忘れていた自分
まだ、何も知らないときの自分。それは、たった一人の自分の世界。
勇気もなかったし、愛さえ知らなかった。
すべてが輝いて見えていたのに、急に、まっ暗くに感じてしまった・・。
明日を信じることさえできないほど、苦しんだのはなぜなんだろう？
そんな理由がわからず、また逃げ出したくなってる自分。
自分をごまかすことがうまくなったあるとき、ふと、気がついた・・。
生きてること自体が、愛なんだって・・。
逃げ出したかったのは、明日が怖かったからだって・・。
そうだったんだ・・ 、ただそのことを受け入れたくなかったんだね。
ありがとう、弱虫の自分くん。
誰かがそっと、教えてくれたんだ。
その弱虫くんは、みんな持っているってこと。
だからそういうとき、興奮して真っ赤な顔したり、怒ったりするんだっ て。
泣いたりするのも、その弱虫くんのおかげらしくて、どうやら一番、自 分らしい時間みたい。
だから、泣きたいときは、素直に泣くからね、これからもよろしく弱虫 の自分くん。