昔の50代には気概があった・・・
現在の70歳以上の人たちの世代は、親の救育のお陰で敗戦国の日本を世界一にするという共通認識の熱い思いがありました。
結果として、急速に日本は高度成長期を迎え、大きな成長を遂げました。
物も豊かになり、庶民の三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)が隅々まで行き渡った時代です。
しかし、ひとつだけ失ったものがあります。
それは、子供達に先祖が守ってきた大切な思いを伝える時間を作らなかったことです。
だからこそ、私は20年前から先輩たちにお願いしています。
自分の子供との関係がうまくいかない理由は、あなたたちが先祖たちが大切にしてきた思いを、子供にわかりやすく教える時間を作らなかったためだと自覚して下さい。
あなたたち先輩が変われば、子供達も変わりますからと、伝え続けてきました。
子供の反論に頭ごなしに怒るのではなく、「先人たちがなぜ、そうしたのか?」、「なぜ、自分もそのことを大切にしようと思ったのか?」、このことを話す時間を作って欲しいとお願いしました。
すると、素直に自分の言葉を変えてくれた先輩たちの多くの子供達は結婚し、孫も産まれています。
家に子孫が代々続く理由は、家長=長男が、子供達一人一人に正しく自分が受け取った思いを伝えることが重要なのです。
子供を産んでも、大切なことを親が教えなければ、子供達の心は育ちません。
逆に、親から教わった思いを子供達へ伝えた人たちは、孫たもがあなたに聞きたくなる時が必ず、やってきます。
「どうして、日本の国旗は、赤と白なの?」
「どうして、祝日に、国旗を掲揚するの?(しないの?)」
孫が産まれて欲しい人たちは、ぜひ、自分の子供達にそのことを話す時間を作って下さい。
わからないことは、自分で調べることも大切です。
女性たち、お母さんたちは、そのことを子供達へ伝え、伝承できるようにすることがお役目です。
娘が母となり、孫たちに教えられる大人を世の中に増やしましょう。
国家平定の為にも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
●1960年代から1970年代の高度経済成長期には1964年に開催された東京オリンピックや1970年に開催された大阪万博などによる特需などがあった。
そして1968年には国民総生産(GNP)が、当時の西ドイツを抜き第2位となった。東海道新幹線や東名高速道路といった大都市間の高速交通網も整備されていった。
また、戦後、焼け野原で何もないところから世界第2位の経済大国まで上り詰めたというのは世界的に見ても例が無く、第二次大戦終戦直後の復興から続く一連の経済成長は「東洋の奇跡」(英語では「Japanese miracle」)と言われた。
この驚異的な経済成長への憧憬や敬意から、日本を手本とする国が現れ始める(マレーシアにおけるルックイースト政策など)。現在では、「戦後#第二次世界大戦後」の代名詞として1960年代の映像資料が使われる事が多い。