【沖縄】与那国島神事 二日目 日本最西端の地
6/24、一日目の祈りを終えた夜、与那国の方たちが部屋へ集ってくれました。
そこに来てくれたある男性は、実は、この島で最大の神を背負う(守る)家系の方でした。
地元の神人も認めるこの男性は、30代にして脳梗塞になり、右半身の自由が利かない身体ですが、神のことや与那国の歴史のことは、あらゆることを知っているすばらしい方でした。
一般的にも、霊媒体質の方が、大きな病気やけがをすることで、さらに大きな霊力が宿ることがありますが、そのもっとも代表的な例の方です。
そのことがわかってから、神と直接、会話するように、与那国島の歴史のことや神々のことを詳しく聞くことができました。
この与那国島は、ポルトガル・オランダ・台湾の方たちの文化や血が入って、大きくその信仰のなかで神の存在が伝えられています。
特に、オランダからは、宣教師が多く入り、現在の日本で作られている野菜のほとんどのルーツを伝えた島だということもわかりました。
最も驚いたことは、宮古諸島にまだ人が住んでいない時に最初にたどり着いたのが与那国の人たちで、一番、最初にたどり着いた島が”来間島”だったということです。
ここでやっと、私が呼ばれた伊良部島・宮古島とのつながりが出てきました。
民族の交流からわかることは、その民族が守っていた精神・神・文化を通して、日本という島にたどり着いた人たちの目的や思いが現代の日本人の意識の根っこにもつながっているということです。
古事記や日本書記でも書物に残される内容のほとんどは、常に、公開できない部分を削除し、当時の政府に反感をかわないよう歪められているものがたくさんあります。
大切なことはその土地に住み続けている方たちと直接、話をすることで、その方の知識を越えた後ろにいる先祖や神たちから、直接、その当時の情景を見せてもらうことができます。
この男性(神)といろんな話をしていて、この土地を守る神が望むものを叶えてあげたいと思いましたので、「何かして欲しいことがありますか?」と尋ねると、この島の神々でちゃんと立っていない神を起して欲しいということと、自分達では手を付けられないところがあるのでどうにかして欲しい場所を教えてもらいました。
また、龍の神を奉っているところにもご挨拶することになったので、急遽、明日は、朝食抜きで、朝、7:00から祈りを開始して、全ての祈りが終わったら、そのまま空港に行くことになりました。
6/25 AM7:00~11:00 与那国祈り二日目
島の守り神の男性は仕事を休んで一緒に道案内してくださいました。
1、海を守る龍宮神&金毘羅様の神を立たせる祈り
素晴しいこの場所の龍と金毘羅さまは、私達の祈りをとても喜んで下さいました。大きな力を与えさらに大きな役目ができるよう、大きな神々とのつながりを復活させました。
2、西の番(西を守る大きい岩)
この岩は、イースター島のモアイ像とつながりを持ち同じ役目をしていた石です。全宇宙の本来の存在意味を理解している方は、この石が与那国にある意味とムー大陸のつながりを感じてください。
3、龍門(龍の入口)へご挨拶
すばらしいエネルギーが流れているこの龍門は、島の神を守る彼が開いた場所です。
4、ヌル願(ノロたちが航海安全を祈る場所)へ挨拶
人々の願いを叶える祈りのみを仕事としていたノロたちは、王様任命の最高クラスの神人として、沖縄のどの島でも大切にされてきています。
しかし、大きな役目だからこそ、その裏にはとても悲しいで事実が常にあったということを理解してください。
人が人に願いをすることで起きるさまざまな人間感情のもつれは、今も、まったく変わっていませんね。”祈り人の霊性”と”人間性の部分”をもっと自然に受け止めて学んで欲しいものです。
5、久部良バリ(くぶらばり)・・御霊上げ
ここはとても悲しい事実があった場所です。流球王朝時代、人頭税が厳しく取り立てられたために、ほとんどの子供たちにも税がかかり、家族の食料さえ守れない辛い時代がありました。
