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【静岡県】御前崎祈り

伊豆神事(2009年10月28日~30日)では伊豆半島全体の四方祈りや天城山登山も行いましたが、南端の「石廊崎(いろうざき)」からは駿河湾を挟む形で「御前崎」が向き合っています。

この伊豆神事を行った理由も、2009年8月11日に震度6弱の地震が駿河湾で起きたからですが、これより後の地震は、「大難を小難に納める祈り」を土地神や天城山を守る老龍に行いました。

この土地にはインドネシアやインドなどの南方から船で日本に渡った海人(あま)族の歴史が残っていますが、日本に伝来した大神様の目的を感じるからこそ、行かなければいけないと思っていた場所でした。

灯台がある高台に登ると、御前崎全体を一望できる美しい風景が広がっています。









この場所から見える全ての自然を見守る神々にお礼の祈りを捧げると、私の祈りに対して褒め言葉を下さったあと、「この地に伝わった人間や神様の意味を理解して欲しい」と言われました。

土地に住んだ人の意思を探るには神社が一番早いと気づき、閉店準備をしていた売店のおばちゃんから近くの神社を訪ねると、三つの神社を教えてくれました。

灯台から一番近い場所にある「御前神社」は小さくて古い神社ですが、とてもしっかりした神気を発しています。

祈り始めると、すぐに奥から何かを差し出してきたのでありがたく受け取ると、三つの鈴を丸い鉄芯で繋いだ形の「五十鈴(いすず)」を下さいましたので、道案内をしてくれた国守り宣言をしている女性に差し上げました。

次に、長さが1.5mもある長い刀は日本刀より太く中国剣より細い形ですが、柄と刃の部分に模様が入っている刀を下さいました。刀の形や模様は、母国を表す手がかりになります。

これまでの色々な場所で神様から頂き物をもらいましたが、神様が「五十鈴(いすず)」を下さる意味は神の御心に繋がる許可の意味がありますし、刀を下さる意味は神意思を分かち合う意味があります。

お礼を述べてから隣の小さな祠にご挨拶すると、今度は、「赤い布」を下さいました。「赤い布」の次はその両側に下げる為の「紫色の布」も二枚下さいました。最後は、黒い蜀台のような供物を載せる台も下さいました。

神様から祭事に使う大切な道具を頂く意味は、他の場所の神様と大切な話をする場合に必要な神様の手形の意味があります。

神心にお礼を伝えてから帰ろうとすると、「御前神社」のさらに奥に大きな「駒形神社」があるのを見つけました。最初に全く目に入らなかったのも不思議ですが、神様が祈る手順を教えてくれたのだと思っています。

「駒形神社」に祀られている神様は、安閑天皇元年(531年)鎮座とありますのが、さらにその奥には以前この土地に入った人たちが祀った神様がいるのを感じたので、古い神々に感謝の祈りを唱えました。

すると、こんな言葉が返ってきました。

我々はこの地に入りし民族の証を守る為に祀られているものであります事を心に納めておいて下さい。

やっぱり!

先ほど下さった神様の頂き物は、その「民族の証」となる大切なものだからこそ下さったのだとわかりました。この土地には歴史に残せない大切な神様たちがいた事を見えない扉を一つ一つ開けるように導かれているのを感じます。

次に向かった神社は、「白羽(しろわ)神社」です。

「白羽(しろわ)神社」の御祭神は、天津日高日子穂々手見命(あまつひこひこほほでみのみこと).豊玉毘賣命(とよたまひめのみこと).玉依毘賣命(たまよりひめのみこと) とありますが、やはりこの神様たちではない存在たちがいるのを感じます。

祈りを始めてしばらくすると、「そのままで居て下さい」と声が聞こえてきました。もういいかな?と思っても、また「そのままで居て下さい」と言葉を繰り返します。

こういう経験は以前にもあったので思い返すと、神様が祈りのエネルギーを通じて私の意識へ情報をダウンロードしてくれた事を思い出しました。

「今、ダウンロードしているんですか?」と尋ねると、「そうです、まもなく終わりますのでもうしばらくお待ち下さい。」と言います。何の情報かは、心の中で何となくわかっていました。

祈りを終えたあと、暗闇の中から御神鏡を撮影すると神様の顔が写っていたのには驚きました。

目に見えない物を写すのもご神鏡の力ですが、神様が姿を見せる理由はひとつだけですので神様の御心を十分に理解し、私は必ず役目を果たすと宣言しました。



夕日が落ちる中、最後は「池宮神社」へ行きました。「池宮神社」の御祭神に「瀬織津姫(せおりつひめ)」がいたのには驚きました。

北海道の苫小牧神事で見つけた古い神様も「瀬織津姫(せおりつひめ)」でしたが、新しい国を作る為に大切な働きをした場所の証とも言えます。

「池宮神社」には大きな龍の池がありますが、この池に皇円上人(こうえんしょうにん)が人々の苦しみを救う為に入定された事が書かれていました。

またこの池の底は、長野県の諏訪湖と繋がっていると言い伝えられているのも、土地を守る龍の働きを示す意味で大切な池だとわかりました。※白い丸はオーブ(精霊)です

2009年後半から関東・東海地方へ何度も通っている理由は、江戸と京の都を結ぶ「東海道」の土地カルマを外す事が目的で通っていますが、鎌倉幕府制定によって公家社会から武家社会になった時代に日本人の精神性が大きく崩れた事が原因だからです。

当時、なぜ日本人の精神性の象徴である天皇や朝廷の公家社会が倒れたかというと、天皇家 72代白河天皇(1053年~)、73代堀川天皇、74代鳥羽天皇、75代崇徳天皇、76代後白河天皇(1127年~)の世継ぎ争いが大きな原因になっています。

沖縄の神事をしている時にも天皇家の隠れた血筋情報が何度も出てきましたが、天皇家血筋カルマが今の皇族の世継ぎ争いにも影響している事は、皆さんも御存じのとおりです。

日本に定住したいくつもの民族の精神性を束ねながら「新しい日本人の精神性」を産みだした裏側には、各地の土地に住み着いた人の思いが染み付いているからこそ、混乱した日本社会の精神性を整え直す為に「土地役目」を持っている人たちが動き出さなければならない時なのです。

アイヌ民族や琉球民族の女性たちから学んだ事は、「本来、女性は先祖祈りと土地祈り」が役目で生まれているということです。

アメリカに住むメディスンマン マリリンさんと話した時も、自然と対話する力や薬草の知識、安全な食べ物を手に入れる知恵を女性が持っていたからこそ、家族の命を守る事が出来たし、だからこそどの民族もおばあちゃんたちを大切にしていると話してくれました。

その大切な役目を持つ女性が、自分の先祖の事や土地の歴史を知らなければ、子供たちへ語り続くべき財産や知恵を失ったのと同じだと思って下さい。

土地の歴史や先祖の事を調べる意味は、先人達がどんな思いで生きたかを知り、大地に根づいた生き方や考え方、そして精神性を育む事にあります。

現代のサラリーマン家庭のように守る土地や歴史を知らない転勤族は、「現代の狩猟民族」と呼ばれるような生き方をしている事にも気付いて欲しいと思います。

子供たちへ今、何を伝えるべきか迷っている母親が多いからこそ、私は女性たちが持っている本来の素晴らしい役目に気付いて欲しいと願っています。

土地を愛し御先祖を大切にする母親やおばあちゃんたちに歴史を尋ねる子供たちの姿こそ、真の教育の原点だと思っています。

 

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