命を守り合う仲間がいない時代
個人でお金を持っている人は、世の中にたくさんいます。
でも、「心が許せる本当のお友達」がいない人たちもたくさんいます。
自分の本音を家族にしか言えず、家を出ようとしない子どもたちと同じです。
「自分でお友達を作れない人」も増えていますし、人との関わりが苦手というより、避けて生きている人達が増えています。
男女の付き合いをしていない、もしくは、したことがない若者たちが約半数にもなっている現状にも驚かされます。
お友達の人数が増えると必ず「人間関係の問題」が起きてしまい、会社を辞めてから老後まで継続的に続く「仲間」を持っている人はほとんどいません。
「仲間」とは、その時々の都合の良い「お友達」と違って、永遠に志を同じくする「同士」のように生涯、「命を守りあう信頼のおける人たち」だと私は思っています。
どんなことがあっても支え続ける「強い絆」と、「命を守り合う強い信頼関係」は、家族以上にこれから時代に重要なものになると気づいた瞬間から私の行動は大きく変わりました。
サラリーマン時代に、行きたくないのに先輩のお酒のお付き合いで学んだことは、自分がしたいかしたくないかではなく、サラリー(給料)という「命を守りあう糧」の為に仕事以外の時間であっても人間関係を作るのが「会社員の命綱」なのだと学びました。
中には「仕事のあとの付き合いや上司と部下の付き合い」で永遠に続く関係もまれにありますが、会社を辞めたり、会社が無くなると会社を柱とした「命を守りあう仲間」ではなくなるので、ほとんどの人たちは会うことさえ無くなります。
女性も子供ができると「ママ友」ができたり、幼稚園や学校の役員を通して「命を守り合う責任」を背負いますが、子供が学校を卒業したあとまで続く人間関係はあまり多くありません。
つまり、人間はその時々において「命を守り合う基準が合う同士が付き合っている」ということが言えると思います。
家族においても子供が育って家を出ていくと夫婦だけになり、老後の不安を考えてスポーツジムやサークルなどの「健康仲間」を作る人たちが増えています。
お金を持っている人とお金がない人は一緒に行動することができないため、結局、「お金の価値でしか人間は付き合えない関係」になっているのがほとんどの人たちの現状です。
これは今の時代が、本当の意味で「命を守り合う仲間がいない時代」といえるのではないでしょうか?
だからこそ、相手が信用できるかどうかに悩み、国に自分を守って欲しいと訴える人たちが増えているのではないでしょうか?
昔、戦いに行った兵士たちはみな「戦友」ですが、志は、同じ目的を持つ「同士」として命をお互いに守り合う強い信頼関係がありました。
戦後70年経った今、失った大切なものが「命を守り合う仲間」だと思うからこそ、大切なことを気づかせるために二度の大きな自然災害が日本に起きたとは思いませんか?
大震災で亡くなった方たちには失礼ですが、生き残った人たちは「命を守り合う為に何が大切か?」を、その時に誰もが真剣に考えたはずです。
でも、もう忘れてますよね?
「命を守りあう同じ価値観」で生き残ることの大切さを・・・
私は西暦2000年に、これからの日本人に必要なものは、「命を守り合う仲間」だと思ったからこそ日本全国を飛び回り、個人の思いや価値観を超えて志同じく、多くの人の為に活動する仲間と一緒に希望ある未来を作ろうと思って活動しています。
その為に、「必要な時期が来た」とも思っています。
実際に、全国で様々な活動をしている人たちの価値観を共有できるインターネットサイトとして「地球創生SNS」を偶然、2011年の震災前に作りましたが、とても素晴らしい情報交換が瞬時にできましたし、さらに、地域で人の繋がりを作る活動の母体となる「全国支部体制」を2017年1月からスタートしたのも同じ理由です。
2017年1月から大都会の東京のど真ん中で「命を守り合う本気の仲間作りの場」として仮)オアシスハウスをオープンしましたが、実験的に選んだ都市は日本でもっとも食料自給率が低い東京のど真ん中の「新宿」です。
食料自給率 (生産額ベース)
・東京都新宿区 3%
・京都府京都市 21%
・愛知県名古屋市 32%
生産地から離れて生きていることの不安を乗り越えられるほど「強い志の繋がり」は、個人の価値観を超えた人たちで作られますので、ぜひ、思い同じく行動したい人たちは「地球創生SNS」に参加して全国で行っている地域活動や勉強会の場にご参加下さい。
2019年からは、誰もが直面する老後の不安や問題を完全に解消できる「新しいシステム」を事業として全国展開する予定ですので、そのために必要な資本・人材・教育システムを創り上げていきますので、個人や企業単位の共同運営としてご協力下さる人材を募集しています。
大きな志で日本を愛する人達が増えるための活動をこれからも続けていきますので、どうぞ、ご支援、ご協力をお願いいたします。