神々への祭祀 起源と由来
神々への祭祀
起源と由来
神々への祭祀
起源と由来
自然や祖先神
に捧げる祭
神々への思い
祭祀(さいし)のはじまりは、古来より自然物に神が宿るとして、日本人が考えてきた神道にあり、今もなお各地で開催される「祭り」には、神の心と地域社会の密接な関係があります。
人々は、古来より自然に感謝し、自然と共に生きることを願い、安心して暮らせるように各地で祭りをひらき、にぎわってきました。祭りの種類も多種多様で、日本特有の四季にあわせた祭りや年変わりに行う祭りなど一年を通して行われており、新年元旦の歳旦祭(さいたんさい)に始まり、春の豊作を願う祈年祭(きねんさい)、秋には五穀豊穣に感謝する新嘗祭(にいなめさい)などがあります。
そのほかにも、日ごろから身近な行事として各家庭で取り組んでいる節分、ひな祭り、七夕、成人式なども古来から受け継がれる神道による祭りとなります。
身を清め
五穀豊穣を願う
古来から伝わる地域の行事には、神の理念を通して人々の清らかさや地域社会の活性化と和をもたらす役目もあります。
神社に集まる人々は、必ず自らの身を清め、神々を祭るのにふさわしく清浄を尊ぶことを行っており、年の数回の祭りの時には、人々も自分自身を振り返り、清め心身を一新する良い機会となっております。
祭りは、地域の皆で集まり、話し合い、助けあい開かれます。その互助の精神は祭りの中でも育まれてきました。これらの行動や風習は日本人の古来からの良き風習であり、日本人の生き方にも大きく影響しているといえます。
また、神や祖先を祭る祭祀には、神職を中心に社殿の奥で行われる祭祀・祭儀や氏子の人々が参加して行うその地域に沿った地域に密着したものまで幅広く、それらすべてを祭祀と呼びます。