今は過去の集積であり、また、未来を気づく礎(いしずえ)だからこそ、今をもって未来を占うがごとく、未来の絵図を描きなさい。
今は、今であり、 今は、未来なのです。
今を今として生きているか、もう一度、自らを問いなさい。
「今を大切に」という言葉の意味は、今の全てを感じて生きている人が少ないからこそ、今という瞬間、瞬間の思いで未来ができるていることをもっと感じなさいという意味なのです。
何に囚われているのですか、人間は・・・
何を持って、今を生きているのか?
今、大切なモノは何ですか?
今、大切なモノの優先順位を明確にできていないからこそ、今を大切に生きていないのですよ。
今は今であり、今は過去の集積であり、今は、未来を作る時だからこそ、今を未来だと思って、もっとしっかり今を生きなさい。
誰かがあなたの今を低く評価しようとも、あなたが楽しければ良いのです。
楽しくてワクワクして、溢れんばかりの思いを誰かと共有したいほど自らを歓びで溢れさせなさい。
時は、一時。
時間の概念は、あなた次第なのです。
もう・・・なのか、まだ・・・なのかは、あなた次第です。
今を生きる意味を、何かをする意味を、誰かと関わる意味を、もっとしっかり自分の中で確認し、「今」を十分満足して生きられるよう工夫しなさい。
今を工夫しない人は、未来も同じです。
今を上手に生きられない人は、未来も同じように悩みます。
今を感謝で生きている人は、未来も感謝で溢れていることでしょう。
今は、未来なのです。
今は、止まっていません。
止まっているのは、あなたの心だけなのです。
どこを見ていますか?
何を考えていますか?
何のためですか?
楽しいですか?
楽しくないなら、「やめる!」と決めてみて下さい。
実際にやめなくても、あなたは自分で決めた事をやめる決断もできるのだと気づくはずです。
やめることを決めると、心は楽になるでしょう。
悩みも減るでしょう。
では、続ける意味も見つけましょう。
もし、自分にとっての損得で物事を判断しているのなら、愚かですよ。
「人生は、損して徳とれ」と言われるとおり、今の得(とく)を追い続けると、必ず、結果は損をするようにできています。
今を少しだけ損をするように生きるのなら、必ず、その損だと思っている分の徳が積まれていますので、努力や運では得られない歓びの体験をすることになるでしょう。
このことを精神性などと言ってはいけません。
これは、昔から積み重ねてきた先人の知恵なのですから、未来からの文言ではないのです。
ただ、あなたにとって初めての言葉だとしたら、その意味を正しく知った今、今までの損得勘定を手放して、もう一度、人生を「損徳の生き方」に変えて下さい。
大切なことは損をしているように思えることでも、どこかワクワクしている部分があるのなら、そのワクワクを大切にして生きることです。
全てがワクワクになることなど考える必要はありません。
たった一瞬でも、ワクワクを感じるのなら、その瞬間を大事にして下さい。
今も未来も、努力さえも、わずかなワクワクのエネルギーに乗っていれば、必ず、大きなあなたの人生にも「徳」を得る時がやってきます。
今、いっぱいモノやお金や人に囲まれている人がいるとしましょう。
その全てを一瞬で失うことは、よくあることです。
失う恐れから、さらに溜め込もうとすればするほど、余計に物や人はあなたから離れていくものです。
これは宇宙の法則なのです。
「得たいのであれば、与えなさい」
循環の摂理は、この意味で成り立っているからです。
もしまだ、与えたものが帰ってきていないと思う時があるのであれば、まだまだあなたの努力が足りないということです。
良いですか、必ず、「与えたものは与えられている」ということに気付かず、足りない足りないと思っている自分の心をもう一度、見直してみて下さい。
全ての思いも、記憶も、友人知人も、全てを失う世界へ行くことはあなたもご存知なのですから、だったら余計に「今を大切に」、今を喜びに生きるように心がけて生きて下さい。
あなたの頭に上に、あなたを見守る神様がいるとしましょう。
神様から「あなたは幸せですか?」と聞かれた時に、「はい、幸せです」と言えない人は、永遠に幸せではない人生を経験することになる意味をご存知でしょうか?
この意味を正しく理解して、「今、私は幸せです。だからこそ、もっと多くの人にこの幸せを感じて欲しいのでお力をお貸し下さい」と言えば、必ず、あなたの周りの人も幸せを感じている人たちに囲まれます。
わかりましたか?
幸せの判断も、不幸の判断も、すべて自分次第だという意味なのですよ。
そして、その判断基準を変えるもの「今」なのです。
どうか、感謝が溢れる生き方をして下さい。
感謝する対象を見つけて、「ありがとうございます」と言い続けましょう。
美味しいものを食べた時は、「ごちそうまです。
本当に美味しかったです。ありがとうございます」とちゃんと言いましょう。
たくさん「ありがとうございます」を言っている人を見て、あなたはその人は幸せそうだと思いませんか?
神様が大切にしているのは人間同士の損得勘定ではなく、人間同士の助け合いや思いやりのバランスを常に整えているだけなのです。
だから、あなただけ幸せになることなど、決してない、という事も覚えておいて下さい。
あなたが幸せを感じたければ、周りの人を、目の前の人を幸せにしてあげて下さい。
今が、どんな状態でも一切、関係ありません。
ただ、感謝が溢れる自分で居続ければいいだけなのです。
人生で経験することは、こういう幸せになるための「おもいやり」を学ぶために、お互い交互に、幸せと不幸を演じて、感じているだけなのです。
だからこそ、想いのバランスをもっと大きな天秤に変えて、世の中全体の幸せを自分の幸せくらいに思って生きてみて下さい。
「今」ですよ、思ったことをする時は・・・。