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母の先祖地祈り 岩手県の自然の美しさ

父方の富山県の先祖祈りを終えてから、母の先祖地の岩手県にいきました。

その近くの山あいにある中尊寺は、紅葉がとてもきれいな季節でした。

私は一年で一番好きな季節が、この紅葉の時期です。

半年間の緑の葉っぱと木々の成長のあとに見せてくれ自然界のイリュージョン!

このあと半年間、真っ白な雪に包まれる北国の山々があるからこそ道産子にとって春は、特別な季節に感じるのです。

 

先日の沖縄で30℃近くあったと思えば、北海道に帰ると朝晩の冷え込みでストーブに火を付けて過ごし、まもなく訪れる雪の準備に追われます。

冬用の洋服の衣替え、冬用の寝具に交換、毛布の入れ替え、冬タイヤの交換、暖房器具の整備、灯油の手配、・・・お母さんたちは漬物の準備と北海道の冬支度はたくさんあります。

スーパーの店頭にかっこよく並んでいるきれいな大根たちの裏側に収穫量が多い年の野菜は、価格安定の為に捨てられていく野菜たちがいることを消費者は知らないといけません。それも消費する側の責任です。

消費者の4つの権利は「安全であること、知らされること、選ぶ権利、意見を聞いてもらう権利」がありますが、「生産者を守る権利」も必要だと私は思います。

 

問屋や市場、仲買人や流通業者の複雑な経路を経てスーパーの店頭に並ぶ野菜や果物たちも、一人の農家が手塩をかけて作ったものです。

しかし農家の現状は、後継者不足で農家の離職者が増えていることから、消費者が自分たちの力で生産者を守るようなかしこい消費者が増えることを願います。

「自分がして欲しいことを他人にしてさしあげる」

この利他心こそ、こういうところに働いて日本の自給率を上げてほしいものです。

このままでは日本はいつの日か、お金を出しても欲しいものが手に入らない時代がやってくると感じています。

便利なコンビニやスーパーに並ぶものも、貨幣価値と流通経路の安定があってこそ成り立ちますので、何かが壊れた瞬間に、その全てが停止します。

そんな時にでも、安全と信頼を人間関係で繋ぐ消費者と生産者の心のネットワークが必要なのです。

まず身近で生産している農家の現状を知って、あなたのできることから始めて下さい。命を育む仕事をなさっている農家の皆さんに、心から感謝いたします。

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