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【宮古島】神の島 ”池間島”

宮古諸島の最北端にある池間島に車で向かうと、島につながる長い橋の上から見える海の美しさは、天気がいい時には、息が止まるくらいな美しい色と輝きを見せてくれます。

この池間島で最高の御嶽(うたき)が、ナナムイ御嶽 (別名・ウハルズ、大主神社)です。

しかし、この神社は、宮古島の御嶽(うたき)のなかで最高の霊格に位置する御嶽(うたき)のために、島の方でも普段、この場所に行くことさえ許されていません。

この大主神社(ナナムイ御嶽(うたき))にご挨拶できるのは、神職ともいえるツカサンマ(うたきを守る役目に選ばれた女性)たちと、神人(カミンチュー)のユタのみです。

そのために、一般の人が祈る場所として、別の御嶽(うたき)を指定しています。その場所は、宮古島の南に位置する下地町にある下地神社(別名:ツノジ御嶽)です。ここには一般の方が多く訪れて祈りを捧げていますので、とても立派な鳥居があります。

もし、ここを訪れることがある方にお勧めの店は、この下地神社の近くにあるとっても美味しいカレー屋さん Smoothies(スムーシー)TEL 0980-76-2063 のオーナー あきこさんに、北海道の天無神人からの聞いたと言って、お食事してみてください。

もうひとつ、面白いことは、伊良部島の中にも、同じ大主神社が、あることです。

これは、伊良部島に移住した7つの部落の方々のなかで、池間島から来た方々が、ご先祖たちのご分霊として建てたものです。こちらの神社は、伊良部島の港からすぐ近くの場所にありますので、伊良部島に行った方は、鳥居の前からご挨拶することもできます。

宮古諸島は面積から考えると、とても小さな島々ですが、多くの歴史を経験してきている上に、それぞれの地域によって独特の方言や風習がありますので、宮古島の人や風習を知るときに、ひとつの考え方だけでは、理解できないことが多いことも理解しておいてください。

今でも、宮古島本島の町の名前の数くらい、違う方言が残っていますし、それを全部理解できる人は、多分存在しません。

もしあなたが本当にこの島のことを知りたければ、先ほどご案内したSmoothies(スムーシー)のお店にいくと読める本のなかに、下地町の伝説や言い伝えをまとめた貴重な本がありますから、ぜひ読んでみてください。

またひとつ、深くこの宮古諸島の歴史や風習の意味を知ることができるでしょう。ありがとうございます。

 

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