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【宮古諸島】 神の意味

皆様の魂がこの世に肉体を持って生まれてきて、親やオジー・オバーに育てられながら大きくなるなかで、自然に自我を持ち、自分の生き方や考え方が正しいと信じて、この現実社会を頑張っていることと思います。

しかし、あるとき、ふと、何か大切なことを自分が忘れていることに気付いた方が、今、増えているのも事実でしょう。そのあなたが探し求めているものは一体、何なのでしょうか?
仕事もうまくいき、家庭も持ち、人生では安定と呼ばれるものを手にいれたのに、なぜ、いまひとつ、心の底から、わき上がる魂の喜びがないのでしょう?
人間は、一人では生きていけません。
自然界にあるすべてのものが、みなそうです。
与え合うことが自然になってくると、共存し合っているといいますし、それを自然界では、共生しているといいます。
では、今の人間は、共生しているでしょうか?
私は、宗教的ではなく、あくまで個人意見としてお話しますが、人間が進化したことで忘れたものがあるとすると、それは、大いなるつながりを感じられていないことが原因だと思います。
その大いなる存在のことをよく「神」と呼びますが、一番近い呼び名では、「ご先祖」ともいえるでしょう。
そのことをもっと大きな意味でとらえると、宇宙そのものとのつながりとも言えると思います。
大宇宙とのつながりや、神とのつながり、そして、ご先祖様とのつながりが、日本のなかで、まだ残っている場所が、宮古島や伊良部島の神さまと付き合う島の皆様たちです。
実は、その大いなる存在とのつながりが、さらに進化した形が、北海道に今でもかすかに残っているアイヌ民族の自然神信仰に隠された宇宙とのつながり方なのです。
沖縄の島の方たちが、何よりも大切にしているのが、今でも、おじーやおばーの年長者です。そのおじーやおばーには、先祖からいい伝えられてきた文化や大切な知恵があることをみんながよく知っているからです。
しかし、沖縄本島も数十年前から、西洋文化や個人主義、貨幣経済などがたくさん入ったおかげで、その大切な先祖との糸(神信仰)が、切れかかっています。
神さまとのつながりの場所のウタキを守る司オバーと呼ばれる人たちや、その神のメッセージやご先祖のメッセージを降ろす役目の霊媒師の神人(カミンチュウ)たちも、後継者問題に悩んでいます。
誰もなり手がいなくなってきているのです。それは、みんなが望んだことの結果としか言えませんが、今でも、その神につながる高い場所のエネルギーを求めて、本州から沖縄へ移住する人たちが少なくないのも事実です。
人が移動すると、経済が起こります。またその経済をめがけて、商売をする人が集まっています。
2002年1月に、私が初めて石垣島へ一人旅をして驚いたことは、島の商店街のなかで、人が集まる店のほとんどが、本州から来て商売をしている人たちだったことです。
その人たちと一緒に飲みながら色々話を聞いてみると、地元の人は、お金儲けに欲がないからね~と話してくれたことを思い出します。
私もそれまでお金や欲を中心にで生きていたことを思い出し、それを魂の喜びのために生きると、方向転換するために、ここ石垣島へきたのに、こんな話を聞かされるとはと悲しんだことを思い出します。しかし、琉球列島の全体から、神信仰や先祖信仰の心が消えたわけではありません。
私が龍神ツアーとして何度も足を運んでいるなかで出あった沖縄本島古島や伊良部島の地元の皆様と本音で話して感じたことは、みんなも同じように、このままではいけないと感じていることです。
神やご先祖や大宇宙は、私たちに今、何を望んでいるのでしょうか?
それは、宇宙全体のつながりやご先祖も魂のおおもととのつながりが、神やおじー・おばーを大切にする心で通じ合うことができる。そして、今、生きている人同士の心のつながりのやさしさの実行 だと感じています。
”与え合う、分かち合う、人や自然を大切にする”
私は、このことを思い出す為に、今、沖縄の先祖の歴史や、神の意図を紐解いているのではないかと思っています。
人間として、大いなる宇宙のひとつの役目を、日々の生活の中で表現することができるようになるために、この宮古島や伊良部島へ足を運んで、地元の神様に手を合わせることで、そのことを思い出して欲しいと願っています。
私たちは、いつも、その神さまや、ご先祖様や、大宇宙に、生かされているのですから・・・。

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