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自分の足元を見なさい

11月11日の祈りで「陰陽大転換のエネルギー」を感じて何かに気づいた人も多いと思いますが、まだ気づかない人たちの為に自分が何をするべきかを考えてみて欲しいと思います。

20年前に「地球はひとつの生命体である」とメッセージを発信した龍村仁監督制作映画ガイアシンフォニーを見た人は、自分が考えているよりもっと大きな繋がりが人間と地球にあることを知っています。

また世界中をバイオディーゼルの車で回りながら環境破壊の実態を伝える人もいれば、反対に経済発展こそが今一番優先だと主張する人たちがいるからこそ、お互いが他者の問題点を解決する方法を見いださなければ、地球の将来もあなたの将来も明るい未来にはなりません。

誰かが問題を解決してくれるだろうと「他人まかせ」にしている人は、常に現実生活で大きな歓びを得られることはなく、毎日、些細な問題が起き続けて「自分がするべきことをしていない事実」を家族から突き付けられることになるでしょう。

これから大切なことは宇宙や地球という大きなテーマで声を張り上げることではなく、あなた自身がおかれた立場の中で「自分がすぐにできることをわかりやすく実践すること」が大切です。

皆さんは、今の時代にある物や人を「あって当然、居て当然」と考えていますが、戦争体験をした人たちや飢餓や貧困を経験した人たちが考える基準は違います。

物が無い時代を経験した人たちは「創造力と工夫」によって楽しむ為の努力をしましたが、「自分たちはその時代を経験していないからわからない」と言う前に、あなたが過去の事実から正しく学ぶ心を持たない限り、永遠に繰り返している愚かな戦いに巻き込まれてしまいます。

これからの時代のテーマは「調和や和合」と言われていますが、そこで最も大切な事はやはり「他者を批判しない」ことなのです。

龍村仁監督は「多様性を肯定しながら多様な未来を想像すること」と言っていますが、同じです。

自分と違う人の意見に耳を傾けながら「していることの違いはあるけれど到達したい目的地は同じ」だと理解する心や努力をすれば、他者を批判する必要が無い事にも気づきます。

正しい事を言っている人なのに、誰かのすることを批判するような言葉を発している人は「要注意」だと思って下さい。

その人の心の中に「戦い」のエネルギーがある限り、平和な現実は生まれません。

「戦わない」為に武器を持ち、自分の精神を鍛錬し続けた「日本の武士道精神」を世界の人が学んでいる時代なのに、反対に日本人が「平和ボケ」しすぎて武器を持たない事が平和だと勘違いしていることが多い事も残念です。

女性たちは常に、「命の大切さ」を訴えますが、どうやって命を守るのか、その「知恵」を持たない人は「守る武器を捨てた」ことと同じなのです。

大昔から女性たちは年長者から「命を守るための知恵」を伝承する事が大きな役目だったことをあなた自身が忘れていませんか?気づいた人は、すぐに周りの年長者から「知恵」を教わることです。

私たちが生活するこの現実社会は、常に「陰陽のバランス」で成り立っていますので、善人だけが集まれば素晴らしい世の中が出来る訳ではありません。

あなたにとって嫌いな人でさえ、誰かにとっては必要な人の場合もあるし、その嫌な人の行動から学ぶことで自分を正す道も学べます。

本当に人間全体にとって必要な学びが無くなった時に、起きる現実は全て変わるとも言えるでしょう。

そういう時代になった時に人間は何から愛を学び、何に喜びを感じて生きているのか、進化し続けた人間の行き先や目的地が本当はどこだったかを知る時期がいずれはやってきますが、今の時代は、まだそうではありません。

少し早くそのことに気づいた人たちでさえ、この現実社会の中で生きている訳ですから、あなたの嫌いな事も含めてその恩恵を受けている事実も認めなければなりません。

地球を加速度的に汚しているのも、地域の人の繋がりが薄れているのも、人と人の心の触れ合いが希薄になっているのも全て私たち日本人が望んだ結果だということは、あなたも知っているはずです。

つまり、直接あなたが手を下していなくても、今の社会問題全てが私たち日本人の欲求した結果だということを、あなた自身の責任として受け入れることが重要なのです。

そんな事も理解していない人同士が正しい事を主張し合って戦う姿を宇宙から見ている存在たちは、とても不思議に思っています。何の為に戦っているのか?結果としてどこへ向かおうとしているのか?と。

高次元意識に繋がっている方ほど「人間全体の集合意識の責任」もあるからこそ、これからは「自分の足元を見なさい」とさらに厳しく問われる事が起き続けるでしょう。

自分だけが良ければいいと思っている人ほど、自分の周りの問題があなたのせいだと責められる回数も増えるでしょう。

あなたがこれまで誰にもわからないと思って、心の奥底で考えてきた全ての事を問われる時代が始まります。それがどれほど辛いものかは、あなた自身も知っているはずです。

2011年は、「人間が地球に存在する必要があるかどうかを問う時期」までに大きく意識上昇する時間だからこそ、動くべき人が動き、考えるべき人が考え、自分のするべきことをしなければいけない時間なのです。

無責任な発言をしている人は、信頼している人から問われるという形で「自分」を知ることにもなるでしょう。

「自己犠牲」や自分がしたことを他人のせいにしている人は、自分を傷つける事が他人を傷つける事と同じだとわかる経験をさせられます。

精神世界の情報を現実逃避に利用している人たちは、強く「自分の足元を見なさい」という出来事が次々に起こります。

精神面と現実面の向上は人間の本能欲求だからこそ、常にそのバランスを問われる時代になるのです。

だからこそ、誰かの発言や行動を問う前に、まず自分の行動と発言に責任を持つ生き方を始めて下さい。

「愛と調和」は、あなたの心の中から産まれるのです。

 

 

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