【河東郡鹿追町】北の龍神祭 2008
2008/11/30午後・・・北海道然別湖温泉ホテル風水の最上階にあるご神殿におきまして、この一年日本各地のご神事で神様から頂いた神言葉を詔としてご報告させていただきました。ご神殿には三十年間、毎日この然別湖の神様に祈りを捧げているおかみさんとご神殿を守っている神主さんが同席されて祈りを共にして下さいました。
神事の前に禊(みそぎ)をしていると心の中に「ひもろぎ」という言葉が何度も聞こえてきます。その意味を神主さんに教えて頂くと、「神が降りる場所」だということです。明日の龍神祭のひもろぎの場所を確認して日の出を待ちました。
12/1 am 7:20 然別湖の日の出
龍が守る火の神、風の神、水の神、土の神へ祈りを捧げながら、参加されたお一人お一人の宣言文を炎と共に天へ焚きあげました。私に降りた言葉は、次の四つです。
「神ひもろぎ 火の神降りましてございます 水の神降りましてございます 風の神降りましてございます 土の神降りましてございます 神と共にありなむ」
「神祓い 神の御言葉唱えたもうもの 神となむらむ 神ひとつとなりて信なり」
「無意我 無意志 神と共にありまする」
「身ひとつ着ひとつ 産まれおちたる皮はいで生まれ変わり 始まりが終わりです」
前日の吹雪が嘘のように晴れ渡った然別湖は、新しい日の光と湖の輝きに冬の風さえ温かく感じます。龍神祭を滞りなく終えてからご神殿を眺めると、左側の神の座が落ちついていません。この然別湖の神様が以前より大きくなった為に、今年春まで祀っていた八大龍王神を降ろしたという報告は聞いていましたが、どうやら昨日からの「ひもろぎ」のメッセージは、この場所へ降りたい神様がいる事を天が教えてくれていたようです。三社の左側に置いてあった「ひもろぎ」が小さいので手を加えて頂き、神の座を整えました。
おかみさん、神主さんにもご参加いただき全員で正式な神降ろしの儀式が始りました。神主さんの太鼓の音で天門を開け、天の神計らいを待ちます。最初に降りた言葉は、「大神(おおかみ)」でした。どうのような大神様でいらっしゃいますかと尋ねるとしばらくして「艮(うしとら)の大神」とおっしゃいました。
この「艮大神(うしとらのおおかみ)」様は、よく耳にする丑寅の金神様よりも力が大きく、国の建て替え立て直しをなさる力の強い大神様です。この瞬間に、この場所に降りた意味が新しい日本国の建て替えが本格的に始まることを伝えています。日月神事のメッセージをご存じの方ならわかると思いますが、この大神様は今までも神道ならクニトコタチと呼ばれ、アイヌの神ではオキクルミカムイと呼ばれて大切な時に降りて下さっています。
おかみさんからこの然別湖の中心の神様は、神世七代と呼ばれる天之御中主神(あめのみなかぬしのみみこと)から始まる形の無い七代の神様がいらっしゃると教えて頂きましたので、右側にあるご先祖一円のつながりを守る仏様も加えた三社祈りを最後に捧げました。
今回の神降ろしのエネルギーはとても大きく、その祈りを終えると倒れる人が出たほどでした。祈りを捧げている最中の私自身の身体も珍しくグラグラ揺れていたので、降りる神の大きさがわかりました。大きな神様はその大きさに見合うエネルギーを発します。霊や神の媒体として受け取るチャンネル意識を持っている方は強い神エネルギーを受けすぎた結果でした。
神事は人間のすべて解き放つ祈りですから自分を守ることはできません。そういう状態になるからこそ、神の声が聞こえてたり、感じたりするのです。そういう方の精神鍛練は当然ですが、自分のカルマを終わっていないとカルマ要素の部分すべてにエネルギーがかかり、苦しむ姿をたくさん見ています。
沖縄の比嘉さんはよく「祈り」と「巡礼」と「神事」の違いを説明されます。「祈り」は自分のため、「巡礼」は自分を足りない所を気づくため、「神事」は自分をすべて神に預ける祈りだと教えます。ご神事に参加して下さるお一人お一人の魂の輝きは、その人の人生を変える経験になることを知っているからこそ、ご参加して下さいます全ての皆様に心から感謝いたします。