自己浄化
あなたが本心と裏腹に他人の為に嘘の人生を生きる事こそ、この地球を破滅に追い込んでいると知りなさい。
「本心」、つまり、あなたが本当に思っている事と裏腹な生き方をすることは、あなたを守護している神様から見れば自分に嘘をついている事になります。
なぜ自分に嘘をついてでも、他人に合わす生き方をするのかと言えば、否定されたり受け入れられない辛い経験をした事で、その辛く寂しい記憶が残っているからです。
本来、人間の魂は「大いなる繋がり」を感じる事で安心して生きられる様に設計されていますが、その「繋がりから外れる恐怖」を一度でも感じてしまうと、心が凍りついたり萎縮した記憶が残ってしまいます。
「仲間はずれやいじめ」のように辛い体験をした人は、常に周りの人から自分が受け入れらえているかが気になる生き方をしてしまいます。
自分の周りの社会(家族・学校・PTA・町内会・会社)から否定される経験は、二度と同じ苦しみを感じたくないと思えるほど辛いからこそ、「自分らしさ」よりも周りの人に受け入れられているかを大切にします。
理由は、周りに認められる事で「所属している安心感」が生まれるからです。しかし残念ながら、この辛い体験をした人で親や兄弟姉妹・友達に正直に話せた人はとても少ないのも事実です。
ご本人はその記憶さえ忘れてしまっていて、自分は昔からこういう性格だと思い込んでいる人も多く逢いました。
今までお会いしたたくさんのお母さんたちの心の苦しみを聞いていると、その原因のほとんどが誰かに否定された辛い体験で大きなショックを感じてしまい、そこから生き方を変えてしまった人が多く見受けられました。
「本心」のまま、正直に生きてこれなかった母親は、必ずその子供も同じようになってしまいます。
理由は、母親自身が苦しみを乗り越える知恵を持っていない為に、子供が辛さや苦しみを体験した時に勇気を与えてあげられないからです。
こういう経験をした多くの女性は、影口やうわさ話に興味を持ち影で誰かのうわさ話をしながら言いたい事を言う事で自我を満足させる「おきかえ」という方法で自分を満足させる様になってしまいます。
反対にいじめにあった男性の多くは、「自分は弱くないもん」とばかりに、無理して強気に生きる方法を選び、自分の苦しみは無いものにしようと力を入れて生きてしまいます。
しかし、ここ十年以上の顕著な例として見られるのは、男女に関わらずこういうエネルギー転換が上手にできずに内向的になってしまい、卑屈さを超えて思考が歪みだし、うつや統合失調症などの病名を付けられる人たちが増えています。
うつや統合失調症の初期の状態としては、質問をしても自分の本心を正直に話せないケースが多いと私は感じています。
親子でも夫婦でも友達でも、永く付き合っているのに、実は、本音で話ができないまま時間だけが過ぎている人間関係が多くありますが、その溝を埋める事は簡単ではありません。
こういうケースの具体的な指導としてセッションやスピリチュアル講座で詳しく説明していますが、皆さんにすぐに実践して欲しい事がひとつだけあります。
それは、勇気を振って「自分の本心を聞いてもらう努力」をする事です。
相手が聞く体制を整えてくれるやさしい人なら言いやすいと思いますが、そうではない場合、「ねえー、これから私が変な事を言うかも知れないけど、ただ聴いておいてほしいの。」と前置きをしてから話を聞いてもらって下さい。
こういう話ができる人は、あなたにとって大切な人のはずですから、どうぞあなた自身も本心で生きる為の一歩を歩み出す努力をして下さい。
あなたが自分の奥底にある言葉を素直に伝えられる様になると、下意識のマイナス想念は薄れ、感謝の言葉が湧き出るような歓びが地球に満ち溢れるはずです。
あなたが変われば、地球の未来は変わります。