

じゃあ、シャンパン5つと、バーボン三つ、それと、まだ仕事中の奴らもいるので、烏龍茶を2つ!

ええー!班長!俺たち飲めないんですか?

もう、この時間ならススキノは酔っ払いしかいないので、俺たちが酒を飲んでもわかりませんよ!

そうだな、確かにそうだ!

じゃあ、烏龍茶をやめてビールを全員分、お願いします!

ヤクザ者たちは、警察官が頼んだものを飲むのが「ルール」みたいで、静かに黙って飲んでいるので面白くありません。

だから、静かに飲んでいるつもりが、つい、言葉を話してしまいました。

おい!NO2!

お前のビール10杯、一気飲み、見たいなあ?

あれ、やってくれよ!かっこいいからさ!

え!やっていいんですか?

俺、遠慮していたのに!

じゃあ、やります!

おい!準備しろ!

ビールジョッキを並べている間に、警察官の誰かが私をじっと見て、こう言いました。

すいません、あなたは、一般の人ですか?

ヤクザの人ですか?

どっちか、わからないので、教えて下さい。

でも、どっかで見た気がするんですが、思い出せないんです。

あ!僕ですか?

僕は、正真正銘の「カタギ」です!

すぐそこのスーパーの店員です。

お店で顔を見たんじゃないですか?

じゃあ、どうして、この場にいるんですか?

今日は、ヤクザと警察官の定例会で、一般の人は入れないと聞いているんですが、違うんですか?

私は言い返しようがないので、黙っていると、じっと、その警察官は、私の顔をんぞきこみ、こう言いました。

あのう、すいません。「人違い」ならごめんなさい。

この前、この店で拳銃の「ガサ入れ」があった時に、その場にいませんでしたか?

俺、その時に来たけど、なんだかわからず、班長が「帰れ!」と言ったので、署に戻りましたが、その日の記録は一切、消されてないし、ガサ入れの事実もありませんでした。

でも、僕ら警察官は、上の者が「白」と言ったら「白」なので、言い返すことはできません。

でも、絶対に、そこで見た人だと思うけど、間違いですかね?

お兄さん、それは「他人の空似」ってやつですよ!

こんな顔、どこにでもあるじゃないですか?

さあ、そんなことどうでもいいけど、あの人のビール10杯ショーをまず見ましょうよ!

前に見た時、あまりに早くてびっくりしたので、あれは、一つの芸だと思います。

あまりに早いので、目を離さないで下さいね!

けげんな顔をしながら「ビール10杯一気飲みショー」に全員が釘付けです。

あの人は、人間ですか?

カバかゾウじゃないと、あんな飲み方できないでしょ!

あの人は、化け物だわ。

僕もそう思います。

アイツ、ああ見えて頭がいいみたいで、とても小利口なやつなのですよ!

あれ?

あなた、ああいう「筋モノ」の人たちと繋がりがあるんですか?

いえいえ、この店の女の子から聞いた話ですよ!

こんな真面目なサラリーマンが、あんな「筋モノ」を知っているわけないじゃないですか!

もう、冗談もほどほどにして下さいよ!!

私の言葉が「NO2」に聞こえたみたいで、一人で、メソメソ泣いていました。

兄貴が、俺のことを「他人扱い」したあ・・・。

あー、悲しいよう、辛いよう・・・。

グチュグチュ、メソメソ・・・

おい!女たち!

アイツ、うるさいから、ビールとウイスキーとバーボンとシャンパンを一気に混ぜて、飲ませてやれ!

お前の「愛情です!」って渡せば、バカだから飲むさ!

さ!やれ!!

綺麗な女の子が裏で「最高チャンポン酒」を作って、大きなビールのピッチャーに入れて「新しい輸入ビールです!」と言って、NO2に飲ませました。

一気飲みの後なのに、変わりなく、一気に、ビールのピッチャーを飲み干し終えた瞬間、ドタっと、後ろに倒れて、大きなイビキを書いて寝てしまいました。

他の組員はオロオロしていたけど、「気にするな!」と目配せしていると、普段通りに、静かに飲み始めました。

そこへ階段を登る足音が聞こえたので・・・

まだ、誰か来るんですか?

いやあ、課長が来てくれたぞ!

久しぶりだなあ!

ススキノには「いい思い出」がないので、来ないと言っていたのに、来てくれたんだ!嬉しいなあ!

5名の警察官が立ってお迎えしたので、課長は挨拶して、一番奥の席に座りました。

私と真反対の席なので、遠くて顔がよくわからなかったけど、あの「前に揉めた課長」なので、静かに声を出さないようにしていると・・・

課長

おい!誰か、挨拶する奴はいないのか!

