水の神さまが転生した女性
今まで私が出会ってきた方々とは、ご縁のなかで私とのつながりの意味を聞かれることがよくあります。
また、前世療法をしているときに一緒に見た過去世や、普段の生活のなかでも、深くご縁をいただく方には、過去世のつながりも含めて必要に応じてご説明することがあります。
しかし私が今まで前世療法をした経験のなかで、唯一、2年前にセッションをして、前世のお役目と今世体験していることの意味を説明できないことが心残りになっている女性がいました。
その女性は、2年前にある方からご紹介を受けたMさんという女性です。
彼女は20代後半から胸部の不調を感じて検査してみると、乳がんでした。いろいろ切らずにすむ方法を試していましたが、結局、腫瘍が悪化したために片方の乳房を切除しました。
そこまでなら、私のまわりにたくさん知り合いがいますが、そのMさんは、さらにその後、ガン細胞が全身に転移して、あちこちの骨をボロボロにを打ち砕く痛みに耐えながら10数年間、現在もお仕事を続けられています。
毎日、強い抗ガン剤を飲みながら、仕事を朝から晩まで働き、さらに、人が喜んでくれるなら、何でもしてしまうそのMさんを見た人は、誰もがそんな病気に苦しんでいることさえ気付かず、逆に、彼女と一緒にいるだけで癒されてしまうくらいの素敵な笑顔と彼女の透明感ある空気のすばらしさに感動してしまいます。
今回、このMさんがカラーフェスタのボランティアスタッフとしてお手伝いをしてくださいました。
打上げにも参加してくださり、昨日、書いた出展者のセラピストたちとの深く感動的な場に同席していました。
そしてそのあとの事務局だけの打上げの席で、すばらしいことがおきたんです!
Mさんの正面に座った私は、先ほどのセラピストたちの感動のエネルギーを受けた彼女の魂から、溢れ出ている魂の叫び声が聞こえてきたのです。
だから、彼女にいくつか質問を投げかけてみました。
この2年間、いつもMさんと出会うたびに、何とか彼女の魂が喜ぶ道へ導いてあげたいと思って努力してきましたが、今が、最高のチャンスと思えたからです。
「あなたは本当は、どうしたいんだい?」この質問に彼女は、こう答えました。
「私だけが犠牲になって苦しんで済むのなら、私はそれでいいんです。
だから絶対に、この苦しい姿は人に見せたくないんです。」
実は、Mさんの前世は、地球を守っている天上界の神さまの一人で、地球の水を守っている神様だったのです。
だから彼女の肉体の苦しみや痛みは、実は、私たちが汚してきた地球の水の波動に同調して重い病気になっていたのです。
このことは、2年前にセッションをしたときにわかっていましたが、地球の水を汚した私たちの責任と、すぐには解決できない事のために、その苦しみを背負って生きる彼女に、生きることの意味と勇気を与えられなかったのです。
しかし今回は、彼女の魂が私に強くメッセージを送ってくれました。
「助けてあげて!彼女に生きる喜びを感じさせてあげて!」と。
だから彼女に私は、こう言いました。
「あなたのその気持ちはわかるけれど、それは自己犠牲です。自己犠牲は、本当に愛だと思いますか?」
彼女は泣きながら、だって・・・という目を私に向けていました。
でも、私はこういいました。
「20世紀のほとんどの宗教もそうだったように、当時の学びは、皆に自己犠牲から愛を学びなさいと教えていました。
でも、この新しい21世紀の学びは、誰一人、苦しみの犠牲になってはいけないと天からは言われています。」
誰一人犠牲者を出さずに、この苦しみの地球を救う知恵を皆んなが出し合ってこそ、実現する新しい時代に入ったからです。
だからこれからの時代には、イエスのような救世主は決して現れません。
その代わり、一人一人が自分の悲しみや苦しみを救い、カルマに振り回されて生きることを乗り越えた人たちが、まだそれをできない人たちを導いてあげることで、本当の愛を実践し感じることが、現在、この地球に生きているすべての御霊の最高格のテーマだからです。
Mさんは、このとき、自分の苦しみを乗り越えました。
そして私は、彼女に、「あなたはセラピストになりなさい。」と告げました。
Mさんは、涙目の細い声で、「私がなっていいんですか?」と聞いてきました。
私は、「あなたが自分を救うことと同じように、あなたに救われる人がたくさんいるのだから、セラピストになりなさい!」と言いました。(これは私の最高霊格の神さまからの言葉でもあります)
そしてこの場で、これからの宣言をしなさいと言いました。でも彼女はもう一度、私に聞きます。
「私が本当になってもいいのですか?」
「私は神の言葉と魂のレベルを動かす許可をいただいています。だから、神さまが許可しているのですからなりなさい。」
やっと、彼女は心を決めて宣言してくれました。そして、2007年2月に開催予定の札幌カラーフェスタに出展することも決めてくれました。
このできごとで皆さんに感じてほしいことはたくさんありますが、このMさんのケースは、特別だと思っておいてください。
彼女は、前世も、今も、何も学ぶ必要がない人なんです。
本当に、全てのことを魂が知っている人なのです。
だから彼女に言ったことは、先日、札幌でクリスタルボウルを演奏してくださった大天使守護の遠藤敬子セラピストにだけ、逢いにいきなさいと伝えています。
私はこのMさんの魂の喜びを感じるまでに費やした2年間が、大切な時間だったことを感じています。
そして私にMさんを紹介してくださったTさん、本当にありがとうございます。
ご縁いただきましたこと、ようやく今、果たすことができました。これからは、みんなで助けあいながら、愛の実践者として、行動を共にしていきましょう!
天のご加護に、心から感謝いたします。
ありがとうございます。