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宮古島 新城定吉さん 最後のお別れの時の話 2020年10月27日 

2015年12月23日に永眠された新城定吉さんの魂と対話することが辛くて宮古島に行っても石庭に寄らない時もありましたが、最後のお別れのときの思いを振り返った日が、2020年10月27日でした。

毎年旧暦3月1日にヤビジ祈りをする際、新城定吉さんにご挨拶しに行きましたが、付き添いの女性に新城さんが「吉岡さんはまだ、来ないのか?」と口にされていたそうです。

じゃあ、私が吉岡さんに電話しましょうか?と言うと、「いらんことは、するな」と言う新城定吉さんだったそうです・・・。

神と繋がっている同士のテレパシー通信には、人間の情など入る余地がないことを一番知っている新城定吉さんだからこそのお言葉です。

毎年、2回、私に会っていろんな話をすることをとても楽しみにしているとスタッフの女性から聞きましたが、私のほうは、まだまだ修行の身だと思えるほど、新城定吉さんの鋭い眼光の奥に神の愛を感じてお話させてもらっていました。

暑い夏も乗り切り、何度も、救急車で運ばれたと聞きましたが、「吉岡さんに電話しようか?」とスタッフが聞くと、吉岡さんは神様のことをしているので、ワシなんかのことで迷惑をかけてはいかん。電話はするなよ!」と言っていたそうです。

よくここまで飲まず、食わずで生き永らえて下さったと、ただただ感謝しかありません。

石庭のエネルギーも新城定吉さんのお体と同じように、優しく清らかなエネルギーになっていたので、それだけが嬉しく思いました。

寝ているお顔を見ると、魂が体から抜ける日が近いこともわかりましたが、無理して起きあがろうとしている新城さんを制して、初めて寝たままの会話を2015年の10月にしました。

「すまん、こんな姿で会話するなぞ、恥ずかしい・・・」と涙ぐむ新城定吉さんの手を取り、言葉にできない思いをお互いにテレパシーで通信しました。

多くの言葉ではなく、ここまで生きてきて良かった、吉岡さんに会えてワシも嬉しかったぞと、声のない思いをテレパシーで伝えてくれました。

永遠に手を離したくない気持ちでしたが、この繋がりのエネルギーを新城さんの魂に戻してあげて、少しでも生きながらえることを祈りました。

死は、ご本人と神とのやりとりで決まるからこそ、私は一切、自分の力を動かさず、天の意志にお任せしますとだけお伝えしました。

お互いに肉体を離れたあとのほうが、ゆっくり上でお話しできますので、少しだけ早めに天へ上がって待っていて下さいとお伝えしました。

ありがとうございます、新城定吉さん。

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