せっかく来てやったのに、挨拶もなしかよ!

あんまり、警察を馬鹿にするなよ!

お前ら全員、しょっぴくぞ!

慌てて女の子たちがお酒とおしぼりを持っていき、いつものブスの女の子を横につけました。

おい!俺は、ブスは、嫌いなんだよ!

家に帰っても、ブスが一匹いるから、こんな店くらい、綺麗な奴を俺につけろよ!

それとも何か!俺への当てつけか?

おう、上等じゃないか!

お前たち全員、署に連れて引っ張ってやる!

おい、若いの!全員、こいつら署に引っ張っていけ!!!

 

これは、どこかで1杯、引っ掛けてきたとわかったので、ママを呼んで、このあとの対応を教えました。

薬物入りのアルコールを飲ませて、少しづつ、少しづつ、言葉が喋れないように薬を盛るのと、綺麗な女の子を両側に座らせて、「あのフェラチオがうまい、女の子にくわえさせろ!」と指示を出しました。

突然、オチンチンを出されて咥えられた課長は、あまりの上手さに声を失い、薬物入りのお酒を一気に飲み干し、「もう一杯!」と言ったので、「もっと濃いめに!』と指示を出して、彼が辞めるまで飲ませました。

オチンチンをくわえている女の子も、オチンチンをもてあそび、いきたい時に行かないようにして、萎えると、また、すぐ「スーパーフェラチオ」を繰り返すので、なかなか昇天できません。

おい、もう、かわいそうだから、昇天させてあげろよ!

俺がもし、コイツだったら、苦しいと思うから、さっさと行かせていいぞ!

「わかりました」とうなづいたフェラチオ女は、一気に、射精させて綺麗にゴックンしました。

何事もなかったように、射精した課長を「写真」に撮って記録し、床に寝かせておきました。

課長と、NO2のイビキがあまりにうるさいので、「トイレに入れておけ!」と指示を出し、残りのメンバーで思いっきり飲み続けました。

 

結構、遅い時間に、突然、階段を登る足音が聞こえたので、ママに聞くと、「組長だと思います」と言うので、全員を静かにさせて、じっと、帰るのを待ちました。

ノブを回しても回らないように、私が全力でノブを掴んでいるので、鍵が開いてもドアは開きません。

諦めて帰ったあと、もう一回、トコトン飲みましたが、あのあとの、ヤクザと警察官の「裸踊り大会」は最高に面白かったです。

・・・・・・・・・・・・・

翌日、ママから電話があり、「組長がなぜ、昨日、ドアが開かなかったのかを聞かれたので、急に壊れたことにしておいたし、あなたは来なかったと言っておいたので、口裏を合わせて下さいね」とお願いされました。

二日ほど空けて、いつもスナックに行くと、組長が待っていてこう聞かれました。

なあ、吉岡さんよお・・・。

あんた、あの薬に手を出したのか?

昨日、グラムを測ってみると、ずいぶん、減っていたけど、まさか、あんたじゃないだろうな?

もし、そうなら、ここで殺すぞ!

さあ、事実を吐け!

 

結局、どんな嘘をついてもあとでバレたほうが面倒なので、全ての事実をそのまま話すと組長はこう言いました。

何!あのマル暴四課の課長に、薬を飲ませたのか?

それも、アルコールでか?

いやあ、それは大変だわ。

蒸留前の薬だから、そのまま飲むと不純物があるので、体に入ってから抜けるまで、相当な苦しみを体験すると思うけど、まあ、いいだろう。

あいつ、最近、俺に上からものを言うので、頭に来ていたのさ。

よくやったな、これは、褒美だ!

これはきちんと蒸留したモノだから、あんたには特別にプレゼントするわ!

あんまりやりすぎるなよ!

やりすぎると、元には戻れなくなるぞ!

私がもらったシャブの小袋は、そっと、NO2のポケット入れて「瓶に戻しておけ!」と指示しました。

でも、毎日、グラムを計りにくる組長がいるので、「自分でそっと、処分した」と、あとで教えてくれました。

・・・・・・・・・・・・

私が30年前に体験したこの事実も、「今は、そんなことない!」と思っている人もいると思いますが、ぜんぜん普通に「今もある」ことを覚えておいて下さい。

「見たくないものを見ない自分勝手な人たち」は、何かあった時の対処法がわからず苦労しますので、一応、どれが真実かを自分で見極められる人間になって、子供の教育に役立てて下さい。

「平和ボケ」しているみなさんのために、ご紹介します。

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