そのとき、島の人間を増やさないために、身ごもった妊婦たちを中心にこの岩場に連れてきて、岩から岩へ飛び越えなければ生きることを許さないという「人べらし」の場所がここでした。
反対側に飛び越えられずに、落ちて登れずに死んでいって人たちの悲しい思いとその御霊たちは、この岩場全体に張り付いていました。
その数、数百体を越える御霊たちです。岩の割れ目の真ん中で、赤く光っているエネルギーが、御霊たちの集ったものです。
唯一、救いになったのが、ここの御霊たちの思いを感じてみると、苦しい・辛いとは言ってきますが、自分達が犠牲になって、家族が生き残ったことを知っているために、犠牲になったことで誰かを恨んだりはしていないことです。
「水を下さい」と言われたので、たくさんの水を割れ目に入れてあげました。そして、大きな犠牲になった御霊たちに感謝し、その思いを大切に伝え守り継ぐことを約束して、この場所を新しい命が生まれる場所として場のエネルギーを大転換しました。
この島の人たちはこの事実を知っているからこそ、誰も手を付けられなかったと話してくれました。
自分達が生かされていることは、誰かの、たくさんの人の犠牲があったことを知っていてその土地に住み生き続けている人たちです。
過去を批判することは簡単ですが、そのおかげで現在生きている人たちがいることを、感謝で伝える生き方をしなければいけないと強く感じました。
6、龍の角(つの)・・・金龍の場所・平家がたどり着いた浜
この浜には今でもたくさん平家の落人たちの霊が集り、その姿を霊能者たちに見せているそうです。この場所を守る金龍・銀龍のつながりを大きくしながら、悲しみでたどり着いた平家の人たちの辛い思いを天昇させる祈りを捧げました。
7、山にある三つの岩(台湾にも同じものがあり互いに向き合っている)
この岩は、真ん中が王様、左が王妃、右が側室の御霊の意味を持っています。男性と女性が力を合わせて、互いの役目を守る意味と、日本と台湾のつながりをつないでいる力の証とも言えます。
流球王朝時代にも、大和の時代にも、現在の日本国になっても、ほとんど守ることをされなかったこの島を影で守ってくれていたのは、実は、台湾だったことをこの神の守る力から理解することができます。
8、地球の軸(北牧場の中にある岩)
宇宙につながり、地球の底(すく)にもつながるこの岩は、地球を安定させる軸として、この島の北にあります。地球を守る「地軸」の役目と理解しておいてください。つながりに感謝の祈りを捧げました。
9、西崎(いりざき)・・日本最西端の祈り
与那国島から沖縄本島の距離は、沖縄本島から九州までの距離に似ています。昔から与那国にたどり着く外国の船も、与那国から遠く離れた日本の島々に渡る船も、黒潮本流の流れにのって移動していました。
ですから古来の文化の大切な情報や知恵は、潮の流れに沿って移動しながらあちこちに残っているのです。
北海道の先住民族アイヌたちも、実は同じ方法で、世界中へ航海していました。
先住民族の知恵は、星や海や風や太陽からメッセージを感じながら、生きるすべを大切にしていました。忘れかけたその知恵は、私達の魂に生きていることをどうぞ思い出してください。
10、不老長寿の水
この島の神々が守りついでいるもののなかに、「不老長寿の水」があります。それは、西洋からの神と中国から神が守ってきた知恵の大切な場所です。この水が豊富な島の水は全て軟水ですが、唯一、この水だけが硬水の水として湧いています。地元の人でもわからないこの場所を教えてくれた神の男性から私たちは光の水をいただくことができました。
11、水龍が守る「天の岩戸・月読の神」の場所
白く光っているのが、この場所を守る水龍の頭です。龍をこの場所から開放して、自由に飛び回るようにしてあげました。この最後の場所のすばらしい水のエネルギーに全員が癒されました。
全ての祈りをありがとうございます。