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日本人の思想とカルマ

これは日本国に限らず、世界中の国々が国家を作る時になされてきたことですが、今、皆さんが日本人として信じている思想や考え方を統一してコントロールしやすいように、作為的に隠した事実やその時々に新しく作られた思想が、歴史や宗派思想の中にも多く残っています。

それは日本の歴史を振り返えると決して豊かな国ではなかったからこそ、当時、作られた思想がうまく働いたと言えますが、これだけ物質優先思想や自由な発言ができる時代になると、逆に、それまでの日本人全員に刷り込まれた思想が大きなカルマになってきています。

 

本質的に人間という動物は、狩猟民族です。

生き残ることに本能が働くようになっているのがその証です。

しかし日本は縄文時代に狩猟民族から農耕民族(定住型民族)に進化したとき、それまでになかった新しい村という集団生活のルールが必要になりました。

狩猟民族をアメリカ人気質と言ってもいいでしょう。個人主義に代表される自分の生き残りや成功を最大のステイタス(勝利:誇り)と考える思想です。反対に農耕民族は、定住することを選んでから互いを守るための新しいルールをつくりました。

日本人は世界でも珍しい農耕民族の代表的な国と言えるでしょう。

これほど農耕民族意識が発達したのも大きな大陸から離れた島国という閉鎖的な条件があったからです。日本人の根幹的思想には縄文時代から続く「村文化」があります。

それに加え世界から入ってきた儒教・仏教・キリスト教などの宗教の教えが大きく影響しています。近年に作られた最大思想は天皇制に代表される「特別な国民意識」と「国家家族思想」でした。

特攻隊を神の子と呼び、家族のために命を捧げることを名誉とした狭義も現代では通用しませんが、日本人の倫理思想の根幹には今も残っています。武士道もそのひとつと言えるでしょう。

命の扱いをこれほど特殊に扱うことを許した思想の国民は、世界にも多くありません。

単純に考えると、誰かが作り上げた思想にこれほど強く先導され続けてきた国民も少ないと言えます。

私はイデオロギーを唱えているわけではありません。

皆さん一人一人がそのことを考える時代に来ているとお伝えしているのです。

日本人は、誰かの言葉に共感したり反発することがとても得意です。

それは発想を加えていく能力が高いとも言えます。しかし、個人と個人が向き合って自分の意見を伝えることがとても不得手な国民でもあります。

それは家族の中でも、会社の中でも政治や経済の世界においても同じです。

自分の考えをたくさんの人に理解させる能力が養われなかったことが原因です。

日本の学校教育に代表される集合教育もその原因のひとつのようです。

この日本人の気質は「タイタニック号の笑い話」にも登場します。

世界中の人が乗り込んだ大きな船が沈没するときに、アメリカ国民には「国家のために飛び降りよう」といえば船を飛び降ります。

イギリス人には「女王陛下のために飛び降りよう」と言えば飛び降ります。日本人は・・・「みんなが飛び降りたから飛びおりよう」というと全員が飛び降りるという笑い話です。

でも、笑えませんね、当たっている部分があるだけに・・・。

他の国からは「考えない国民」とも言われています。

だから強いリーダーシップを発揮する人間が現われると、その人に期待したり依存する心が大きく動きます。

リーダーは国民の意識を先導しやすいような情報を流して国民を信じ込ませながら洗脳します。

私は永い時間をかけて刷り込まれてきたこの洗脳的された思考の部分を「日本人のカルマ」とよんでいます。

現代はテレビに代表されるほど、あるゆるマスメディアが発達した情報化社会ですがと、実はこの日常の情報の中に大きな洗脳エネルギーが動いていることに気づいて欲しいと思います。

情報操作に気づく一番簡単な方法は、ひとつの記事に絞ってあらゆる情報ツール(テレビ局別の評論・雑誌・インターネット記事・新聞の社説)などを見比べてみると違いがすぐ見つかります。

大切なことは大きく右寄り(同調)な意見と大きく左寄り(批判)意見に左右されないで自分なりに真実を考えてみることです。

日本人は自分で決断して、自分で行動して、自分でその責任を全うすることがとても苦手な国民とも言えるでしょう。

でも世界の人たちは今、日本人の行動を見守っています。

地球上で数少ない先進国に急激に成長し、豊かな物も手にいれて、たくさんの情報もあり、その選択を自由に選べる数少ない国だからです。

もう世界の誰もが、アメリカに地球のリーダーシップを託すことはしないでしょう。

この自己責任の考え方が必要な理由は、個人の生活においてだけではなく、地球の未来のことを一人一人が真剣に考えるべき立場に日本人全員いることを気づかなければいけない時にきているからです。

この現実世界のアセンション(目覚めを引き起こす出来事)が、2009年から始まります。それは日本人が今までに経験したことがないくらいショッキングな出来事が起きるということです。

その出来事を他人事として批判中傷するのではなく、あなた自身のことだとしたらどうするべきかを考えてみて下さい。

あなたが世界を変えることができる一人だとしたら、今、何をするべきなのか?

そのことに気づいて欲しいのです。

明日11/26から、九州神事として鹿児島・霧島に入ります。、12/8からは四国と岡山へ神事を行います。

この二つの神事は「日・火・陽」をテーマとした宇宙神事になります。

九州は火の国と言われていますが、火を守る山としては阿蘇山が女性性の山、また男性性の山として桜島があります。

桜島は活火山のため登れませんので、男性性で対になっている九州最南端の山「開門岳」に11/27に登り、宇宙の意志を確認する神事を行います。

九州がなぜ火の神を祀っているのか、その理由は沖縄の火の神(ヒヌカン)と同じ神信仰のルーツがあるからです。

そしても邪馬台国卑弥呼伝説にも語られる天照(アマテラス)は、実は何を示しているのか、そのひとつひとつを土地の神・山の神と対話しながら真実を公開します。

 

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